表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ノーマン物語-サバイバル刑務所  作者: じゃむ
プロローグ
22/153

.10

歳の効からの狡猾さを持ったカオもロンの怯えた表情を見逃す事はなかった。


チャンが気付けなかった事を、カオは気付いていた。

ボスだった父親がまだ生きてる時のナンバー2の存在がいるかもしれない事を。


まだ若く父親の威厳を利用してきただけのロン一人が黒竜を統率できる訳がない。

必ずどこかに父親の側近かナンバー2がいるはずだ。

実際に黒竜を牛耳ってるヤツを探さなければならない。

カオはロン以外の黒竜達を観察し始めた。


反面、チャンはロンしか見ていなかった。

左右の手にピアノ線の端を握り張りながら向かう。

チャンに殴りかかる男の拳を、細いピアノ線で受け止める。拳にピアノ線が食い込む。

食い込む感触が感じた瞬間、片手に掴んでたピアノ線を離し引く。


再びピアノ線を張り、指の付け根を切断されてうめく男の首に巻き付ける。

すぐさま片手からピアノ線を離し引く。


細く鋭利なピアノ線は簡単にあっけなく肉を裂く。

人の肉は柔らかい。


返り血がチャンに降りかかる。


叫びながらナイフを突き刺してきた男の手首にピアノ線を巻き付け、瞬間片手を引く。

切断する必要はない。

引くだけでスパッと肉は切れるのだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ