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ノーマン物語-サバイバル刑務所  作者: じゃむ
プロローグ
73/153

.39

調理室では携帯コンロ数台と未使用の携帯ガスボンベ10ダース。

各種の調味料。冷蔵庫は空っぽ。


ドミトリーは迷わず携帯コンロにガスボンベを次々にセットし、火をつける。

凍る程の寒さに慣れたドミトリー達は汗が出る程暖かくなった。

ドクターが火を消した。

温かさに慣れてしまうのはよくない事だと。


適度に探索した後で再び事務所に戻る。


鍵の束に記録簿にノート型パソコン。

ライターに珈琲の袋。懐中電灯。

幸せそうに笑ってる女と男の子の写真。


誰かの妻と子供だろう。

何故だか分からないが殺意が湧いた。

クシャクシャに握り潰し、火の入ってるゴミ箱に入れる。


ノートパソコンは起動したがすぐに消えた。バッテリーがない。


記録簿は昔の物だった。


書類という書類をまさぐっては放る。

たまに火のゴミ箱に放る。


ドクターは他を探索すると言って出ていった。

ドミトリーは書類…地図捜しに夢中で、あいまいに返事をした。


ドクターがいつ出ていったのかも分からなかった。

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