表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ノーマン物語-サバイバル刑務所  作者: じゃむ
プロローグ
88/153

.5

ニカウ

[あ、危ねぇじゃねぇかよ]


白人

[ちゃんと受けれたじゃねぇか。とにかく死にたくなかったらこうするしかねぇんだ]


ニカウが何か話す前に白人は言った。

[俺が逃げ回るから、お前は追いかけるんだ。それで時間が稼げる。分かったな?]


白人はニカウの返事を待たず、後ろを振り向き駆け出した。


ニカウはよく分からないまま、とりあえず白人の後を追う。


見物者は逃げ回る白人を見て笑い、ヤジを飛ばす。


白人の逃げ回る演技は本物に見えた。


ニカウは白人に付かず離れずの距離で追いかける。


ニカウが、こんなんで本当に助かるのかよ…と思った瞬間、白人は急に振り返り、追いかけてきたニカウに向けてカタナを突き刺した。


カタナはニカウの胸の辺りに、サヤに収まるかのように、サクッと突き刺さった。


ニカウの唖然とした顔に向かって、白人が言った。


[悪いな。俺は死にたくねぇんだよ]


ニカウが何かを喋ろうと口を開こうとした時、白人はカタナを引き抜いた。


ニカウの口から大量の血が噴き出し、ニカウは話す事が出来なかった。


ニカウは前向きに倒れ崩れ、二度と動かなくなった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ