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ノーマン物語-サバイバル刑務所  作者: じゃむ
プロローグ
57/153

.23

ドミトリーとドクターは夜になると、星と星座で現在の位置とボストーク基地の場所を計算する。

ドミトリーは科学的に計算。ドクターはイヌイット独特の計算で。


南極の降水量は年に70ミリと、雨はほとんど降らない。

夜は真っ暗闇だし、空気も清んでいるので星は恐ろしい程、綺麗である。


あと3日か、どんなにかかっても5日でボストーク基地に着くだろう。

ここまで25日近くは歩き続けて来た。


ノーマンはドミトリー含めて誰もが限界に近かった。


睡眠も断片的に目覚めては手足を動かしてないと、凍傷にかかってしまう。


疲労の蓄積で目覚めず凍死する者も多くなってきた。


それでも歩き続けて来たが、風と地吹雪が凄くなり、だんだんと視界が悪くなる。


ドミトリーが先頭で10歩進み、後ろにいるドクターに先頭を譲り、最後列に並ぶ。

それを繰り返しながら進むのだが、列がだんだんと短くなってる気がした。


墓標を持つ者も少なくなった。


次にクラックがあったら…ドミトリーはその不安を押し込めた。


ついに完全にホワイトアウトな状態になる。

たったの2メートル先が雪吹雪で見えないのだ。


何人いるのかも分からず。

シェルターで休憩する事にした。


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