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鹿児島の桜島。
車で1時間走れば1周できる小さな島。かつては人口5000人はいた。
桜島の噴火により、人が住めなくなり、日本は桜島をノーマン保護地区に制定した。
桜島の火山活動を研究しながらノーマン保護地区の管理も出来る。
その小さな島にある学校や病院の大型施設の4つをノーマン保護地区にした。
その4つの施設の周りを高い外壁で作るも、逃げ出そうとするのに不可能ではない高さの壁であった。
最初の頃は何人か逃げ出したみたいだが、今では誰も逃げる事は考えなかった。
頻繁な噴火が原因で桜島の場所のほとんどが、硫黄やマグマの土砂や産物で施設にいた方がだんぜん住みやすいからだ。
桜島はノーマンを保護するにはうってつけの場所となった。




