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ノーマン物語-サバイバル刑務所  作者: じゃむ
プロローグ
49/153

.16

ついにドミトリーは決心した。


一人の新ノーマンが女や酒やギャンブルを…人間世界の話を名残惜しそうにクドクドと話を続けたからだ。

キッカケはそんな些細な事だった。

だがドミトリーはなんでもいいから動くキッカケが欲しかった。


これ以上やる気が消えてくのが嫌だった。


ドクターに声をかける。

[脱出しないか?]


ドクターは生徒に話しかけるように言った。

[空を飛んでか?…温暖化のせいで365度どこもクラック(割れ目)で行き止まりじゃないか]


ドミトリーは考えてた方法を言った。

[北の方にボストーク基地があるはずなんだ。こっから300キロの距離なんだが、30キロを10時間で歩けるんだから行けない距離でもない。クラックについてもアイデアがあるんだ]


ドクターはドミトリーと向き合うように姿勢を変えアゴをあげ、話の続きを催促した。


[クラックは短い場所もあるはずだ。そこに橋を作る。ボストーク基地は地球最低気温を記録した場所だから、進めば進む程寒くなるから、クラックは少ないはずなんだ]


ドミトリーはいったん口を閉じた。

ドクターは表情1つ変えない。

ドミトリーは続きをまた話し出す。

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