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社長になったら
馬鹿な男たちの会話
「社長になりてぇ。」
金髪の若い男がつぶやく。
「社長かぁ、なりてぇな。」
友達と思わしき二人の男性も互いにうなづく。
「社長になったら何するべ。」
「そりゃ社長だろ、なんでもできるだろうよ。」
「俺なら他の会社を買収しまくって、世界一の金持ちになるかな。」
そりゃあいい、とうなづく一同。
「俺なら外車乗りまわすな。日替わりで車変えてよ。」
そりゃあいい、とうなづく一同。
「俺だったら秘書にお茶入れてもらうかな。高校卒業したばかりの何もシラネェ娘にさ、『社長、お茶が入りました。』『ありがとう、そこに置いてくれたまえ。今日も可愛いね。』『そんな・・・ありがとうございます。』みたいな。」
一同「それな。」




