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プロローグ2永遠の別れ、そして、怨念。

プロローグ2永遠の別れ、そして、怨念。

シオン「おっ、キウちゃんー最後の信じゃんやで」

キウ「ぜぇ〜はぁ〜ぜぇ〜はぁ〜」

ゴロー「アッハハハお前女だろハハどこからその声出しとるんやだぁははあ」

キウ「さいわねどつき回すわよ」

3人「ひぃ〜」

すると乾いた破裂音がこだまする。

シオン「まずい陰に」

するとその弾丸…7.62mm弾がシオンの逃げようとした左足の太ももにまるで最初から狙っているかの様な軌道をして命中しあたりに血がこびり付き倒れようとした身体をシオンは左手で流血しないように仮蓋をしてみんなが逃げた裏路地に隠れる。はずだった。右太ももにも7.62mmは命中しシオンは倒れる。匍匐前進をしながらも彼は上半身だけ建物の影に入れて太ももにあるレッグホルスターからグロックを取り出して銃口を狙撃地点へ向けて放つ。これはこの国の条例で撃たれた場合において自衛権を行使することが出来るためでもあるが仲間を守りたいと言う意志が体を動かして連射する。グロック18の弾丸は真っ直ぐ狙撃スポットに向かい飛ぶが手すりのみに着弾して弾かれる。反撃をされたスナイパーは怒りをあらわにし1発を腕に目掛けて撃つ。危ないと勘づいたシオンは回避行動を取るが回避地点が悪かったのかは不明だが7.62mmが肩に当たり人ではない叫び声を上げる。

痛みのあまりグロックを落としてしまい痛みに悶えてながらグロックを取ろうとする。だがその時だった。7.62mmが彼の腹部に貫通し当たりを血飛沫を飛び散る。まるでエヴァの演出かの如く血が飛び散るが彼は生きている。真っ青な顔を浮かばせながら。

シオン「警察…は?…自衛隊…は?はぁ。はぁ。はぁ。何して…」

苦しそうに悶える姿をスコープ越しに見ているのは彼の母親だった。笑顔だった。ものすごくまるで宝くじが当たったかのような表情で。そして観測手としている男はお分かりだろう。父親なのだ。本当なら皆殺しにする予定なのだったがエイムが合わず明後日の方向に向かってしまったのだ。父親も母親と同じ笑顔を浮かべていた。

苦しそうに悶えてるシオンもそうだが今にも飛び出して助けたいと思っているキウが過呼吸を起こしてしまい倒れてしまった。この交差点は悪夢の交差点と呼ばれることになった。

その後シオンは救急車のサイレン音を聞いてこの世を去った。

キウは泡を拭きながら倒れておりその悲惨な光景に周りの人々はスマホを触ることすら考えられない状態となった。この事件の後交差点には県外からも多数の人々が訪れて彼の名前の花紫苑が大量に入った花束を現場に置いた。さらには彼の同族が89式を持ち捧げ(ささげつつ)をしたことがこの事件世界中に広まり戦後最大の子殺し事件と呼ばれた。

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