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親子そろって悪役令嬢!?  作者: マヌァ
学園生活開始~学園祭。
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23話『護衛契約』

よろしくおねがいします。


翌日の昼過ぎ、お父様が王城から帰ってくる馬車の音が聞こえた。


時間を作って来てくれたのか、もう仕事を終わらせて帰ってきたのか

どちらでもいいけど、私達は、談話室でお父様を待った。



結論から言うと、お父様はベリアル様を覚えていた。


20年以上前、お父様がまだ10代のころだ。

ラナー様とお母様をかくまい、自分達の国の危機を手助けしてくれた

ベリアル様に、国王様ともども大感謝しているのだとか。


ベリアル様と国王様が親友同士と聞いたときは大変驚いたとも。

私も、今聞いて驚いたわ。というかベリアル様、顔広すぎ。


そんなわけで、ベリアル様が私の護衛になることは大賛成された。

男の人が私の傍にいると怒るかなって思ってたけど、杞憂だったみたい。




■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■




さらに、翌日。お父様が学園の書類と必要な物資などを持ち帰ってきた。


「これで、手続きは済ませたからね。

 ベリアル陛下は、明日から学園の編入生だ。」



………………はい?



「すまない。手を煩わせた」


いや、ちょっと、まってーな。


「いえいえ。これも、娘を守ってもらうためですから」


混乱している私の隣で2人は楽しそうに学園について話し合っている。


「学科もすべて、エミリアと同じにしました。

 ただ、治癒科だけは特殊ですので。

 治癒科の授業のときは、ベリアル陛下は臨時護衛として

 ヴォルステイン家が雇うことにいたしました」



治癒の授業は特殊で、他国のスパイなどが学生に成りすまして

来ている場合などないように、騎士が配属されている。

もちろん、お貴族様の生徒の個人的な護衛の皆さんも一緒だ。


その騎士の一員としてベリアル様は治癒科の授業に参加することになる。


そして、学園からの配属ではなく、ヴォルステインの名前を出すってことは

周りに、エミリアの護衛と認識させ、区別させるためだろうと考えられる。



ちなみに、授業に参加する護衛や騎士の皆さんも

『聖霊の契約書』に著名済みだ。



そんなことより、



「ちょっとまって、お父様、ベリアル様。

 学園に編入ってどういうことですか?」


私のほうを見た2人はもう意気投合しちゃってる。


「どういうって、エミリアの護衛として近くにいてもらうためだよ」


「そうだぞ。エミリア嬢。それに、私は学園というものを知らないからな。

 ちょっと、ワクワクしている」


ベリアル様、本音がでちゃってるよ!?

なんなの、そのドヤ顔? めっちゃいい笑顔ありがとうございます!



「そうじゃなくって、どうして学園に通う必要があるの?

 護衛として近くに居るだけでいいじゃない?」


言葉が素に戻るほど動揺している。


領地に戻っているときに、誘拐されかけたとか適当な理由で

護衛を近くに置く方法は簡単に作れるはずだ。


そう言った事情の貴族はたくさん居る。何も、学生になる必要はないのである。


「そうだろうけど、侍女や護衛だと一緒に入れない場所とかもあるだろう?

 それに、もう手続きしちゃったもん」


もんじゃねーよ。


確かに、お父様の言い分もわかる。

サロンやお茶会は招待された生徒しか参加できない。

護衛は部屋の外で待機だ。図書室などもそうだ。


「わかりました。

 しかし、ベリアル様はどのような人物として編入されるのですか?」


そう、身分はどうするのかと聞いた。


「国王陛下の許可はもらってきたからね。

 ベリアル陛下は、ヴェルマという国の王子ということにしたよ。

 ベリアル王子の身柄はヴォルステイン家が責任を持って預かる子だ。

 学園で必要なお金もすべてヴォルステイン家が払う。

 かわりに、学園ではエミリアの護衛をして貰う」


なるほど。

ヴォルステイン家預かりということにしておけば

変な詮索もないというわけか。さすがお父様。見事な手腕であった。


ちなみに、ヴェルマとは魔族領の正式名称らしい。魔族領ヴェルマ。

ヴェルノーマ国のヴェルマってことかな?

そもそも、魔族領って国じゃないよね?

領って……魔国?じゃ語呂が悪かったとか……?


「では、そういうことで。

 明日からよろしくお願いする」


ベリアル様は頭を下げた。いろいろ考えていたら話はひと段落していた。


お父様は恐れ多いよ~っと言っていたけど常に楽しそうだった。

とりあえず、寮生活なのでお父様とはもう会えなくなるけどね。



お父様の性格は、ぽややんとした性格です。

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