表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

馬鹿にするな

作者: 海星

有料道路に乗った。


右側の追い越し車線から合流して有料道路に乗ろうとした。


止まる寸前までスピードを緩めて私の合流を阻止する車があった。


有料道路は止まってはいけない。


やむを得ず止まったとしても追い越し車線に合流した時、スピードを上げてきた車が止まりきれずに追突して下手をすれば命を落とすかも知れない。


私はクラクションに手をかけた。


その時に「待てよ?」と思った。


スピードを緩めて私が合流するのを阻止する行為は意図的なものだ。


私がクラクションを鳴らしたら「なんじゃ?文句でもあんのか?」と強面のその筋の人が因縁を付けてくるに違いない。


私はハザードランプを付けて止まった。


有料道路の合流で止まる行為は違反だろうか?


違反だろうが何だろうが、私のとった行動は『危険回避』のためのもので、何ら間違った事をしたとは思っていない。


その時、有料道路を走ってきた覆面パトカーがサイレンを鳴らして私の合流を阻止した車を止めようとした。


私を阻止しようとした車は逃げた。


間違った事をしていないと思っているなら逃げる必要はない。


その時合流で止まった私は一切逃げなかったし、もし違反キップを切られたら『異議申立』の手続きをした。


警察も逃げなかった私を捕まえようとはしなかった。


後で考えて腹が立ってきた。


因縁を付けてきて数十万円取るつもりだったのだろう。


しかしスピードを上げてきた車が止まりきれずに大事故になって命を落とした可能性もあった。


数十万円は私にとって大金だ。


しかし私の命は数十万円と秤にかけられるほどチープなものなのだろうか?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ