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黒龍殺しの付与術師  作者: しきな かいどう
幼年期
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第1話 転生

 活動報告でも記載していますが、物語の始めから修正・加筆をしていく予定ですので、最終改稿日よりも前の日付の話数のモノは内容に若干の齟齬が生じる場合があります(大まかなあらすじには変更はありません)

 その点に留意お願いします。


 目の前が真っ暗だった。

 字句だけ見ると某モンスターを戦わせるRPGのゲームオーバーのようだ。

 結果は所持金半分の損失どころではないが。

 

 (ゲームオーバーか。

 自分なりに築いていたものを失って、最後死んだのだからその通りかもしれない。

 ……これが死後の世界か)


 (真っ暗で何にもない。

 まあファンシーな世界よりはマシか)


 (あれ?けど死後の世界ってもう行ったような?)


 (どうせ死ぬなら貯金崩してソープ行っときゃよかった)


 (大盤振る舞い90分夜這いコースで)


 (そらちゃんのDカップおっぱい揉みてぇ)


 (やっぱ大きさにも適度があるよな)


 (小さいより大きい方がいいけどDが至高だと思うんだよな)


 (あーマジそれだけが心残りだ)


 (あれ、俺心残りそんなんだっけ?

 もっとカッコいいこと言ってたような・・・?)

 

「おぎゃ、おぎゃ、おぎぁ、おぎぁ、おぎぁあ」



 ん??


 やけに近くで赤ん坊の泣き声がする。


 だれかー。


 お母さーん、お子さん泣いてますよー!




 いや、これ俺か? 


 試しにDカップと連呼してみる。


 (Dカップ!Dカップ!Dカップ!)


 「おぅぎゃ、おぅぎゃ、おぅぎゃ」


 あ、これ俺だわ。


 結構うまく抑揚つけれてる。


 転生ってやつか?


 どうやら死後じゃなくて生後だったらしい。


 だから目が開かなくて暗いままなのか。


 ……ちっ、何で前世の記憶なんてあるんだよ。


 今では覚えていたいモノの方が少ないのに。


 「○□△♯○△」


 ん?


 なにやら話し声が聞こえる。


 いや、俺に話し掛けているようだった。


 「○□♯△♯○□」


 …………


 不思議と落ち着く


 感覚からあやされているのがわかった。


 (母親…なのかな?)


 それと同時に、生後の産声がほぼおっぱい談義だったことに罪悪感を覚えた。


 (…………しゃべるのやめとこ)


 

 「○□♯△♯○□」



 なんか、眠くなってきた。


 ()()()()ずっと不眠症だったけど久し振りにゆっくり眠れる気がする……


 ああ、そうか

 

 まどろみって気持ちいいものだったんだな 

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