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捕食

壺は飛んだり噛みついたりはできますが移動することはできません。だから誰かが持って移動するしかないのです

(どうしたら…)喉が割れるほどに大きな咳を何度もしながら必死で解決の糸口を探す。止まれば死ぬ。壺の魔法《創造》を使って防具を作ったとしても装備する前に追いつかれ死ぬ。せめて対抗する術があればと思考する。壺の魔力を使って戦うことができれば…(…魔力…?素材?創造…?…!!)「すいません!がはっ、ちょっといいですか?」『あんま喋るな!喉壊れるし疲れるぞ、ってなんだ!』「あの狼を素材にして何が作れますか!」『アイツの爪以外を全て使えば対雷属性の防魔服を作れる!なんで今聞い…!そうか!言いたいことは理解したぞ!』「ありがとうございます!そしたら…」走ることをやめ壺を地面に置く真守。停止したことを確認し全速力で向かってくる雷狼。もう前足を伸ばせば爪が引っかかるほどに距離を詰められたが真守は勝ったと言わんばかりの笑みを浮かべている。「今です!やってください!」バサッ!【ギャ!?】『よし!』ガッ!【ガウ!?】壺の真上にきた雷狼の目に丸めた地図を突き刺し雷狼を怯ませ、その一瞬の隙をついて雷狼の頭に食らいつく壺。そしてその状態を《創造》を使う。『全身食いつくしてやるよ…《giveme》!!』ポウッ【ギッ…】火花を散らしながら雷狼を吸い込む壺と四肢を振り回し壺に電流を流そうとする雷狼。だが必死の抵抗も空しく…ーーーー

「…よかった、俺生きてる…」『俺のせいでごめんな…』「大丈夫ですよ、この防魔服のおかげで安心して平原を移動できそうですし」『その爪はとっとけよ、どっかで使うかもしれねえしその爪の魔力でだいたいの動物はお前を避ける』「わかりました」ハプニングを乗り越え思いもよらぬ報酬を手に入れた二人。南の村へ向かおう…


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