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恋愛綴り  作者: 茶太朗
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男女の友情

「男女の友情って成立すると思う。」

 女は目の前の男に悪戯っぽく笑い、質問する。


「男女の友情、あると思うよ。」

 男は少しだけ考えてから答えた。


「ええ、私は絶対にないと思うんだけど。」

 女は目を見開いて、身振り手振りを交えて語った。


「そうか、でもほら、男とか女とか関係なく、人として尊敬できるとか、信頼できるとかあるんじゃないのか。」

 男は小首を傾げて冷静に答える。


「いいや、絶対にないね。男と女だったら、絶対にどこか下心があるもんだよ。」

 女は鼻息荒く答える。


「まあ落ち着いて、男が誰しもオオカミだなんて訳じゃないんだよ。」

「オオカミじゃなきゃ困るんだよ。」

「なんでだよ。俺はお前のことを人として信頼してるし、すでに友情は成立していると思っているんだぞ。」



「ああ、言っちゃった・・・。」

 女は肩を落とし、静かに立ち去って行った。

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