後書き
これまで拙作「欲の鏡」を読んでいただきありがとうございます。
実のところ、活動報告でも後書きを書いておりますが、一応、ここにも書いておきます。──まぁ、一応、全八話+後書きにするつもりだと予告していましたからね。ここでは、内容的なものについて語っておきます。よくよく読み直してみると、活動報告の方ではあんまり語られていませんからね。というわけでここを見る前に必ず、この話を一通り読んでいただけると助かります。
この話は今から三年ほど前に着想したものです。その頃はこういう近代の怪奇的小説にはまっておりました。
元々、近代日本の和洋折衷なところが好きだったところもありましたし、幼い頃に読んだその頃の文豪たちの名作が好きだったこともあって、はまってしまったんですね。
特に私はあの髭を生やした男を出したかったんですよ。あぁいった謎の男が私は好きなんですよね。これからも他の作品で出していきたいくらいですよ。
とにかく、あの頃の私はこんな小説を書きたくてこの作品のプロットを残したのでしょうね。
ある程度のイメージがあったためか、この話はこれまで書いてきた小説の中ではまだ比較的書きやすい方だったと思います。どれもこれも表に出してはいないのですが、これまで書いてきた小説は説明が足りないところがあったり、考えるのが徐々に辛くなっていく話ばかりだったので、少し気楽に書けたと思います。
──ただし、「オーク(以下略)」と比べてはいけません。あれはやろうと思えば、簡単に書けてしまう話です。まだ二章の50%しかストックがないんですけどね(泣)!
ただ、私の小説はかなり稚拙なところが目立つため、私が読んできた小説には遠く及びません。──いや、足元にもかかりませんね。まったく、小説を書くのは難しいと改めて思い知らされました。書く度にずっと思います。
なら、どうして投稿したのかと思われるかもしれませんが、私はかなりネガティブな性格でありますので、──自分の書く小説はどれもこれもダメだ。駄作だと思ってしまうのですよ。まぁ、これはどこからどう考えても駄作なのですが、色んな意見が聞きたいと思って投稿しました。
思ったより語ることがありませんでしたね。後書きを書くのって案外難しいですね。
とにかく、これからもより良い小説を書いてけるよう努力していくので、ほかの作品も読んでいただけるとありがたいです。作者ページの方から見ることができるのでよろしくお願いします。
──現時点では、あの「オーク(以下略)」しかありませんが、三月になると、短編の小説ばかりですが、それなりに揃っていると思いますので楽しみにしていてください。
これからも半空白の作品をどうぞよろしくお願いいたします。