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置き去りの

作者: 海月 くらげ

 蝉の声すら聞こえなくなった夏


 そんな夏に取り残された花火


 何故か僕自身を重ねたんだ


 どこか寂しそうに打ち上がる


 ……寂しいなら僕と一緒だな


 緩やかに死に往く僕と


 華々しく空に咲く花は


 似ても似つかぬはずなのに



 寂しさだけは共有していたんだ



 華やかには笑えなかったが

 緩やかな笑みを浮かべることが出来た


 一度笑ってしまうと寂しさは消え失せて


 花火と僕は完全に離れ離れになる




 それでも僕は久々に心の底から笑えた


 笑うと同時に空に綺麗な花が咲いた




 勇気付けられた僕はきっと明日も


 明後日も


 その次も


 生きて往ける



 来年の夏にまた会おう



 その時こそは


 夏の真っ只中で



 蝉の讃美歌と共に


 夏に相応しい形で咲いてくれ



 僕もきっと追い付く






心が落ち込んだとき、本当に何気ないただの風景や情景に救われることが多々あるくらげより。

この詩を読んで何かを感じたなら、きっとあなたは独りじゃない。

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