第1話 逃走(1)
ここからが本編となっております。
お手数おかけしてすみません。
っち、このままでは完全に詰むな
「こちら川野、現在敵の奇襲にあい、逃走中。誰か、応答願う…。反応、ありません。どうしますか、中川少尉」
1時間か。これほどまっても連絡はなしとは、別の二チームは全滅か?そうなると後はこのチームが最後か…。
「いやー、どうするもこうするもないでしょ。索敵行動中に未確認の少女。たしか身長150程度、ポニーテイルの赤髪に白色のワンピースってか。回収地点までも距離があるし最悪戦闘も考えられる。」
「ならば周囲の情報を集め、待ち伏せますか少尉?」
確かに数こそはいたが厄介なのは赤ポニ。見立て Mp4と見るが今日の俺はついてないからなー。しかしなにか引っかかる。
「普通ならそうなるが…。川野、今回のこの任務が初だよな?」
「はい、戦闘は今回が初めてです」
今回の任務は前線から少し離れた市街地内の偵察及び生存者の探索・救助、後は今後展開する作戦のための地形の確認。司令部からも敵影の姿はないと情報があったのに…。たまたま出合い頭にしては火力、数ともに不自然なことだらけだ。となると
「…。これは俺の予想だが、この市街地のどこかにイレギュラーな奴がいるかもしれない」
「!?な、なぜです少尉」
「大体は俺の感になるがありえない話でもないぞ」
「では、ここにいるより」
「あぁ、ここから直ちに行動することが望ましいかもしれんな。だがそれも通信を入れて助けを呼ぶか足を探さないことには話が進まん。ちなみに偵察班から連絡は?」
「それらしきものは何も…。」
「そうか、坂井伍長。ちなみに今どれくらいまともに戦うことができる?」
「兵器に関しては人数分揃っていますが、私と少尉ぐらいですね。戦闘経験のない奴がほとんどですし、会敵すればほぼ」
「OKOK、だがなそれでも動くとなるとあいつらとの戦闘は確実だろう、その時はどうするんだ?」
「そのときの貴方ではないですか。頼りにしてますよ」
っち。こいつに聞くんじゃなかった。
「了解。せいぜい骨だけは拾っといてやるよ。残っていればな」
「…。ひどい上官だ」
なんとでも言いやがれ
「中川少尉、偵察班から通信が入りました。読み上げます」
「車倉庫らしきものを目視、近くに建物の残骸多少あり、位置…。瓦礫、煙等により視界不良、注意されたし」
「少尉、どうされます?」
「いやー同じことを何回も聞くもんじゃないよ川野通信兵。まぁー考えても仕方がないよ、残りの偵察隊員もそこに向かわせて。本隊も動くぞ」
「了解しました、少尉。それと申し訳ありません」
「いいから、それと今後の通信は一切禁止とする」
「なぜです?」
「それも俺の感だ」
Mm4は暴徒化少女の名称です。話が進んでいくにつれて情報を公開していきたいと考えています




