69話
ロードが急に動く。首を倒し、側転の動きでクロエの攻撃を避け、渾身のクロエの攻撃は不発に終わった。
ロイエ「僕もいるよ!」着地したロードの足に槍を突き刺す。
ロードは苦痛な表情を見せながら、棍棒を振り下ろす。
ロイエはそれを避ける。
クロエ「こっちの足もガラ空きだね!」クロエはアイテムボックスから鉄の短刀を出し、足の甲とアキレス腱の部分に突き刺す。
ロードが再び吠えた。ロードは勝ちを確信した顔をしていた。
動けなくなった2人に対して重力魔法をかけようとするが、ロイエがクスりと笑う。
ロイエ「僕は二刀流、槍の一本は君の足、さてもう一本はどこでしょう?」
まるで悪戯に成功した子供のように。
直後、ロードの背中に槍が突き刺さる。
ロイエ「油断したらダメだよ」
“風よ”と囁きながら槍を魔法で押し込んだ。
倒れてくるロードを避け、ロイエとクロエが伸びをする。
クロエ「ロイにいさすがじゃーん!最後はやばかったよー!」
ロイエ「クロエが頑張ってくれてからなー!」
2人はハイタッチをしてみんなの元へ向かった。
レンドの解体が終わり、武器を回収して待っていた女性冒険者と衛兵のところに向かう。
ロイエ「あなたが無事でよかった」女性冒険者に向けて言う。
女性冒険者「本当にありがとうございます。2人で狩りをしていたのに強い3体のゴブリンを見た瞬間叫んで逃げちゃってヘイト集めてさすがに7体同時は無理でした」
衛兵「今その男をもう1人の衛兵が追っています。時間の問題かと」
クロエ「衛兵さん、今回他の人の狩場を横取りしちゃったけど、これは罪?」
衛兵「今回はむしろ優秀な冒険者を助けてもらってよかったよ。もちろん罪には問わない」
クロエ「よかった!」
衛兵「ただ、忠告を無視して敵と戦うのは関心しないかな」
ルーブ「申し訳ありませんでした、弟が嬲られていて気が立ちすぎていました」
衛兵「誰も死ななくて済んだ。今回は結果がよかったからいいけど無茶だけはしないでくれ」
レンド「気をつけます」
女性冒険者「私はどうなるんでしょうか…」
衛兵「クエストは失敗。違約金の発生。お金があればいいが、無ければ労働奴隷行きだろうな」
女性冒険者「相手がカジノで借金漬け…まだ、冒険したかったなぁ…」
イトワ「クエストは成功じゃないの?ゴブリン討伐でしょ?」
衛兵「こちらの冒険者さんは集落を落とす。ですので残っていた時点でアウトです」




