2話
前回、1話を投稿したじゃないっすか、それで見返してみたら、第2部、1話、みたいな感じで紛らわしいことになってるんですよね〜。
まあ、最初エp…プロローグを入れたからなんですけど…
ということで、第3部、2話、お楽しみください。
突然知らない島に集められて、そしたらジュジュマイが自殺、さらには私たちに殺し合いをさせる…色々起きすぎて理解が出来ない…どうすればいいの…?
スインジ「ねぇ、タルトゥちゃん、しばらく…一緒に行動しない?」
スインジちゃんが私に話しかけてきた。でも混乱してて、上手く答えることが出来なかった。
タルトゥ「え…?でも、えっと…その……」
自分の答えを口に上手く出せずにいたら、ライライくんがみんなに提案した。
ライライ「ねぇみんな、とりあえず…みんなで固まって行動しない?なんていうか、殺し合いとか…間違ってるよ!」
その提案に乗るようにデンスーも続けた。
デンスー「そうだな、最初にカグカミが言ってた通り、これは手の込んだドッキリかもしれない。あいつならやりかねないし、仮にそうじゃなかったとしても、あいつの言いなりになって殺し合いをする必要はないと思う。」
彼らの提案に反対する人はいなかった。実際私もそれが正しいと思う。きっとみんなそう思ったんだろう。
ヴォイタン「でも、流石に全員が固まって行動するのは集まり過ぎじゃないかな…助けが来ないと仮定したら、生きる為の材料を集めないといけない…」
バール「全員が固まって行動するより、いくつかの組に分かれて行動した方が効率が良いってことか」
ヴォイタン「そういうこと」
ライライ「なるほど、じゃあ、4、4、3で分かれるべきかな?」
フルクラ「メンバーはどうやって決める?」
ライライ「んー、ちょっと考えてみる…少し時間を貰ってもいいかな?」
カグカミ&カラナント「あ、どうぞどうぞ」
…流れるように話が進んでいく……これがご都合展開…?
カグカミ「待ってる間、どうやって暇つぶすか…?」
タルトゥ「そこら辺歩き回って探索でもしてたら?」
ついいつもの癖で反射的に答えてしまった…まあ、相手はカグカミだし、別にいっか!
カグカミ「なんか言い方冷た〜…行ってくるけどさ〜…」
そう言ってカグカミは去ってった。
スインジ「ねぇ、タルトゥちゃん」
タルトゥ「え?何?」
急に話しかけられたから少し驚いてしまった。
スインジ「えっと…さっきの質問の答え…聞いてもいいかな?」
質問…?あ、そっか、一緒に行動しようとか言われてたんだっけ
タルトゥ「うん、そうだね、一緒行動しよっか!」
スインジ「良かった…1人じゃ心細くて…」
スインジちゃんは安心したのかその場に座り込んだ。目線を合わせるように私もしゃがみ込んだ。そんな中、ライライくんのチームの内訳が発表された。
ライライ「とりあえず、1つ目の組は俺、カグカミ、タルトゥ、バール。2つ目の組はヴォイタン、カラナント、フルクラ、スインジ。3つ目の組はデンスー、マイオン、カナチーで」
バール「お、俺ライライと同じか、でも…カグカミもか…」
カグカミ「お前ぇ!俺が同じ組なのが不満か!?ちなみに俺は不満だ!!」
バール「はぁ!?」
カラナント「ここの組は、比較的安心ですね、特に喧嘩になりそうなことはなさそうです。」
ヴォイタン「カラナントくーん?敬語は、禁止だよ〜?」
カラナント「ヒェッ」
デンスー「ライライ!お前、狙って俺とマイオン同じ組にしただろ!!」
マイオン「流石にここまでお節介な親切は要らないんだけど…」
デンスー「まあ、俺はいいけど…」
カナチー「うっわ」
私とスインジちゃんは、2人で一緒にいようと話したのにも関わらずその仲を引き裂かれた。
スインジ「あ〜…違う組、だね…」
タルトゥ「…そうだね、ごめんね?せっかく誘ってくれたのに…」
スインジ「ううん!いいよ、これはしょうがないことだから…それじゃあ、後でね!」
タルトゥ「うん!」
スインジちゃんと分かれて、私は組のメンバーのところに向かった。
タルトゥ「あれ?カグカミ、いつ戻ってきたの?」
カグカミ「あー、さっき戻ってきた。おもしれぇもの見つけたからさ!」
タルライバー「おもしれぇもの?」
カグカミ「おう!ちょっとライライ、こっち来てくんね?」
ライライ「え?うん、ここら辺でいい?」
カグカミ「ありがとう!いやぁこれで…
お前を殺せる。」
そういって取り出したのは…拳銃だった。銃口はライライくんの頭に突きつけられている。
バール「おまっ!それ!」
カグカミ「おっと!動くなよ?動いたらスグに殺しちまうからなぁ!」
タルトゥ「…クソ野郎が」
カグカミ「なんとでも言えよォ!行くぜぇ!?」
そしてカグカミは、引き金を引いた。
私とバールちゃんは顔を逸らした。声も出せず、動く事も出来なかったから…
そして私たちは、恐る恐る、ライライの顔の方を見た。
ライライ「…あれ?死んでない??」
ライライくんの顔には傷1つなかった。
私とバールちゃんは鳩が豆鉄砲を食らったような顔をして固まった。
カグカミ「フフフ…驚いたかぁ!?わざわざ銃弾は全て抜いといたんだぜぇ!?ww」
バール「…は?」
カグカミ「俺が本気で殺すわけないじゃーん?www」
タルトゥ「…は?」
カグカミ「いやぁw面白かった〜wwさ、材料探そうぜ〜」
タルライバー「その前に1発殴らせろォ!」
カグカミ「やってみろよ〜!最弱野郎どもg」
カナチー「イヤァァァァァァァァ!!!」
カグタルライバー「え!?」
突然、カナチーちゃんの悲鳴が聞こえた。
私たちは落ち着き、スグに声のするところに向かった。
バール「カナチー!大丈夫!?」
カナチー「あ…あれ…」
バール「あれ?…!?」
カグカミ「…おいおい、嘘だろ…」
ライライ「そんな…!」
タルトゥ「…スインジ…ちゃん…?」
カナチーちゃんが、私たちが見たのは、スインジちゃんの…胸を銃で撃たれた死体だった…
残り10人
今回はキャラクターで言うとタルトゥ目線での話でした。それで行くと前回はライライ目線でしたね。
勘のいい方はお気づきでしょう、この小説、話事に語り部が変わります。ぜひプロローグの登場人物紹介と共にお楽しみください。
あと話すことがあるとすれば…本格的に人が死んでしまいましたね?
ここから話が大きく動き出します。
…1回言ってみたかった。
ぜひ今後の展開をお楽しみください。