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親子そろって悪役令嬢!?  作者: マヌァ
記憶と状況理解とゲーム知識。
15/232

14話『ゲーム知識2枚目。』

長くなりました・・・。

休憩しながら、ゆっくり読んでくださいませ。


内容に少しだけ言葉付けたししました。

文化祭を学園祭に変更しました。


次にこのゲームの世界での要点は2つ。


要点1つめ。

エミリアが死ぬ。

原因はわからないけれど、どのエンディングでも必ず起こることであった。


要点2つめ。

イベントについて。

イベントさえ抑えておけば、トラブルを事前に回避できるはずだ。



ここからは、要点のそれぞれについて詳しく書いておこうかな。




要点1エミリアの死について。(自分の死について書くってなんか嫌ね。)


パターン1

王子様ルートではヒロインであるナナリーは

エンディング近い時期である卒業パーティで、王子と自分にかかった呪いを

呪詛返しするのだ。すると、その呪いはエミリアに向かう。


エミリアは苦しみながら息絶えるのだ。


ゲームのエミリアは少し自業自得だったから、言い逃れできないのよね。

ちなみに、白魔法の文献というアイテムがあって、

それを卒業までに入手しないとゲームオーバーだ。

王子ルートの文献がどこにあるのか……

実は、記憶が欠けて今の私には思い出せないでいる。




パターン2

ジョシュアルートではゲーム中のジョシュアと王子は親友どうしであった。

ちなみに悪役令嬢はシンシアとエミリアだ。

私の婚約者だから、子供のころから接点もあるので確かに仲はいいかもね。

学園では2人ともナナリーを好きになったことも関係あるのかも。

だから、卒業パーティでナナリーは自分だけではなく、

ジョシュアと仲の良い王子の呪いも呪詛返しする。

呪いはエミリアに向かう。


エミリアは苦しみながら息絶えるのだ。


これは何となくエミリアが2人を呪った理由はわかる。

弟を誑かした女とそれを支援したエドワード王子。

親友であり、弟の婚約者シンシアのためを思ってやったとも考えられる。


でも、現実は違う。ジョシュアは幼少からお母様にしごかれてたので

王子と遊ぶ機会なんてなかった。チラっとあいさつを交わす程度だった。


まぁ、ジョシュアは学園にも通ってないし、ナナリーとの

接点もないしパターン2になることはないだろう。


ちなみに、白魔法の文献のありかは王子の場合と同じで記憶がない。




パターン3

カインルートでは、エミリアまったく関係なかった。

ちなみに、カイン様の婚約者であるマリエラ様が悪役令嬢だ。

なぜか、ナナリーが呪われていて、カイン様と一緒に白魔法について調べる。

白魔法の癒しの力についての文献が、星教会に置いてあるらしい。

ジョシュアの協力で文献を手に入れて、呪詛返しを習得する。

ジョシュアの親友である王子も呪われているからってことでついでに

呪詛返ししてもらうラッキーボーイ、エドワード王子。

呪いはエミリアに向かう。


エミリアは苦しみながら息絶えるのだ。(ここから謎の死)


内容的に、私まったく関係ないのに呪詛返しで死ぬってなにそれこわい。

卒業パーティのときのカイン様のセリフは


「お前はマリエラと仲良かったからマリエラのため~うんぬんかんぬん」


というか、マリエラ様とは同じクラスで隣の席同士なだけですー。

とくべつに仲が良かったわけではありませんー。


と、ゲームのエミリアの思いを代弁してみた。





パターン4

コンラートルートでも、エミリアまったく関係ない。

悪役令嬢はいないよ。

なぜか、ナナリーが呪われていて、

コンラート様と一緒に白魔法について調べる。


王子から白魔法の文献のありかを聞いて、エルフの森にあることを聞く。

森の魔物を退治して、森のエルフの里にたどり着き、文献を手に入れる。

白魔法で王子とナナリーの呪いを呪詛返し、呪いはエミリアに向かう。


エミリアは苦しみながら息絶えるのだ。(まって、最後の説明酷くない?)


卒業パーティーでのコンラート様のセリフは


「可愛くて明るいナナリーに嫉妬したんだ」


しませんー! まったく もって、しませんー!

というか、ナナリーより私のほうが何倍も可愛いですー。



……。


なんだか、書いててイライラしてきたわ。




パターン5

ケヴィンルートでも、エミリアまったく関係ない。

悪役令嬢はいないよ。

なぜか、ナナリーが呪われていて、

ケヴィン君の家の商会にある白魔法の文献を手に入れる。

白魔法でナナリーの呪いを呪詛返しし、呪いはなぜかエミリアに向かう。

商会にたまたま来ていたエミリアに呪いが向かう。


ケヴィン君のセリフは


「貴女が犯人だったんですか……?どうして……。」


こっちが知りたいよ。


でも、その後王子が呪いで死ぬというシーンがあって、

呪っていたのはエミリアだと確定しちゃうことになるんだなーこれが。


死人はしゃべれないしね。(冤罪えんざいだー。)

エミリアはもともとナナリーのことが好きじゃなかったという説明。

王子呪った理由は何よ? 謎のままじゃん……。



とりあえず、ケヴィンルートが一番の謎なのである。


現実は回避してくれることを願おう……。





パターン6

ハーレムルートは王子ルートとジョシュアルートを合わせた感じ。

全員と仲良くしつつも、王子と結ばれるのだ。

ちなみに、悪役令嬢は私を含めた全員だ。

そして、呪詛返しで死ぬのはエミリアだ。

全員から非難の目とセリフがすっごい豪華だった。




■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■




2つ目の要点についてまとめようと思う。


イベントね。


イケメンsの好感度を上げる絶好のチャンスだ。

そして、悪役令嬢達の好感度がかなり下がるイベントでもある。


エドワード殿下がナナリーの本命ならナナリーに何か起こるたびに

私のせいにされるのだ。


正直、私は死を回避できれば、婚約破棄されてもいいと思っている。


でも、それじゃあ醜聞しゅうぶんが悪いから、

事前に王子と国王陛下に申請することにした。

説得する理由をかんがえないとね~。




今、学園は1年目の9月。


10月の学園祭に向けての準備が始まっている頃かしら。




10月は学園祭。


学園の催しの本番間近にナナリーの衣装がズタボロになるイベントだ。

あとは、ナナリーとイケメンsの好感度アップイベント。




11月は仮装パーティ。


地球でいうところのハロウィンイベントである。


パーティには国王夫妻も参加する。

もちろん、婚約者同士はペアルックの仮装で参加だ。



12月は、お茶会の月。


1ヶ月の間、学園のどこかを使って、一度はお茶会を開かなければならない。

好感度イベントってやつですね。ハイ。




1月~2月は 冬休みだ。


寮生活のヒロインは好感度イベントです。




3月は 3年生の卒業パーティ。



これは、自由参加だったので私がゲームをやっているときは

ヒロインには参加させなかった。


参加した場合は、押しキャラとダンスできるんだっけ?



2年目の4月の前半に新入生の入学式。


それと、生徒会選挙がある。4月~7月は来年の5人の生徒会候補を決める。

うちの学園はすこし変わっている。

2年生の中から来年の生徒会を決めて、3年生の間だけ生徒会を任される。

選ばれた学生は生徒会の生徒会研修員になる。

3年生までに、生徒会の仕事を覚えるためだ。


4月の後半~5月中に立候補をする。


6月中に立候補者たちが頑張って票を集めるための活動だ。

投票の多かった上位5人が生徒会のメンバー入りだ。


7月の前半に投票式をして、7月の後半に生徒会候補が決まる。

もちろん、エドワード殿下が生徒会長で副会長がカイン様である。


8月は夏休み。



10月は学園祭。


エドワード殿下とカイン様は生徒会の仕事で忙しい時期ね。

イベントは歌姫を決めるコンクールだったかな?

イケメンsが全員参加(裏方と取り締まりと企画)しているからね。


歌姫として優勝すれば、全員の好感度があがるのだ。

ケヴィンルートだと不参加必須のイベントだ。


11月は仮装パーティ。1年の時と一緒。



12月は、お茶会の月。1年の時と一緒。


1月~2月は 冬休み。




3月は 3年生の卒業パーティ。


ここで、お待ちかねの赤ワインをドレスにかけるイベントだ。


※ナナリーが悪役令嬢に赤ワインをぶっかけられる。



3年目の4月の前半に新入生の入学式。


あとは2年生のときと大体同じ。


他の月は卒業に向けて足りてない単位を取るために必死な時期でもある。



ちなみに私は、卒業に必要な基礎学科の課題は全部すませてある。


基礎学科の授業内容は貴族家ならほとんど家庭教師から習っているので

課題だけすませておけば、問題ないのだ。


でも、貴族科と選択科目の治癒科は授業に出なければ

単位をもらえない。

実演系が多いのでしょうがない。


まぁ、無事に卒業できればの話だけれど……。



3月の卒業パーティ……。


このままでは、婚約破棄をされて、罪をかぶせられ、呪詛返しで死ぬ。



そんなのイヤ。

なんとしてもこれらのイベントで私が安全に学園生活を送れるように

誰かが仕組んだエミリア暗殺の陰謀を打破してみせる!



そのためには、仲間集めとイベントのアリバイ作りに、根回しと

婚約破棄を先回りしてこちらから破棄してやる!



ある程度まとめられた内容の紙をベリアル様にも確認してもらって


お母さんにも協力をあおがないと!


長文読みおつかれさまでした。ありがとうございました。


補足、メモを取っているエミリアはきっと百面相していたでしょうね。

その様子を魔王様はどんなふうに見ていたのか想像するだけでも

面白いかもしれませんね。


イケメンs とは イケメンズと呼びます。

複数のイケメン達という意味です。

エミリアが勝手に呼んでいます。

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