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ノーマン物語-サバイバル刑務所  作者: じゃむ
プロローグ
19/153

.7

チャンが口を挟んだ。いつもならたいがいの事はカオに任せていた。

だが今回は相手が黒竜だと分かれば話は違った。

元公安警察だったチャンは黒竜を心底憎んでいた。

[お前らは人間じゃねえ。虫ケラにも劣る。今すぐ俺が切り刻んでやる。全員をだ]


黒竜もまた警察を憎んでいた。

ロンがチャンの挑発にのった。チャンが元警察だと分かったから。

中国マフィアは警察の匂いに敏感なのだ。

[やってみろよ。ブタ野郎。こないだお前と同じクソブタを殺ってやったぜ。200人もだ]

ロンのセリフが終わるや否や99人の仲間が怒声をあげた。


[やめんか2人とも]

カオの低く通る声が響く。

静まり返るのを見計らってカオが言った。

[このまま2000人を相手に戦うか?お前達は全滅するぞ]


ロンの答え。

[俺は仲間を1人も死なせない。もし1人でも殺したらお前ら全員を殺す。2000人全員をだ]

ロンは吠えた。


カオは挑発に乗らず

[なら俺達はお前達を殺さないと約束しよう。その代わり20人を選んで、お前が殺せ]

老猾なカオはそれが無理な事は分かっていた。ただ考える時間がもっと欲しかっただけだ。

まさか新しく来たノーマン100人全員が仲間だとは思ってもみなかった。

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