第二話 始まりの日の朝
今回からもう一、二話くらい日常兼キャラ紹介みたいなことをやりたいと思っていますのでよろしくお願いします。
ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピガシャン!!
「はぁ、朝か…起きたくねぇ~学校さぼりてぇ~、でも行かないと後でうるさいからなぁ~…。
よし!行く準備始めますか。さっさと終わらせて、さっさと行って、さっさと寝よう!学校で‼」
そんな真面目に学校に行っている人からしたら「ふざけるな!」と、言いたくなるような事を口走っているのは、紅 白夜である。見た目は、黒髪、黒目で、目つきが鋭いので顔はかなり怖いが、かなりのイケメンだった。しかし彼は目立つの疲れると言う理由から、普段はどこで習ったのか変装をして過ごしていたのである。ちなみに変装時の容姿は、そばかすのある地味な奴というかんじである。身長は百七十センチくらいの、17歳の高校二年生だ。
そして勉強も運動もほとんどの事が完璧にできる。しかし本気出すのがめんどくさい、という理由から本気を出さないでいたのだった。
「よし!準備完了!後は学校に行くだけだな。はぁ…そろそろ起きてるだろうから行くか」
そう言って白夜は自分の部屋からリビングに向かって行った。
「夜空おっはよう!今日の朝飯なんじゃらほい?」
「おはよう兄さん。今日の朝ご飯は白米、鮭の塩焼き、みそ汁、でその変な喋り方何?」
「うん?さっきのはその場のノリと、思いつきのままにやった!後悔はしていない!」
「そう、まぁどうでもいいけど。さっさと食べてくれる?片づけられないから」
「はいはい分かりましたよ~、いっただきま~す」
「ん、いただきます。」
この反応が少し薄い子は、白夜の妹の紅 夜空だ。容姿は、白夜と同じで黒目に黒い髪をしている。身長は百五十四センチと小柄で髪をポニーテールし目はやはりつり目がちであるが容姿自体は悪くない、むしろかなりいい方である。学校内でもかなりの人気があり、陰で大天使と呼ばれるほどである。成績も必ず上位に入るほどであった。
そして、兄が本気で物事に取り掛からない事を少し不満に思っている。
「ごちそうさまでした。あ!そう言えば夜空、朝練今日無かったけ?」
「今日は無い。それとそれ昨日言った」
「え?そうだったけ?ごめんごめん完全に忘れてたよ、はははは」
「はぁ、まあいいけど、今度から気を付けてよね」
「了解しました。今後は、気を付けます…たぶん」
「兄さん?今最後なんて言った?」ニコ
「いえ!何も言ってないです!はい!」
「……そう、ならいいけど約束はまもってね?」ニコ
「はい!了解であります!」
「ん、判ればいいよ。それじゃ学校行こう、このままいても時間の無駄」
「え~もう少しグダグダしていても大丈夫だよ~、そのためにわざわざ学校の近くまで引っ越してきたんだからさぁ~」
「それでも早く行く。遅刻ギリギリより早く行った方が先生たちの評価も上がるかもしれないし」
「それも大丈夫だろ。何のためにこの高校を選んだと思ってんだよ、教師にサトねぇがいるからだろ?」
「それでも智理姉さんに、迷惑掛けないようにしないと、ダメ」
「はぁ分かったよ、行くよ行きますよだからそんな顔すんなって、怖いから」
「む、怖いとは失礼。私は怖くない」
「分かったから、さっさと行くぞ」
「ん、分かった早く行く」
こうして二人は、学校に向かったのだった。
誤字や、脱字などで気になることが有りましたら教えてください。