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ノーマン物語-サバイバル刑務所  作者: じゃむ
プロローグ
77/153

.43

脱出する事が突然に決まった。


タンクの中に重油が少し残ってたのを汲み取り、発電機で初めて電気をつけた日の夜だった。


ドミトリーが発電機を消そうと外に出ていたら、ドクターが血相を変えてやってきた。

[事務所の赤いランプはなんだ?]


ドミトリーは不安を感じ、急いで事務所に駆け出す。


ドクターは事務所の机の下を指差す。

隠れるように、小さい赤いランプが点灯していた。


机の下のイスや段ボールをどかし屈み込む。

小さい白いBOX…ドライバーで箱を開ける。


[やられた!]

ドミトリーは声をあげ、ドライバーで中の機械を刺し壊した。


白いBOXの機械は、発信機か何か。

誰かが電気を着けたら、どこかに発信される機械だった。


誰かが…電気を着ける事が出来るのは人間と、元人間であるノーマンしかいない。


どこか…基地か軍かに受信機はあるだろう。


人間も当然、ノーマンの保護地区からの脱出の対策はしてたはずだ。

これもその1つだった。


電気を着けてから3時間は経っている。


心配な顔をしてるドクターに説明し、すぐ脱出する事を決めた。


この基地から、この快適さから離れるのは身が引き裂かれる思いだったが、捕まりノーマン保護地区に戻る事になれば…死んだ方がマシだった。

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