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恋愛綴り  作者: 茶太朗
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理想のタイプ

 僕は彼女のことが好きだ。

 身近な存在だけど、関係が壊れるのが怖くて言えない。


「ねえ、理想のタイプとかってどんな。」

 僕みたいなタイプだといいけど・・・

「別にないかな。」

 うわ、一番困る答えだ。

「そこをあえて言うと。」

「あえて言うと・・・恋愛にガツガツしてない人かな。」

 え、この会話自体がNGってことなの。

「じゃあ、あそこにいる奴なんかはアリ、ナシ。」

 僕は適当な奴を指してみた。

「そうだね、あの人は背が高いからナシかな。」


 ・・・僕はあの人より背が高いんですけど・・・

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