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親子そろって悪役令嬢!?  作者: マヌァ
学園生活開始~学園祭。
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34話『素敵すぎた』

ヒロインがウザすぎるって言われたけど、大丈夫だよね・・・?


修正

部屋の間取りを修正しました。



授業が始まってから、魔王様の様子が変です。


今日は疑似治療の訓練で、2人1組でペアを作り、

治療する側とされる側にわかれる。

護衛がいる子女達は、護衛を相手に指定できる。

私は、ベリアル様を指定した。


疑似症状は火傷。


褐色の腕に、火傷の炎症を抑える魔法を発動させる。

症状の重度にもよるが、最大でも10分間はそのまま魔法をかけ続けなければ

ならない。


それを眺めているベリアル様はちょっと不機嫌だ。


「エミリア嬢、魔力の流れが不安定だぞ」


おおっと。

ベリアル様が気になって、集中できていないのを看破された。


とりあえず、不機嫌の理由は授業後で聞こう。

私は、気持ちを切り替えて、治癒に集中した。


今日の授業では、火傷全般の新しい魔法の開発についての

課題も出された。レポートを提出する期限は卒業までだ。


治癒魔法について、私は前々からやってみたかったことがあるので、

それらの内容を手紙にしたためて、父と母に送った。

もちろん、授業内容には触れてないよ?


ちなみに、「聖霊の契約書」に著名されている人同士の会話なら

契約違反にならない。

そこは、聖霊様ががんばってくれるのだ。

だけど、その著名者同士の会話を第三者が偶然聞いてしまったりした

場合は聖霊様でもどうしようもない。

こういった抜け道はけっこうあったりするのだ。


午後の授業が終わったので、皆それぞれ帰り支度を始めている。

今日の授業では午後からは選択授業のみ1種類だ。

朝8時から授業が3回(3時間)で休憩2回(1時間)でお昼休み(1時間)になる。

午後の授業は昼13時から1回(3時間)の16時で終了だ。


たまに、朝と昼の授業内容が逆になるときもある。


授業終了時にそれぞれ解散になるので、

カフェに向かったり、寮に帰ったり、早めの夕食を食べたりするのだ。

もちろん、友人同士で敷地内で遊ぶのも自由だ。


私は、帰り支度を進めながら、先ほどのことをベリアル様に聞いた。


「ベリアル様、大丈夫ですか?」


無表情のベリアル様がこちらを見る。


(うう……やっぱり、怒ってる?)


「どこか具合でも悪いのですか?」


「いや……あ」


ん?


「そうだな! 私は具合が悪い!」


は?


ベリアル様は、さっきまでの不機嫌さが無くなり、

いつものニヤリ顔に戻ったようだ。


顔と言葉が合っていない。



「さぁ、具合が悪いことになったので、寮に帰ろう」


「なったので?……わ、わかりました」


とりあえず、元気になったようだ。

困惑する私をせかすように、馬車で寮へと帰ってきた。

寮の談話室は3箇所あるが、今日は全部使われていた。


「どうしましょう?」


「私は、具合が悪いのだぞ? 部屋に戻るに決まっているだろう?」


あ、まだその設定続くんだ。


「そ、そうでしたね」


「そうだぞ。エミリア嬢も部屋で休んでいたまえ。

 夕食の時間になったら、食べに出よう」


「分かりました」


2階のエレベータ前でベリアル様と別れたあと、

私は自分の部屋へ戻った。


ちなみに、寮内は8階建ての高級ホテル並みの豪華な作りだ。

魔道式エレベータもある。


部屋にいた侍女2人にかいがいしく世話を焼かれて湯浴みをする。


領の部屋の間取りは全て一緒だ。

入り口には、少し広めの廊下があり、扉が一つだけある。

左右には、クローゼットと靴箱、枝分かれしたハットスタンドがある。

扉の先がリビングだ。


私の寮部屋のリビングは白の絨毯にネコ足のついたガラス張りの机が1つ。

机を挟んで、向かい合わせの白いソファーが2つ。

観葉植物を扉側に1つと本棚がある。


白いソファーは組み立て式で背もたれを倒せば広く使える。

私は、皮生地より麻生地派なので、ソファーの生地は麻だ。


主に、お客様が来た場合はこの部屋以外には通さない。


リビングの入口から左奥には従者用の待機室。

侍女用の待機室は、日本で言うキッチンだ。

広さは10畳くらいだろうか。侍女用のイスと机があり、

保存が利く食料やお菓子、紅茶などもある。

軽食や紅茶をティーカートに乗せて運んでくる場所だ。


リビングの入口から真正面にはトイレの扉がある。

リビングの入口から右奥が寝室だ。

寝室の扉の隣に本棚があり、その隣にはバスタブへの扉だ。


寝室は天幕つきベッドとキャビネット、勉強用の机がある。

寝室の左側にはドレスルームがあり、

姿見の鏡と化粧机と私の制服や部屋着がおいてある。

ドレスルームはバスタブとも繋がっている。


ドレスルームで部屋着に着替えてリビングのソファーに座る。

フリルとリボンのあしらわれた水色のワンピースタイプの部屋着だ。

メーデに髪をいてもらい、冷たいアップルティーを飲む。

カーラはそそくさと、香油を使って私の足をマッサージしはじめた。


ここ数日がすっごく長く感じた。

まったりな時間を堪能していると、不意に魔法陣が光りだす。


「ぁ……」


そういえば、忘れていた……。


この部屋には、魔法陣アレがあることを……。


魔法陣の真ん中から現れたのは、首元に金の装飾のあるシャツを

着崩した、魔王様だった―――。


あきまへん。あきまへんよ魔王様!?

私の部屋に、何、悠然と入ってきてはりますのん!?


混乱して変な関西弁?が出てしまった。


とりあえず、魔王様のラフな格好も素敵すぎた。



ありがとうございました。

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