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序 その思いは石の下に埋めた

 先がないと気付いたのは、いったいいつのことだっただろうか。

 プロ試験に落ちるのが5回を超えたときだっただろうか。

 同期の今出川(いまでがわ)と初めて対局したときだっただろうか。

 初めて、プロ棋士の指導を受けたときだっただろうか。

 ――それとも、囲碁を始めたときだっただろうか。


 いずれにせよ、そう気付いている人間が門をくぐれるほど、プロの世界は広くはなかった。

 


 

 そして、18歳の夏。僕は囲碁をやめることにした。

 あれから1年以上、僕は碁石を握っていない。


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