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1-7. 主の務め(5)

そんなこんなで、最終的にはみんな回復してくれてよかったとはいえ、あまりの惨状に私はひどく落ち込んで上位ナンバーの子たちの部屋を出た。

次に私はえっ君達の部屋に行こうとしたが、疲れが極限に達していた私を心配してえっ君は部屋に入れてくれなかった。

後から来た一悟君にも猛反対されてしまって、NPC達に謝罪部屋巡り改め褒めちぎり部屋巡りはあえなく延期となった。


「はぁ~・・・」


そんなこんなで私室に帰ってきた私は、疲労のために鉛のように重くなった体をベッドに預ける。

謝って、みんなが私に怒ってくれたら、心だけはむしろ軽かった。


「ろくろ君ときゅ~たんには、食事をとらなかった罰を与えなきゃいけないんだよね、どうしよう」


二人には私の命令に背いた罰を与えてほしいとせがまれて、勢いに負けて了承してしまった。

正直なところ、私こそ誰かに罰せられたい。

だからこそ、二人に適当な罰を与えて、二人の気持ちを納得させることこそ私の仕事だ、とも思える。


「法律の専門家がNPCにいたらよかったんだけど」


気絶するかのように、私は眠りに落ちた。


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