幽霊！？それとも人間？！

作者：天川裕司

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬

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無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。なので音声も無しです（BGMのみ）。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪

タイトル：幽霊！？それとも人間？！

俺はホラー映画を見るのが大好きだった。

でもそれはいっときまでのこと。

今ではもうあまり見なくなった。

それは或る出来事がキッカケになっている。

ちょうど一人暮らしをし始めて数ヶ月後の事。

その日も俺は借りてきたホラー映画を見ていた。

「う〜〜やっぱり怖いなぁ〜、でもこのゾクゾク感がたまらないんだよなぁ」

なんて思っていると、ベランダの方で音がした。

そんな時だったからか

ドキッとしてベランダの方を見る。

「え…？」

心底からびぃーーーーーん！！と張りつめた戦慄が俺を襲い、

しばらく身動き取れなかった。

なんとそこに、女のような形をした影が立っていたのだ。

俺はすぐさまベランダと隣接してる

そのリビングからキッチンの方へ逃げ隠れた。

でもふと我に返り…

・こんなもんに負けてちゃいけない！

・幽霊なんてそんなの居るはずがない…！

と言う2つの思いが交錯し、俺はまたリビングに帰って

そいつと対峙してやろうと思った。

1つの覚悟だ。

でもさっきキッチンへ逃げようとした時、

後ろ目にその女のような輪郭が

ベランダから飛び降りて逃げたように見えた。

だからリビングに戻っても、

もうそのベランダに誰も居なかった。

しかしさっきのは幽霊だったのか何なのか、

それがまだよくわからない。

だから俺の心に恐怖は残り続けた。

その夜は何とか眠りにつくことができ、

それから数日が過ぎた。

それからさらに数日後のニュースで、

1つ気になるニュースをやっていた。

キャスター「…えー、なおその女性は未だ行方不明で…」

俺の近所に住んでいた1人の女が

行方不明になっていたとのこと。

その女はまだ見つかっておらず、

警察がずっと探し回っていた。

思ったのはまず2つ。

もしかしたらその人は死んでいて、

霊になって俺のあのベランダに現れたのか？

って事と…

何かよからぬことをして警察から逃げまわっている？

それで姿を消した？もしかして泥棒…？

警察が動いていると言う事はその二通りが考えられる。

あれからニュースを見ようとしても、

なかなかそのニュースを見つける事ができなかった。

知っていることばかりを報道しており、

俺が知りたいその情報が無かったのだ。

まだそこまでは解明されてないのかもしれない。

「幽霊と犯罪者、どちらが怖い？」

俺は自分に問うてみた。

答え…犯罪者。

実際、幽霊に会った経験が無かったからかも。

でも犯罪は現実に人間の世界で起きており、

それで殺されたヤツも確かに居るのだ。

いつも見てきたホラー映画は架空の世界。

架空と現実とどちらが怖いか…結局はその極論に行き着く。

未知の事も確かに怖いが、現実で実際に

起きていて、既に知っているその恐怖の方が怖い…

今回の心霊現象…いや事件で俺が学んだのはそれ。

あの時、キッチンへ逃げた時、

違和感を覚えたのは確かに本当のこと。

ベランダから飛び降りて逃げたように見えたのだあの輪郭が。

幽霊ならパッと消えたりするもんじゃないのか…？

よくわからないけど、現実的に見て、

ベランダから飛び降りて逃げるというのは人間の仕草。

それから言うと、どうやら

あのベランダに立っていた輪郭は、現実の女。

つまり今、現実で警察から逃げ回っている

ように見えるその現実の女。

幽霊よりも、その現実の恐怖の方が

身近にあると感じたわけだ。

（※）これまでにアップしてきた作品の内から私的コレクションを再アップ！

お時間があるとき、気が向いたときにご覧ください＾＾

動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=X9agQJp0shk&t=2s

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

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