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傷だらけのあなたへ

作者: ヤミヤ

 私はあなたの背中が好き。

 傷だらけのあなたの背中が好き。

 その傷をなんでもないよと背負っているあなたが好き。

 

 でも、時々痛いのを無理しているのが分かって、でも、あなたはそれに触れると、誤魔化すのが分かっているから、私は黙っている。

 気づかない振りをして、何でもない振りをして、あなたに、私ができる精一杯の笑顔を送る。

 私は、あなたの傷を少しでも和らげることができているのだろうか。

 少しでも、あなたの助けになってあげられているのだろうか。 


 繊細なあなたはとても傷付きやすくて、いつも傷が絶えない。

 だから、私はいつか、あなたが、傷の痛みに耐えられなくならないか心配になる。

 いつか倒れてしまうんじゃないかと心配になる。

 

 でも、きっとあなたは、傷付きながらも、それでも生きていくんだと思う。

 目には見えない傷も、目に見える傷も全て背負って生きていくんだと思う。


 いつか、その傷を誇れる事を願っています。

 この傷があったから、今の自分があると言えるようになる事を願っています。


 そして、そんなあなたの傍に私はいたい。

 少しでもあなたの傷を癒してあげられるように。

 そして、何よりもあなたが好きだから、傍にいたいんです。

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― 新着の感想 ―
[一言] いつかその傷を誇れるように、なりたいものです。 そして、そんなあなたが好きだと言われてみたい(笑)。 (でも、私は無理ですね(汗))。
[良い点] 誰もが傷を背負っている。そしてそんなあなたが好きなんです。というところが印象的ですね。その単純な言葉の中には、何か強い意味が込められているような気がします。 [一言] 感想を書き込む時はい…
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