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ノーマン物語-サバイバル刑務所  作者: じゃむ
プロローグ
31/153

.19

長期戦は避けたかった。

殺し合いの緊張で疲労が溜っている。


孫が机を指差した。

机には水に濡れたせいでの足跡があった。

ツァイは机から発電機の上に登ったらしい。


[降りて来い]

カオは怒鳴った。


[………わ、分かったよ。降参するよ。だからちょっと俺の話を聞いてくれ]

ツァイの姿は見えないが、怯えた声が上から聞こえた。


カオの顔が、にやけた。

発電機の上で何かを動かす音がする。


[孫に登らせるぞ]

カオは待ちきれず声をかけた。焦燥が混じった声。


[ちょっと待ってくれってば!もう少しだから]

ツァイの返事。


カオは落ち着く為に1つ深呼吸した。

殺し合いの疲労と、血を見た事でまだ気が高ぶっている。

その事に気付いたからだ。

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