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サヴァンブラタンナ  作者: 皆月 おき
第1章 朽ち果てた先で
14/22

1.14 一歩手前

 岩肌にしがみ付いたまま一息吐いた。


「本当にこの経路で良かったんですか?」

「そうだね、ここを通った方が近道になるんだ」


 時折、吹く突風に体は煽られる。髪も着ている衣服もそちらに引っ張られた。自身の真下に足を付く地面などなくて一歩踏み外せば、この高所から真っ逆さまに落ちていくだけ。そんな恐怖が付き纏うせいで指先は常に冷ややかだ。

 一段上の埋め込まれた岩を掴もうとする。


「―――――――!」


 掴んだ岩が手の中で瓦解し、転がり落ちた。

 質量の籠った鈍い音を立てて崖と衝突し、跳ね返され、地面に付いて岩は砕けた。


 脆くなっていたようだ。手の中には礫や砂となったものを残す。辛うじて片腕だけは岩に引っ掛かり、腕一本でぶら下がった状態になった。


 そんな中でも、自分の体を揺さぶろうと風は吹く。

 自分をこの場に止めているのはこの腕一本のみ。この高さなら即死か。いや、自分の場合、即死()出来なさそうだ。自然と指に力は入る。手頃に登れそうな経路も中々ない。今までの人生で崖を登ったことなんて片手で数えられるぐらいか。


 とはいえ、今、自分が手を離しても、斜め横のルイスとロープで繋がれている。予め彼はナズルを服用してはいるので、自分一人分の体重なら難なく引き上げられるだろう。


 垂れ下がるだけの空いた片手を持ち上げ、岩盤に押し当てた。亀裂を探り当て、指を置く。それも終わる。最後の出っ張りに手を掛け、てっぺんに顔を出した。地面となったそこへ体を付けたまま可能な限り崖から距離を取る。


 湿った土砂の臭いや鉄と油の混じったような臭いが森にはまだ微かに残っていた。一昨日の雨によるものだ。遅れてルイスが這い上がってきてから自身に括り付けられているロープを解いて、彼に渡す。早々にその場から離れた。


 足元の土は水分をふんだんに含んで泥濘になり、グニャリとと柔らかい感触があった。靴にへばり付いたヘドロを切って前に進む。自身の首元を手で扇ぐ。気温が上がってきたか。

 沈んでいた自分の足を引っ張り出す。土を蹴って、草の根を分ける。それから辺りを見渡した。足跡や糞などの痕跡はないようだ。


「やけに冷え込んできたみたいだね」

「そうですか? 寧ろ、暑いぐらいですが」

「……。もしや風邪とか引いたわけじゃないよね?」

「そんな、まさか」


 そう言ってルイスは外側からさらに服を着込んだ。感覚の違いだろうか。

 特に自分の体に調子が悪い所はなくて寧ろ良いぐらいだった。もしかしたら彼の服が防寒に向いていなかったのかもしれない。あとは運動量か。子供の歩幅で大人に付いていっている。


「どうかしたのかい?」

「……。いえ、何でも」


 小さな沢を跨いで岩を上っていく。傾斜から滑り下りてまた周囲を見渡した。

 まだ静かなままだ。


 高い位置に葉が付いている樹木が大半。数も多く、下にはさらに植物が生い茂っている。ここへ来てシダや苔が増えてきた。見逃していないといいが。足元に咲いている花を()ける。足跡はない。


「獣道が出来てますね、回り道しませんか?」

「あぁ、あれかな。 分かった、そうしよう」


 木の根元辺りにやたらと多く花が咲いている。恐らく全部が同じ花だろう。やはり茎まで白い。

 この同じような景色に飽き飽きしてきた。側にある白い樹木に触れてみれば、ゴツゴツしていて硬い。


 普通に木と何ら変わりない手触りだった。

 見えている物と触っている物に相違があって何とも奇妙な感覚だ。


 本当にこれは生物なのだろうか。生気が感じられない見た目をしていると言うべきか。どこも真っ白。というより、この白だらけの中で自分たちの方が異質に思えてくる。


 踏み出した足を引っ込めて藪の中に倒れ込んだ。

 遠目からだったが、厄介極まりないのは明白だった。


 遠方にあったのは横たわり、奇声を上げる成人男性を優に丸呑みできるであろう巨体。それに馬乗りとなって襲い、巨体の肉を引き裂く虫。成人男性の腕程の大きさはあるだろうか。


 毛むくじゃらのか細い脚六本で器用に抑え付け、脂肪の塊のように膨よかな巨体を喰らう。暴れるのものともせずに皮を剝ぎ、血さえも啜る。時折、首を傾けもした。ただ一方的に体重が数倍あるであろう相手がそれより明らかに小さな相手に蹂躙されていくのみ。


 上がった奇声にこちらの脳は掻き回されそうになる。やたらとよく響く。歯の上で肉が擦り潰される音も細かい血管が破れる音も掻き消されて聞こえない。


 葉の隙間から覗き込むが、肉を裂いてこちらに背を向けたまま。気付かれていはいない。身を低くして幾重もの葉に埋もれ、四つん這いになって逃げた。


 出来るだけ音を立てずに素早く慎重にざらついた草や蔓から抜けた。耳を地べたに音を聞くが、足音は聞こえない。他はいないようだ。隠れる場所は豊富だが、それは向こうも同じ。目だけではどうも近くにいるかどうかに気付けない。


「ナナシ君、こっちだよ」

「あ、はい」


 傾いた大地を登っていく。また下っていくことになるのか。まだ下ってきたばかりだった。ここは谷底の辺りなのだろうか。

 手を掛けた木を支えにして体勢を保つ。地面が滑り易くて歩き辛い。硬い木の根を踏んでいた方が歩き易いのかもしれない。振り返る度に来た道の区別がつかなくなって閉ざされていく。


 落ち葉を掻き分けた。襲ってきた場合、上へ逃げればいいのか、下に逃げればいいのか。恐らくあちらにとっては大差はないが、上に逃げるようにしておく。かなり登ってきたが、まだ上の方がある。


「うわっ!!」

「へ?」


 自身の体が突き飛ばされた。ルイスの踏んでいた土が崩れて落ちてきたのだ。そこまでの重さはなかったが、場所が悪かった。坂道をただ重力に従って転がり、木にぶつかって止まる。


 音を立て、木が揺れて葉が落ちた。寝転んだまま視線が向く。自分よりも下の方に行ったルイスは木にしがみ付いている。駆け寄ってきた彼は慌てた様子だった。


「ご、ごめん。大丈だよね、怪我とかは……」

「まあ…、平気です…、多分……」 


 幸いにもあまり下の方へは行っていない。まだすぐ戻れる。自分の頭を摩った。打ちはしたが、そんな強くではない。痛みも吐き気もない。なら、放っていてもいい。汚れを払った。体を起こして立ち上がるとまた登っていく。


「やっぱりロープを使った方がいいのかな」

「……。ない方がいいんじゃないですか、動き辛くなりそうなので」


 荷物から取り出したロープをルイスは仕舞った。

 ある程度は水平になった所で今度は側面に沿って進む。届く範囲にある枝に手を伸ばし、退ける。


 先程まで自分たちがいたと思われる場所が酷く小さく見えた。手に収まる玩具に思えてしまうまでに。標高はそこまで高くはないのだろうが、上がったり下ったりと高低差が大きい。


「――――――っ」


 空気を漂う臭いが鼻腔を掠め、酷くて鼻を塞ぐ。鼻が曲がりそうだった。物が腐った臭いだ。最初の一嗅ぎ目でぼんやりと違和感だけして、二嗅ぎ目から異物であるそれを嗅覚が捉え始めた。

 他のとは異なる独特な臭い………。酵素と微生物が織り成すこの臭いを自分は知っている。ずっとずっと忘れてた。久しく縁のないものだった。

 眉間に皺を寄せて足を止める。


 何故、今になってあんな昔のことを思い出すのだろう。今は全く関係ないことであるというのに。嗅覚に併せて当時の感情まで想起させられている。


「…………!! この臭いって……」

「あれからみたいです…………」


 遅れてルイスが臭いに気付いた。口のみで息を吸う。段々と空虚な気分になっていく。どうも体が近寄ることを拒否している節がある。


 短剣でそれの前を塞ぐ白いツタを切って道を切り開き、最初に目にしたのは眼の入っていない空洞だった。それだけが草むらからはみ出て見えた。

 掻き分けてあったのは、もたれ掛かる人間のものと思しき遺体。多くの虫が湧き、羽音を立てて蠅が周りを飛び回る。


「………何者なんでしょうか?」

「………冒険家気取りで立ち入った人かな?」


 遺体の目の高さまでしゃがんで眺めてみる。性別は………服装からして男性だと思う。何なんだ…、この喰い漁った跡は……。眼や鼻、唇の柔らかい部分から重点的になくなっている。大勢で群がったのか……。これでは顔の判別がつかない……。

 深呼吸する。


 手ぶらで特に荷物と呼べる物はない。身元が特定できそうな物はあるのだろうか。身に纏っている布はボロボロ。ただ、この色合いや質感には覚えがあった。遺体の懐を漁ろうと手を伸ばす。


「………! ナナシ君、ここを見てくれない?」

「…………?」


 ルイスが指さしたのは遺体の鎖骨辺りだった。紋章が刻まれている、自分の首に刻まれているのと同じ。スキラカルリッジ教団の紋章だ。


 今のすっかり簡略化されて火の意味合いだけになってしまったものではない。ちゃんと初めて見た時に勘違いした心臓の意味合いも含んでいる。


 教団の関係者だろう。こんな森の中に腐臭を放っているということは死んでからそう時間は経ってない。目的地まではそう遠くないと考えるべきか。まだ集中を切らしてはいけない。さらに食い入るように観察しようと顔を近付けると遺体の口元が動く。


 遺体の口の中からさらに一回り小さな口が出てきて襲い掛かった。それを鷲掴みにして身動きを取れなくした。生物を覆うのは棘のある殻、それから毛みたいに細かい針。思いっきり指が切れた。


 毒はない。口の中からその生物を引き摺りだせば、明らかに自分の身長よりは長い体が出てくる。鋭い牙が並び、まだ噛み付いてこようとしていた。手の中で喚いていたが、知ったこっちゃない。地面に投げ付け、さっさと追い払う。


「何だったんですか、あれ……」

「……死骸を主食にする生物だね、……あとは卵を中に産みつけたりとか」


 確かあれは群れで行動する類のものではない。それに遺体の傷は外側からのものだ。となると、喰い漁ったのはあの生物ではないのか。

 あからさまに刺さったままの針を手から抜き取る。


「行きましょう、ルイスさん」

「ねえ、ナナシ君。教団ではどんな風に人を弔うのかな?」

「……まさか今、ここで弔うつもりで?」

「いいや、純粋に好奇心で聞いてみただけだよ」

「………。…火葬が大半でしょうか、稀に土葬をする場合も。細かい部分は知りませんが」


 何となくそういうのはその地域の都合に大きく左右されるとどこかの本で読んだことを思い出す。


「そう……。因みに、この国だとそれと一緒にある花の種を添えるんだ」


 そう言ってルイスは遺体の前に一枚の栞を置いた。黄色い粒状の蕾らしきものが中央に添えられ、生花の花弁の如く蕾を囲うそれは鮮やかな朱紅色を有している。そんな大輪の花を挟んだ栞を。


「持ち合わせはこれだけ………」

「………手向けですか」

「そうだね…、ブエナチアの風習で申し訳ないけど……」


 逸早くルイスは遺体に背を向けた。寄ってくる気配があって直ちに立ち去っていく、ひっそりと。筆舌に尽くし難い表情をルイスはしていた。何かを含んでいるようで決してそれを表に出そうとしない。焦燥は見られず、哀愁とはまた違う。どちらかと言えば、顔は無表情に近いのだろうか。

 彼の心情が読めない。


「さて、目的地についてはどこまで話したっけ?」

「追いやられた者たちが集まって出来上がった集落という所までですかね」


 事前情報はほぼそれぐらいで当初はまるっきり都市伝説だと思ったものだが。

 軍が調査隊を派遣するのだから、何もないわけではなさそうだと考えるようにしていた。


「ここは人里からかなり離れてる。地理的な面から流れてきたんだろうね」

「流れてきたのは本当に国家に歯向かった教団の残党なんでしょうか」

「…それだけは間違いないよ。終戦した時期と教団による国家への攻撃の失敗した時期、それからこの樹海の側から人が離れていった時期。それらを考慮する丁度、辻褄が合うから」

「……せめて思想が丸くなっているよう願いますよ」

「同感かな、期待は出来ないかもしれないけど」

「何故です?」

「結局、首謀者の大半が捕まらなかったから」


 会話を切って移動を止め、身を屈める。前にいるのは何なのだだろうか。あちらも身を低くしているせいで全体像がよく見えない。


「あぁ、あれなら無視して通り過ぎればいいよ」

「そうなんですか?」

「だって、あれって草食で大人しい生物だしね」


 そう言ってルイスは立ち上がり、その生物の前に立つ。彼に気付くや否や生物は鳴き、口含んでいた草を吐く。頭を膨らませて一目散に奥へと消えていった。


「ほら、言った通り」

「本当ですね」

「さてと。取り敢えずは一休みしよう」

「あぁ、そんな時間でしたか」


 その場にルイスは座り込み、水筒を取り出て中身を口に流し込む。多少、彼の息も上がってきている。前回よりも粗い。疲労が溜まっきているのだろう。自分も一口飲んでおく。


 少し長めに休息の時間は取った方がいいのかもしれない。

 口を離すとルイスの手元でひんやりと冷たい空気が漂った。水筒の中へ彼は氷の粒を詰めて込んだ。


「手当はいいのかい? 手を怪我してるんだよね?」

「えぇ、まあ。どうせ大したことないと思いますが」


 唾でも付けておけば、ニ三日後にはなくなっているだろう。一応、自分に割り当てられた分の荷物には少量の包帯と古い消毒液が入っている。生物を掴んだ方の手に目を向けた。


「………………………は?」


 ()()()()

 丹念に見た。何度も何度も掌をひっくり返す。それから指を一本一本動かしていく。狐に抓まれた気分だった、確かにあった筈の傷が綺麗さっぱりに消えているのだから。触ってみても、痕跡と思しきものは見つからない。


 指を切っていなかっただろうか。間違いなく掌は血こそ出ていなかったが、皮が剥けていた。チクチクとした痛みはあって、小さな針を抜いた時には血が染み出てくる。そんな具合だったか。


「幻覚を見た、なんてことはないですよね……」

「それだと二人とも同じものを見たって――――……あれ……? その首の印…………」

「え?」

「ほら、これ」


 ルイスの出した手鏡に顔を寄せ、気が付いた。自身の首に焼き付いた教団の印が少しばかり広がっているのだ。付け根の高さから頸部の下の方で燻っていたのに、伸びて顎部にまで。糸のように細く、網状に、先端部分でさらに枝分かれを起こして。


 まさかとは思うが………。いや、そんな………。

 首から手を離すと恐る恐る短剣を取り出した。袖を上げ、露出させた自身の腕に近付けていく。

 まず手を付けるならここが一番、手近い。


「ナナシ君、何を………」

「実験です、ちょっとした」


 ゆっくりと慎重に刃を自身の手首に食い込ませた。ギュッと強く握り締める。幻覚などではなく、傷は確かにあった。印が広がったのにも思い当たる節がある。突き立てた短剣を小さく動かす。短剣の先端部分のみに僅かに血が付着する。


 プチっと弾ける感触がした。

 ほんのちょっとだけ。ほんのちょっとだけ自身の手首を切った。


 じっと見つめる。もし予想通りならこの傷は塞がる、独りでに。だが、そうであったとして今回もその事象が起きてくれるかどうか。何かしらの条件というものがあ―――――……


「「………………!」」


 ブクブクと傷口に血液の赤い泡が立った。破れては張って、膨れては潰れ、湧いては割れて、蠢き、やがてそれらが傷口を覆い隠そうと広がっていく。熱が籠っているのか薄らと湯気が浮かんでいる。


 自然と肉が溶かされていく感覚が頭を過った。体から離れ、垂れていった血液でさえもが湧き立ち、地面に落ちる前に消える。まるでそれぞれが独立した一つの生き物であるかのように犇めき合った。


 時間にしておよそ一分足らず。いや、もっと短かったかもしれない。徐々に徐々に数を減らしていき、とうとう泡はなくなった。終わってからようやく強張っていた右手が動いて、自分とルイスの硬直が解かれる。


 露わになった手首には既に何もない。触れてみても、やはりあるのはいつも通りの肌触りという印象だけ。

 綺麗さっぱり切り傷は消えてしまっていた。


「………以前にこんなことは?」

「さあ………、全くありませんでした」


 何度かこの体で怪我をしたが、このようなことは今まで一度としてなかった。いくら何で早過ぎやしないか。経験上、本来なら丸一日掛かる。傷の治りが早いのは確認済みだったが、こんなのは知らない。こんなことなど………。


 自分が持っている力はナナに貰ったものの残り滓のようなものだと考えていた………。ここへ来て強まってきているのだろうか……。

 ………定かではないものの、考えられる原因があるとすれば一つ。


「………亡骸に近付いてきた影響かな」

「でしょうかね………」


 口元に手を当てる。ないなら、ないでよかったのかもしれない……。そもそも自分は否定出来る材料の方が欲しかったのか……。頭を掻き毟った。


 肩を回す。それから拳を閉じたり開いたりした。他に変化のある箇所はないだろうか。或いは異常をきたしている箇所は。首も動かしてみる。例えば、五感。緩やかに鼻の方で息を吸い、出来るだけ遠くの方の景色に目を凝らす。目や鼻、あとは耳などは――――――……


「…………? ……何か人の声みたいのが聞こえてきませんでしたか?」

「………? いいや、音なんて何にも聞こえていなかったと思うけど……」


 ゆっくりと低い位置にある枝に手を掛ける。聞き間違いだったのかよく分からない。ただ何となくそんな気がしたというだけ。酷くあやふやで断言できる自信がなくて確かめてみようとした。


 茂みを掻き分け、光は差し込んできて目にする。

 ここより見下ろせる所に木を切り開いた場所があった。


「やっとか………」


 ようやく目に見える形での結果を得た。

 当初の予定より早い。でも、長かった。


 石垣が壁として歪な形を描いて並び、中に住居などの建物が点在しているのが見える。強いて言えば、風車の幾つかが異彩を放つぐらいか。


 明らかな人工物であるにもかかわらず、この大自然に溶け込み、ひっそりと集落がそこにあったのだ。

※ もし主人公がぶら下がっていた地点で落ちた場合、常人なら即死します。主人公の場合は即死はしませんが、下手に頑丈であるため、即死出来ずに余計に苦しむ羽目になります。



この作品を読んでいただき誠にありがとうございます。


読んでいて面白いと感じた方は、評価やブックマーク登録をお願いいたします。また、感想も受け付けております。作者のモチベーションアップに繋がりますので、どしどしお待ちしております。

ただ、これらに関しては厳しめの意見で構いません、多分………?

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