3/7
空見澤①チャラ面接官 とりあえず寝る
とりあえず寝むることにした。
「西奈、面接どうだった?」
お姉ちゃんが分厚いオカルト本を読みながら聞いた。
「ふあ~まだだよ……」
メール通知だし結果がいつ来てもおかしくないと思う。
「きた!!」
「ナイスタイミング」
「合格だって!」
「おめでとう」
私はまだ夢でもみているのだろうか、面接に受かった。よし、今日は祝杯だああああ!!
奮発してワインでも買っちゃおうかな。いや、それはもっと大人になってからにして、チューハイでいっか。
「買い物?」
お昼の支度をする母さんにたずねられた。
「うん、面接受かったからセルフパーティーするんだ」
「まあ!もっと早くにいってくれたら準備したのに!!」
「いまきたんだもん」