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ノーマン物語-サバイバル刑務所  作者: じゃむ
プロローグ
100/153

.17

三戦目の闘いの鐘が鳴る。

ダニエルは一回だけ力での勝負をしてみようと思った。

いつまでもあんな誤魔化しは効かない理由もあるが、なによりも自分の力量をきちんと把握しておきたかったからだ。


相手はダニエルよりも背が高いがひょろ細く痩せた男。

わざと弱そうに見せてるのかもしれない。


落ち着けとダニエルは自分に言い聞かせるも、鼓動はデタラメな心音を勝手に奏でる。


互いが自分の間合いに入るまでジリジリと詰め寄る。

向こうの間合いが長かった。


相手がカタナというより、長く細いサーベルのような剣を鋭く刺してくる。


振り回すより突き刺す方が隙が少ない。

相手の手の長さも有効な武器だった。


相手が二度、三度とフェンシングをやるようにダニエルに剣を刺しにかかる。


反撃するにはダニエルの腕とカタナの長さでは届かない。

ダニエルは器用にかわす。もしくはカタナで剣をはじけ受ける。


ダニエルの額から流れ出る汗が目に入る。

一瞬の躊躇…汗を拭おうとした左腕に相手の剣が突き刺さった。


物凄い痛みでダニエルは後ろによろめく。

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