なんとなく後輩君を弄ってみよう!
初投稿です。小説と呼ぶには余りにも拙さすぎてまだ投稿するの不味いのではないかと思ったのですが、それでは進歩しないままだと思い勇気を出して投稿してみました。
ーー放課後の教室、今日の授業も終わり帰宅する生徒や部活のために教室から出て行くなか、その波に逆らうかのように、1人の女子生徒が教室に入ってきた。
ーー残っている生徒はただ1人だけ。
周りの生徒がいないのに気づくこともなく、窓から見える景色をみて黄昏ていた。
彼女は目的の人物を見つけ歩みより話しかけることにした。
「ねぇ、後輩君?」
「ん、何ですか先輩?」
振り返ってみればいつの間にか、先輩が来ていて、周りに生徒がいない事に気づくも先輩に声をかけてもらった事を思いだして直ぐに返事をかえす後輩君。
先輩はまだ後輩君がいきなりのことで頭が覚醒仕切ってないことを承知で1つ爆弾を落とすことにした。
「暇だから面白い事やって?」
それはもう、誰が見ても見惚れる満面の笑顔だった。
当然、それを直撃した後輩君も見惚れていたのだが、先輩が自分に言った内容をようやく理解し、
「……って、いきなり教室に着たと思ったらなに言ってるんですか、そんな事いきなり言われても出来るわけないでしょ?」
多少、狼狽えながらも落ち着いて返答した。
「えー、出来ないのー?」
「うぐ、で、出来ませんって」
甘えるような、猫なで声で言われて思わず流されかけながらも、何とか踏みとどまる後輩君。
もっと慌てふためくリアクションが見たかったらしい先輩が、先ほどより大きい爆弾を落とすことにした。
「……出来たら、ご褒美にキスしてあげるわよ?」
ーーその瞬間、まだ先輩は言いきっていないのにも関わらず後輩君は『キス』の単語が耳に入った段階で反射的に返事をしていた。
「喜んでやらせて頂きましょう!」
それは、先ほどの先輩の笑顔にも負けず劣らずの満面の笑顔だった。
……欲望にまみれてはいたが。
「嘘に決まってるじゃない」
後輩君の返答を予測していたのか、Sっ気満載の笑顔で後輩君の欲望を
完膚なきまでに砕く先輩。
「ーー早いよ!?せめて想像という夢をみるまで待っててくれてもいいじゃないですか!」
弱冠気持ち悪い事を言っているのも気付かず、不満を訴える後輩君。
「その場合だと、出演料が発生するけど構わない?」
そんな訴えなど、知ったことかと言わんばかりに追い討ちをかける先輩。
「金取るの!?」
予想だにもしていないことを言われて驚愕する後輩君。
「そりゃ、取るわよ」
いいリアクションをし始めた後輩君にご満悦な先輩は後輩君の質問を肯定する。
「で、ですが、その理屈だと先輩ほどの美人なら色んな人達から取らないといけなくなりません?」
多少、落ち着きを取り戻した後輩君が先輩の暴言を健全な男子代表として、比較的正論に聞こえる内容で質問しかえす事にした。
「そうしたいのもやまやまなんだけど、その場合だと私の品性を疑われるから、周辺で想像している人達から取らないで、すぐそばにいる変態で後輩の君から料金を回収しようかと」
しかし、返ってきた答えは被害を被るのは後輩君だけらしい。
「……何で貶されたうえにお金まで取られないといけないんですか」
ちゃっかり自分の事を貶されて、精神的なダメージを受けて、心が二倍痛い後輩君。
「後輩君ならいいかなぁーと思って♪」
しっかりダメージを受けている後輩君をみて、ますます嗜虐的な笑みを浮かべる先輩。
「ひでぇ……何でこんな人に惚れちゃったんだろ」
思わず、この人に惚れたのは間違いだったかと考える後輩君。
「ん?何か言った?」
悦に入っていて聞き逃したので、首を傾げつつ聞き返す先輩。
「……いいえ、なんでもないです」
そんな先輩をみて、こういう性格なのも含めて惚れちゃったんだから仕方ないよなぁ、と苦笑交じりで返す後輩君。
「そう?ならいいんだけど」
不思議に思いつつも流して欲しそうなので気にしないことにした先輩。
「それで、話が大分逸れちゃいましたけど、面白い事やらないといけないんですか、俺って」
本当はこのまま脱線したままにしたいが、それだと後で何されるか分からないので、嫌々話を戻すことにした後輩君。
「それはもういいや、後輩君をからかってたらそこそこ満足したから、次に期待してるね?」
が、予定した展開とは違ったが、それなりに楽しめたので今回はいいらしい。
「……結局何時かはやらないといけないのか」
近いうちにやらないといけないと知って、何かネタはないかと考え始める変に生真面目な所がある後輩君。
「わざわざ期間を設けたんだから、面白いの期待してるからね、後輩君♪」
冗談半分だったのだが、結構真面目に考えているので、しっかりハードルを上げておく先輩。
「……拒否権はありますか?」
少し早まったかと後悔しつつ、一縷の望みをかけてみるも
「あると思う?」
今日一番の笑顔で却下されてしまった。
「デスヨネ、ワカッテマシタ、ガンバラセテイタダキマス」
思わず、棒読みで返してしまうほどの強烈な笑顔であった。
「ーーさて、そろそろいい時間だし帰ろっか?」
時計を見ると結構な時間が経っており、帰宅を提案する。
「そうですね、では帰りましょうか」
特に反論する事もないので直ぐにカバンを取り出し帰宅の準備をする後輩君。
「明日はどうしようかなー」
既に明日後輩君をどう弄ろうかと考え始める先輩。
「ほらっ、先輩!明日事は明日考える事にして、さっさと帰りましょうか!」
慌てて、先輩の手を取り帰宅するために、どんどん足を進める。
「わ、わかったわよ。だから少しは落ち着きなさい」
いきなり手を握られてて、動揺しつつも、それを後輩君には悟られたくないと、少し赤くなった顔を伏せながら歩きだす。
ーーーーこうして、今日も一日二人だけの放課後の時間も終わる。
次の二人の放課後の時間がどうなるのかは先輩のさじ加減。
どう転んでも、後輩君が苦労するのは間違いなし!
一先ず今日の『ややSよりな先輩と振り回され気味な後輩君』は御仕舞いです。
こんな駄文をここまで読んで頂けた方達がいらっしゃいましたら本当にありがとうございます!
今後も更新していきたいと思いますので、また読みたいと思ってくれる人が1人でもいてくれたら幸いです。