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恋愛綴り  作者: 茶太朗
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ねがいごとひとつだけ

「ひとつだけ願い事がかなうとしたら、何をお願いする。」


「ひとつだけなら、そうだな、やっぱカネか。」


「ええ、でもお金があってもすぐ死んじゃうかもよ。」


「それもそうだ、じゃあ不老不死で。」


「ええ、お金なくって不老不死だったら悲惨じゃない。」


「それもそうだ、じゃあ大金持ちの不老不死で。」


「ひとつだけだよ。」


「それじゃあ、願い事をいっぱいにしてくれ。」


「ベタだけど、それじゃあ願い事をいっぱいにしてあげる。願い事いっぱいだけど、かなうかどうかは君次第ってことで。」


「なんだよそれ、人のこと色々いうけど、おまえはどうなんだ。」


「ひとつだけなら・・・君と付き合いたい・・・かな。」


「それなら・・・かなうな。」



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