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恋愛綴り  作者: 茶太朗
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 私の胸は小さい。

 大人になると大きくなるよ。

 そう言われ続けてきたが、成人式もとうに終えた私の大人はいつだろう。

 友人に聞いてみた。

「そこには何が詰まっているの。」

「乙女心かな。」

 乙女って歳かよ。

 医学的には脂肪だろうが。

 自分から聞いておきながらやさぐれる私。

 でも乙女心と言われると、あながち嘘ではないかもと思ってしまう。

 私は恋愛をしたことがない。

 どうしてみんな恋愛するんだろうって不思議に思うくらいだ。

 だって他人の心の中なんて絶対に分からない。

 なのにそのことで悩んだり、一喜一憂したりする。

 私には無駄なことだと感じる。

 さらに言えば、私は男から言い寄られるような見た目でもない。

 ましてや胸もない。

 だったら無いことに時間を割くより、やりたいことをやった方が良いに決まっている。

「男の人って胸の大きい女性が好きなんでしょう。それだけで好きになるのかな。」

 とりあえず、数少ない男友達に聞いてみる。

「好きじゃないって言ったらウソになるよね。でもそれだけで人を好きになったりはしないよ。やっぱり人として魅力のある人の方が長く付き合えるからね。」

 そういうものなんだ。

「見た目が良い方が良いってのは違いないけど、人の魅力はそれだけじゃないからね。見た目の良い人はかえって中身を見てもらえないなんて悩みもあるって聞くよ。」

 そういうものなんだ。

「だから君はちゃんと中身が魅力的だから大丈夫だよ。」

 そういう・・・ものなんだ。

「ありがとう。」

 あれ、なんだかうまく彼が見れないよ。

 やばい、胸が大きくなっちゃうかも。


・・・いやいや、よくよく考えると失礼発言じゃないか。


私は私、今のままでいいんだよ。

恋愛しないのだって、諦めでも負けず嫌いでもないんだよ。


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