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恋愛綴り  作者: 茶太朗
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不治の病

「僕は不治の病に侵されている。」


 私のカレはイケメンなんですが・・・。


「恋と言う死に至る病に。」


「それは大変だ。箱根の湯でも治らないよ。」


「そうだろう、僕が夭逝したら、人類にとっての損失だ。」


 ナルシスト?


 いいえ違います。


 正解は・・・


「しかたがないんだ、僕の命運は56億7千万年前から決まっていたこと。輪廻の流れには誰も逆らえやしないんだ。」


 はい、中二病です。


 もう突っ込むことにも疲れました。


 ジッと手のひらを見つめているから、「どうしたの」って聞けば、「今、生命力を手のひらに集めているんだ」とか言います。


 さすがに限界です。


「中二病が治らないなら別れるからね。」


 そう言うと、次の日からカレは普通の常識人になりました。


「やればできるじゃない。」


「ああそうだろう。愛する女性の為、中二病を封印するオレってカッコイイ。」


 ・・・治ってませんでした。


読んでいただきありがとうございました。


次回更新は3日の午後9時予定です。

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