逆ハー女の黒猫は嫌われ役に求愛中です
「逆ハー女の恨みを買うと嫌われ役になります」の後書きに、続きを書く気はないと書いたのですが、
感想をくださった方々に応えたくなりまして書きました!
自信はないですが、楽しんでいただけたら幸いです!
彼は黒猫のようだった。
しなやかな足取りで、まるで黒い尻尾で絡み付いたかのように、付きまとう。
ジェレミー・ダンビル。
魔法科のナンバー1の生徒。艶やかな黒髪はゆらゆらと揺らし、金の瞳は猫のように細めて私を見つめる。
「ジェレミー様。いつまで私に付きまとうつもりですか?」
「ジェレミーでいい、オレは庶民だから。アルティ嬢」
シャルルーン学園の広すぎる校舎の廊下を歩きながら、ジェレミー様に問うとにっこりと笑って言った。
私は伯爵家の娘だけれど、それはあまり重要ではない。この世界は実力重視だ。
ジェレミー様は魔法科のトップ。魔法に関しては学園始まって以来の天才。総合成績だと、学園で三位。私より上だ。
実力重視の世界なのだから、彼を様付けることは礼儀であり常識。
そんなジェレミー様に付きまとわれるようになったきっかけは、三日前のことだ。
ジェレミー様が三日前まで、べったりだった子爵家のエミリー・ステターシン。長いウェーブのブロンドと愛くるしい顔立ちの女子生徒に、一度の不親切で恨まれてしまい決闘を申し込まれた。
彼女に勝ったけれど、ジェレミー様と同じくエミリー嬢の取り巻き達に睨まれ、公衆の面前で罵られて、耐えきれず泣いたところを彼に見られた。
それから授業が重なる時間や休み時間の間、私にべったりだ。
「……てっきり、私が泣き虫だと言い触らすかと思いましたが、貴方が何を考えているかわかりませんわ」
「言い触らす? そんなつまらないことをする男だと認識しているわけだ、アルティ嬢」
息を吐くとジェレミー様が軽い足取りで、前に移動して行く手を塞いだ。
怒った様子ではなく、可笑しそうに首を傾げて私を見る。
「いいえ。貴方のことはよく知りませんが、エミリー嬢の味方だということは知っております。エミリー嬢が敵視する私の弱味を握ったら、なにか行動をなさるかと思っていました」
エミリーを好く才色兼備の取り巻きの一人。
学園生活が更に最悪に追い込まれるかと家に帰ってパニックを起こしたくらいだったのに、ジェレミー様はただ私についてくるだけだった。
そう言うと、ジェレミー様は笑みを深める。一歩、私に歩み寄り距離を詰めてきた。
「確かに――――…オレは君の弱さを見ちゃったね」
逆に頭を傾けて、金色の瞳で見つめて囁く。
とても楽しそうな様子に、私は首を傾げてしまう。何故そんなに楽しそうなのだろうか。
「ところで、そろそろ守護精霊を紹介してほしいな」
ジェレミー様が言えば、日向の香りがその場に満ちた。
私の腰に抱きつくオレンジ色の髪の幼い少年が姿を現す。私の守護精霊だ。
守護精霊は主人が気を許さない相手を警戒するもの。だからジェレミー様が付きまとっといる間、姿を消していた。
今も警戒して私にしがみつく。
「オレはジェレミーだよ、知ってるだろ。君の名前は?」
ジェレミー様はしゃがんで彼と目を合わせて、優しく笑いかけた。
守護精霊は私に許可を求めるように見上げてくる。名乗るくらい私の許可は要らないのに。
頷いて自分で名乗るように促した。
「……ソーレ」
「日向か。いい名前をもらったじゃないか。日向の香りがする、日溜まりの精霊だね」
ジェレミー様が褒めるから、ソーレは照れて頬を赤らめる。
「日溜まりの精霊の君がアルティ嬢の日溜まりで、アルティ嬢が君の日溜まりなんだね」
「……」
ジェレミー様の手が伸びて、ソーレの頭に置かれた。
ソーレは私の腰をきつく抱き締めてくる。怖いからではない。照れている。
意外だ。
ジェレミー様は子どもの扱いが上手い。ほがらかな笑みを向けることができる人だとは知らなかった。
他人の意思なんて配慮せず勝手気ままに振る舞う人だと、認識してしまっていた。
「ソーレと話している君を見て、認識を改めるべきだと思った。オレが知るのは、エミリー嬢が嫌う君だけだ。君もオレに関して知らないだろう? だから提案。もう少し互いを知るために、明日は一緒にランチをとろう。いいかい?」
立ち上がりジェレミー様は私に提案する。いつもランチに一緒にいるソーレにも許可を求めた。
ソーレは私を丸い瞳で見上げて、コクンコクンと頷く。
「貴方はエミリー嬢といつもランチをとるはずでしょう?」
ジェレミー様のランチの予定は学園の全生徒が知っている。エミリー嬢と取り巻きは屋上でランチ。
彼は予定を本当に変えるつもりなのかと確認する。
ジェレミー様は私に顔を近付けると首を傾げて言った。
「……君、名前なんだっけ?」
フッと笑い、ジェレミー様は背を向けて廊下を猫のように優雅に歩き去る。
皮肉だ。彼はエミリーではなく、私とランチをしたいと言ったのだから答えは決まっている。
ジェレミー様は返事をイエスと受け取ってしまったらしい。
「はぁ……嫌な予感しかしないわ」
「そうかな? そうかな? ボクはジェレミー様はいい人だと思うよ」
ため息をついて、廊下を歩く。ソーレは腰に抱きついたまま弾んだ声を出す。
「ソーレ、しっかり物事を広く見なさい。エミリー嬢の取り巻きの一人であり、魔法科トップの天才である彼が、エミリー嬢をそっちのけで私の元にいれば遅かれ早かれ、また決闘を申し込まれるはめになるわ」
彼の行動が招くものはトラブルだ。
ソーレがドレスを踏まないようにスカートを押さえながら歩けば、ソーレは前に回り込んできた。
「もっと物事を良くとらえるべきだよ、アルティ様。エミリー嬢の嫌うアルティ様ではなく、アルティ様自身を見てくれようとする異性が現れたんだ。良いことだよ」
前向きなソーレが満面の笑みを浮かべるが、私は彼のようには思えない。
「この三日、エミリー嬢からなにも言われないし決闘もなかったけれど、ジェレミー様と私を見かける生徒達は皆不審そうだったわ」
「人目を気にするようになったの?」
「違うわ、トラブルの前兆だと言いたいの」
誰からも愛されるエミリーと違い、自分が学園一の嫌われものだということは理解している。
ジェレミー様が私の元に来ると、またエミリー嬢に決闘する展開になること心配なんだ。
「前向きに捉えて、明日はランチを楽しもう」
頬をほんのり赤らめて、お日様のようににっこりと明るく笑うソーレは私の両手を掴んで歩かせた。
「貴方がジェレミー様を気に入っただけでしょう?」
「ジェレミー様はいい方だ!」
「……まぁ、私もそう思うわ」
ソーレは私の左手を引きながら、明日のランチを楽しみにしてスキップする。
不安が拭えないけれど、確かにジェレミー様は悪いお人ではないので、頷いておいた。
「アルティ様の未来の旦那様になるといいな」
ソーレの気が早すぎる発言に目を丸める。
庶民でもジェレミー様はこの学園が誇る天才。未来は約束されたも同然。
最高の結婚相手だと誰もが口を揃えるはずだけれど、それは本当に気が早すぎる話だ。
「前向きもほどほどになさい」
「はぁい!」
楽しみでしょうがないソーレは、鼻歌をしながら私と繋いだ手を振りながら足取りを弾ませた。
翌日。ジェレミー様と普通科の授業が被る時間。
ソーレはジェレミー様を見付けるなり駆け寄った。
ジェレミー様はエミリーと才色兼備の取り巻きと一緒にいたのに、手を引くソーレに笑いかけて私の元まで来てしまう。
エミリー達は怪訝そうな顔をして私達を見たけれど、授業開始が近付いているおかげですぐにいなくなってくれた。
「おはよう、アルティ嬢」
「おはようございます、ジェレミー様」
にこりと笑って私の隣に座ったジェレミー様は、ソーレを膝の上に乗せる。
ソーレは嬉しそうに綻び、ジェレミー様と話を弾ませた。
「アルティ様は厳しい方なので、エミリー嬢の誤解をとこうとしないんだ。だからジェレミー様がといてくれる?」
「エミリー嬢が転んだ時、アルティ嬢が教材を抱えてたって言えってこと? 残念ながらオレはお人好しじゃないんだ」
授業が始まっても二人は、こそこそと話をする。
「そんなこと言ったら、つまらないことになるじゃないか」
頬杖をついてソーレの頭越しに、ジェレミー様は私を見つめながらいわくありげに微笑んだ。
「独占欲?」とソーレは目を輝かせるから、ジェレミー様は頭を撫でた。
シャルルーン学園は制服を支給しているけれど、ほとんどの生徒が私服で来る。ジェレミー様は制服を着て登校するけど、上着はいつも羽織るだけ。
昼休みには右手に持ち肩にかけて、私の元まで来た。
白いYシャツが目映い彼のしなやかな足取りに、ついていって中庭を歩く。
「あの木陰にしましょ!」
ソーレはランチの場所を指差して、ジェレミー様の手を引いた。
「ジェレミー!」
そこで彼女の声が上から聞こえて、私達は顔を上げる。
校舎の三階の窓からエミリーと取り巻きが怪訝そうに見下ろしていた。
「どこ行くの? お弁当あるよ、ジェレミーの好きなお菓子も」
エミリーが問えば、公爵家の長男であり学園のアイドルのクラウド・スターロンがランチが入ったバスケットを見えるように掲げる。
エミリーが毎日作っているらしい。お菓子が絶品だと褒められているのを聞いたことがあった。
私はシェフが作るものが好きだから料理はしない。そんなエミリーの女性らしさには敵わないと思っている。
愛くるしい笑みと仕草をして、いつも一直線な純粋なエミリーは同じ女性である私も可愛いと思う。
才色兼備の彼らを魅了するほどの女性的魅力があるのでしょうね。
私を嫌う点とクラウド様達に甘えすぎる点を改善してほしいものだけれど。
「今日はいいよ。アルティ嬢と食べるから」
ジェレミー様はさらりと断った。
エミリー達の視線が私に集まる。嫌悪感と不信感が込められた視線だった。
「な、なんで? 最近ずっといないよね。どうしちゃったの?」
「オレが気まぐれなのはいつものことだけど、これからはアルティ嬢といたいんだ」
他に回答がないと言わんばかりにジェレミー様は、真上のエミリーに答える。
エミリー達が更に困惑するとわかっていないのかしら……。
「アルティ嬢! 貴女一体、ジェレミーに何をしたんですか!?」
ショックを受けたように目を開いたエミリーが私を指差して非難するから、思わず顔をしかめた。
「私はなにもしてませんが……。そうですね、私といても得はしませんわ、ジェレミー様。エミリー嬢とランチをともにするべきですわ」
ソーレの手を引いて、ジェレミー様から引き剥がして私は告げる。
エミリー嬢を見上げていたジェレミー様は私に金色の瞳を向けると、ニヤリと笑った。
「それ、オレに向ける厳しい優しさ?」
「……優しさではありませんわ。教えてあげているだけです。私も貴方の気まぐれに振り回されたくはありませんし、気まぐれで私と恋仲だと噂をされては困るでしょう?」
「ふぅん、厳しい優しさだ」
首を傾げて問う彼に、私ははっきり言ってやったのに、楽しそうに笑われた。
「貴方の振る舞い方は魅力でもありますが、身を滅ぼしますわよ」
「そう、オレは魅力的なんだ?」
「……」
忠告するのに、尻尾を振る猫みたいに避けられる。
困惑してしまう。
指摘や忠告をすれば、誰もが嫌がる反応をしてしまうのに、彼は違う。
にこにこ、楽しげに笑みを浮かべたジェレミー様の気を変えることは出来ないのか。
「ちょっと!! あたしの友だちまで悪く言わないでください! 貴女って人はどこまでっ……ジェレミーを傷付けたら許さないんだから!! あたし達からジェレミーを奪わないで!!」
エミリーが窓から叫ぶ。
今度はジェレミー様を奪う悪者扱い。どこまでも私のことを悪く捉えてしまうらしい。
肩を竦めれば、ギュッとソーレが私の手を握ってくれた。
大丈夫、泣きませんから。
「はぁ……」
そこで聞こえてきたのは、ジェレミー様の溜め息だった。
見てみれば、ジェレミー様はエミリーを見上げている。
「天然なところ、可愛いと思っていたけれど……今はびっくりするぐらい、おバカにしか思えないな」
そのジェレミー様の呟きは、エミリーを赤面させた。
反応したのはエミリーだけじゃない。取り巻き達が怒りを浮かべた。
「おい、ジェレミー! いきなりなにを!」
「あ、ごめん。つい。口にしてごめんね、エミリー嬢。悪気はないんだ、本当に」
クラウド様が身を乗り出して怒鳴れば、ジェレミー様はエミリーに謝る。
「ジェレミーに悪い影響を与えたのは貴女ですね!!」
真っ赤になったままエミリーは私を責めた。
これは……いつも嘲る私の悪い影響を受けたと思うのも無理ないでしょう。
またジェレミー様はため息をつくと「んー……」と首を傾げながら私を見つめてきた。
なにか名案を思い付いたように、にっこりと満面の笑みを浮かべると私の右手を取る。
「例えるならエミリー嬢はキラキラと輝くダイアモンド。誰もが目を奪われる宝石。アルティ嬢はルビーだ。ダイアモンドほどの輝きはなくとも、その情熱的な色で魅了する宝石」
ジェレミー様に持たれた手の中で、魔力が渦を巻いた。
そよ風を起こしながら、私とジェレミー様の手の隙間に一輪の薔薇が生まれる。
情熱的な赤いルビーの花びらで出来た宝石の薔薇。
天才的なセンスを持つジェレミー様だから出来る技だ。
「オレはルビーに魅了されたに過ぎない。他が魅了される前に――…」
金色の瞳を細めると、ジェレミー様はぐいっと軽く私の手を引いた。
薔薇を持つその手に、ジェレミー様は唇を重ねる。
「こうしよう、アルティ嬢。来月の試験、オレが勝ったら交際していただきます」
「!」
ジェレミー様のその言葉に、私もソーレも、上にいるエミリー達も驚愕して目を見開いた。
試験――…対決試験のことだ。
男女ともに魔法や剣、特技を活かしてトーナメントを行う試験だ。
「……本気、なのですか?」
私に交際を申し込んだ。
貴族への交際は、つまりは結婚を申し込んだも同じ。
クラウド様と成績がトップに並ぶジェレミー様が勝つことは目に見えている。つまりは勝負を受け入れた時点で交際は確定も同じ。
「オレは欲しいものは奪われる前に手に入れる。――――これは気まぐれじゃない」
真っ直ぐに私を見つめる金色の瞳は、本気だと伝えていた。気まぐれには揺れない強い意志。
異性に本気の告白をされたら、女としてどうするべきか、わかっている。
「その勝負、受けましょう。負けるつもりはありませんわ。貴方ほどの才能がなくとも、私にだって勝算はあります」
「そんな君も素敵だ」
女性は男性を立てることもするが、私は本気で挑ませてもらう。努力と戦法次第では勝てるかもしれない。
負ける気はないと伝えると、ジェレミー様は笑った。「来月が楽しみだ」ともう一度私の手に唇を押し付ける。
それからエミリー達を見上げた。
「じゃあ可愛いダイアモンドとランチを楽しんで。どこがいいんだっけ? ソーレ」
「あ、あっち」
それだけを伝えると私から手を離して、ソーレと手を繋ぐ。ソーレは私の手を取るから、三人で木陰に向かう。
私がエミリー達を見上げれば、ただただ唖然と私達を見下ろしていた。
「やっぱりジェレミー様はいい人だ」
「ん?」
「公衆の面前で交際宣言する気でしょ」
「うん、誰にも奪われたくないからね」
「もう誰も悪く言わなくなるようにする気でしょ」
「オレはただ外野を黙らせたかっただけー」
私とジェレミー様の間にいるソーレは、ぴょんぴょん跳ねながら繋いだ手を振る。
ソーレに笑いかけるジェレミー様を見ていたけれど、目があったから私はそっぽを向いた。
ルビーの薔薇は透明感が高く美しい。それを貰い、告白されるのは満更でもなく、つい口元が綻んでしまう。
私はルビー。ときめいた告白だった。
「ねぇ、ソーレ。アルティ嬢のあの表情を引き出すコツを教えて」
「?」
二人に目を戻せば、小さいソーレを見下ろしてジェレミー様が問う。
「ほら、泣いていたのに顔を上げさせて笑わせただろ。オレはあの笑みで魅了されちゃったんだ」
猫みたいに細めた金色の瞳は私に向けながら、にっこりとジェレミー様は微笑んだ。
頬が熱くなり、私はまたそっぽを向いた。
その後、魔法科のナンバー2であるジャスパー・リビアンに、図書室で声をかけられた。
小柄で可愛らしい彼に、笑顔を向けられたのはそれが初めて。
何故かソーレは気に入らないらしく、ジャスパー様を追い出した。
クラウド様のよきライバルであるジェラルド・シーンにも、魔法科の授業中に話しかけられた。
相変わらず鋭い眼差しの持ち主だけれど、話す回数が増えると柔らかい微笑みを浮かべる人だと知ることができた。
でもジェラルド様も気に入らないらしく、ソーレは何度も割って入っては引き離した。
クラウド様には学園の外で会った。貴族のパーティーでダンスを申し込まれたので踊った。
そのあとにバルコニーで話そうと誘われたけれど、ソーレが許さなかった。
三人は揃って、ジェレミー様に好かれた理由を訊いてきた。
泣き顔を見られたから、なんてことが私から言えるわけもなく曖昧に誤魔化すと、どうしても知りたそうに迫ってきてしまい困ったけれど、ソーレが助けてくれたので上手く逃げることができた。
エミリーから決闘を申し込まれることはなく、学園では私とジェレミー様の勝負の話で持ちきり。
ジェレミー様は外野が煩いと言っていたわりには、見向きもしなかった。
木陰で私の膝の上に頭を乗せて眠るくらい距離が縮まり、私の気持ちは決まっていた。
けれども対決試験当日、クラウド様とジェラルド様に勝ったジェレミー様とトーナメントで当たり、全力で挑んだ。そして負けた。
悔しくて涙目になりながら握手する彼を睨んでいたら、抱き締められた。
「いい勝負だった。でもオレの勝ち。ほら、ご褒美に笑って? アルティ嬢」
金色の瞳を細めてにっこりと笑いかけるジェレミー様にほだされ、私は彼の腕の中で綻んだ。
end
その後、切磋琢磨して学園で最高のカップルとして卒業した二人はハッピーエンド!
エミリー嬢は嫉妬してしまい、それにより取り巻きは更に気持ちが離れましたが、ランチは友だちとして過ごしましたとさ。
感想をくださった皆様、とても嬉しかったです!
どうもありがとうございました!
でももう続きも連載はないです! はい!(笑)
アルティ嬢、末永くお幸せに!!
それではお粗末様でした!
20140507