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ノーマン物語-サバイバル刑務所  作者: じゃむ
プロローグ
50/153

.17

[基地には必ずGPSがあるんだ。衛星電波受信機もあるかもしれない。雪上車両にスノーモービル。運が良ければ飛行機もあるかもしれない]

ドミトリーは話を続ける。

[で、クラック(割れ目)の橋作りなんだが…昔のイヌイット達はクラックに木を繋いで橋にしたろ?木に接着剤代わりに水をかけ、凍らせて木を徐々にずらしながら伸ばしてくやり方さ。木の代わりに墓標で出来ないかな?]


実際にドミトリーは、10メートル程の幅のクラックに、木の橋がかかってるのを見た事がある。

6メートル程雪を掘り、そこから木をずらし重ねてジャバラ状の橋を作る方法。


2メートル程の長さの木を何本か用意する。

次にクラックに落ちない程度に木を1本突き出す。そこに水と雪ををかける。そして次の木を少しズラすように、伸ばすようにして木を重ねて置く。水と雪で木と木を凍らせ固まらせて、少しずつ橋を足していくのだ。


えらく時間と根気のいるやり方だが、ノーマンには時間だけはたくさんある。


[墓標をうつ伏せにして頭を手前にして何人か並べて…後は少しずつズラし伸ばしていけば大丈夫だと思う]


[墓標はたくさんあるし、人手もいるし可能なんだよ]


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