自分に興味の無い男と異世界

両親を亡くした高校卒業生、竹本祐太18歳。
夢で女神に出会う。
「貴方は、来年度の始まり異世界に召喚されるでしょう。」
「そうですか。」
「そんなあなたに、何かを授けましょう。」
「でしたら。俺に料理の技術と知識をください。」
「えっ．．．．．．そんなものでいいのですか？」
「はい。両親が教えてくれなかった唯一のことなので。」
実際それは事実であり、生きることに執着を持たない彼にとっては、あっさりと死ねるからチートなんて要らないやそんな考えも含まれていた。
―お前にはもう一人でも生きていけるように教えてきたつもりだ。
―俺は、結婚と言うものをしたいとは思いません。
彼の両親が教えてくれたこと、そんな両親の元で育った彼の歪な思考は、後に神に貰うチートよりも凶悪で、強いそんなチートを授かることになる