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営業スマイル
「いらっしゃいませ。ありがとうございました。」
「なんだその笑顔は、固いぞ。」
ここはファーストフード店、俺は店長をやっている。
新人バイトの娘は、可愛い顔をしているが、人見知りなのか笑顔が固い。
だが、とても手際が良く、さばけているだけにもったいない。
「とりあえずパテを焼いてくれ。」
「はい。」
彼女はあざやかな手つきでパテを並べる。
「アツっ。」
鉄板に指が当たったようだ。
俺は彼女の手を取ると、すぐに流水で冷やした。
「大丈夫か。」
「はい、ありがとうございます。」
少しうるんだ瞳で、彼女は最高の笑顔を見せた。
可愛すぎる。
「あれ店長、表情が固いですよ。」
俺が上手く笑えないや。
読んでくださり、ありがとうございました。
次回更新は19日の13時です。次回も宜しくお願いします。




