表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ノーマン物語-サバイバル刑務所  作者: じゃむ
プロローグ
61/153

.27

突然、先頭が騒然となった。

何事かとドミトリーとドクターが列から外れ先頭に向かう。


向かう足が止まった。

目視出来る距離にクマが五頭いたのだ。


[しゃがめ]

ドミトリーが言葉にする前にドクターが皆に言った。


後列にいた一人がドクターの言葉を聞きそびれ逃げ出した。

それを見たノーマンが次々とバラバラに逃げ出す。


クマがこちらに気付いた。


ドクターが[バカが]と毒づくのをドミトリーは聞いた。


五頭のクマがこちらに向かって来る。


ドクターは先が鋭くとがった骨の杖を振り上げ、目の前の逃げようとしていたノーマンの背中に突き刺した。


ドミトリーはドクターの後を追うように逃げた。


ドミトリーが後ろを振り返ると、ドクターに刺されうずくまってるノーマンが、クマに薙ぎ倒されていた。

まるで空気人形のように軽々と宙に振り回されている。


後ろに気を取られたせいで、ドクターとの距離が少し離れた。

走るスピードを早めた。

突然ドクターが走るのを辞めた…ドミトリーはドクターにぶつかった。


ドクターが止まったのは、目の前に急な斜面が広がっていたからだ。


2人は斜面をもつれながら転がり落ちた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ