ゲームへの招待状
....昨日のメール返信してみようかどうしようかと悩んで居てそのまま書斎で爆睡していた。
朝起きてケータイを確認してみると受信メール一件の文字。
開いてみると....
「おはよう、島崎 夢さん。昨日のメールは見ていただけたかな。待ってるよって言っておいて僕はそんなに気長ではないのを今思い出してね?そろそろ待つのも退屈だし早く決めてもらおうと思ってメールを出した。さぁ、選んで?君の思い通りの世界を書いて面白くてスリルのある世界で僕とゲームするか、又はこのメールを削除してつまらない淡々とした世界でなんの刺激もスリルもなく日々過ごすか。
君の選択しだいで君の見る世界は大いに変わると僕は思うんだw
僕とのゲームに勝てる自身があるのなら下のURLを押すといい。
待ってるよ?wプロの小説家さん。
https://www.yumeututu.co.jp」
淡々と文章と怪しげなURLが書かれていていた。
だが、正直URLを押そうか迷った。でも、面白そうだと思ったのは確かで。
じゃあ、イチかバチか賭けてみようじゃないか。私の運に。
これは差出人と私のゲームだ。
この世界を面白くできたら私の勝ち。逆に面白くできなかった時私の負け。プロの小説家ならこのくらいのゲーム勝って見せなきゃプロとは言えない。
「私にゲームを挑んだこと後悔させてやる。」
そう、ニヤッと笑ってURLを押した。
---------------------プツンっ
パソコンの電源が切れ。なにか光のようなものに私は吸い込まれた。
私はどこか知らない場所に居たのだ。
白で統一されたキレイな部屋。
家ではないらしい。
いつも過ごしている書斎とは全然違う。
机が大理石で出来ている。
そして、机の上には紙が1枚。
「やぁ、よく来たね。僕とゲームを楽しもうじゃないか。ルールは簡単。
お互いが想像した世界を創る。そこに生きた人間のクローンを住まわせる。クローンは10日間で僕と君の世界を交互に見て回る。そこで、どちらの世界が面白いかアンケートをとり勝敗を決定する。ね?簡単でしょ?wじゃあ、ゲームスタートは今から4時間後と言うことで〜w頑張って楽しませる工夫を考えてね」
なにか、腹立たしいと思ってしまった。
書いてある口調に少しイラついていたのだ。
今は4月12日午後3時だ、ここから4時間後。
と言うことは、ゲーム開始は午後7時。
それまでに差出人より面白い世界にすることができれば私の勝ち。
案外楽勝で勝てると思った。
だが、手は抜かない。これは、プロとしての意地がかかっているのだと自分に言い聞かせて書斎に座った。
-------残り3時間半