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恋愛綴り  作者: 茶太朗
36/91

男だったら良かったのに

 僕には好きな人がいる。

 かわいいのに気取ってなくて、

 誰とでも仲良くなれて、

 スポーツができて、

 優しくて、

 みんなの人気者だ。


 そんな彼女と僕は小学校からの幼馴染で

 毎日のように話をしている。

 なぜか不思議と話題が合うし、

 とにかく話していて楽しい。


 彼女がもしも男だったら、

 きっと一生の親友になれただろう。

 そう思ってやまない。


「お前が男だったら良かったのに。」

 何気なく彼女に言ってみた。


「私もそう思う。男だったら変な男が毎日つきまとったりしないのにって。」

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