最終話「決着」
キングウォーレンス内で、7人揃ったメタリックソルジャーがついにサタンウォーレンスと最終決戦をしようとしていた。
グレートヒートフレイム「いくぞぉぉぉっ、みんな!」
6人「「「「「「おおおっ!」」」」」」
グレートヒートフレイム「真っ赤に滾る正義の炎!メタリックソルジャー!グレレェェトヒートフレイムッ!」
ハイパーブラストアクア「深海のスナイパー!メタリックソルジャー!ハイパーブラストアクア!」
ロードサンダー「浪速の電撃パワー!メタリックソルジャー!ロードサンダーやっ!」
ブレアウィンド「吹きゆく緑の烈風!メタリックソルジャー!ブレアウィンド!」
ビルドグランド「轟く大地の咆哮!メタリックソルジャー!ビルドォォグランドッ!」
クールアイアン「最高防御の鎧!メタリックソルジャー!クール…アイアン!」
アリスブロッサム「世界を支える愛の花!メタリックソルジャー!アリスブロッサムッ!」
サタンウォーレンス「こしゃくな!一人残らず滅ぼしてやろう!」
MSグレートヒートフレイム、MSハイパーブラストアクア、MSロードサンダー、MSブレアウィンド、MSビルドグランド、MSクールアイアン、MSアリスブロッサムはそれぞれ名乗り、ソルジャーウェポンを構える。
麗「…っ…ぁ…!」
それと同時に、ソルジャービクトライズの中で眠ったままの麗にも大きな変化が起ころうとしていた。
鋼鉄戦記メタリックソルジャー
最終話「決着」
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メタリックソルジャー達とサタンウォーレンスの戦いがキングウォーレンスの外に中継され、その映像を見る多くの人々達。
拓馬「グレートヒートフレイムが来た!」
八塩「これで全員揃ったわね。」
鈴菜「頑張って…みんな…!」
誠「絶対勝ってくれ!」
避難所で見る拓馬、八塩、鈴菜、誠も画面に集中していた。
雨宮博士「頼むぞ、恭一郎くん…みんな!」
ナグモ「みんな…!」
満里奈「頑張って…!」
雪乃「お兄ちゃん…!」
ソルジャービクトライズとソルジャージェットで戦いながら様子を見る雨宮博士、ナグモ、満里奈、雪乃も7人の無事を祈った。
サタンウォーレンス「くらええええっ!」
サタンウォーレンスは7人に衝撃波を連続で放つ。
グレートヒートフレイム「ぐっ…みんな!オールウェポンラッシュ!」
攻撃の中で、グレートヒートフレイムは「オールウェポンラッシュ」を言い放つ。
ロードサンダー「おっしゃ!」
ブレアウィンド「はいっ!」
ビルドグランド「おぉ!」
クールアイアン「よし!」
アリスブロッサム「うんっ!」
ハイパーブラストアクア「よし、行くぞ!」
構えた7人はそれぞれ違う方向に走り始める。
サタンウォーレンス「うおおおおおっ!」
グレートヒートフレイム「まずは俺だっ!おおおおおおっ、フレイムグレートザンバー!」
サタンウォーレンスの衝撃波をかいくぐり、まずはグレートヒートフレイムがフレイムグレートザンバーで攻撃。
サタンウォーレンス「こしゃくなっ!」
グレートヒートフレイム「うおっ…だが!」
ビルドグランド「うおおおおっ、ソルジャークロー!」
アリスブロッサム「ブロッサムトンファー!」
サタンウォーレンス「ぐおっ…!」
すぐにはらわれるものの、両サイドからビルドグランドがソルジャークロー、アリスブロッサムがブロッサムトンファーで攻撃。
サタンウォーレンス「このっ、捕まえてやる!」
ビルドグランド「…っ!」
アリスブロッサム「速い…!」
ハイパーブラストアクア「おおっと、こっちを忘れるなよ!アクアスナイパー!」
ブレアウィンド「ウィンドアロー!」
クールアイアン「ソルジャーボーガン!」
サタンウォーレンスは2人を捕まえようとするが、間髪入れずに正面からハイパーブラストアクアがアクアスナイパー、ブレアウィンドがウィンドアロー、クールアイアンがソルジャーボーガンで攻撃を入れる。
サタンウォーレンス「ぐあっ…おのれぇぇっ!」
クールアイアン「アイアンシールド!おおおぁっ!」
攻撃をしてきた3人に迫って来たサタンウォーレンスに対して、クールアイアンはアイアンシールドで防御。
ロードサンダー「今や!ソルジャーフック!」
サタンウォーレンス「なっ…ぐっ!」
一瞬の隙にロードサンダーはソルジャーフックでサタンウォーレンスを縛り上げる。
グレートヒートフレイム「今だ!」
ハイパーブラストアクア「ソルジャーガードロー!」
2人「「ガードビーム!」」
動けない隙にグレートヒートフレイムとハイパーブラストアクアがソルジャーガードローで「ガードビーム」を放つ。
サタンウォーレンス「ぐおおお…!」
ロードサンダー「おおおっ、サンダージャベリン!」
ビルドグランド「グランドハンマー!はああっ!」
さらにサタンウォーレンスを駆け抜けるようにロードサンダーがサンダージャベリン、ビルドグランドがグランドハンマーで追撃。
グレートヒートフレイム「とあああっ!ソルジャードリル!」
サタンウォーレンス「ぐおっ…おのれっ!」
そして同時にグレートヒートフレイムがソルジャードリルで攻撃。
ハイパーブラストアクア「まだまだぁ!ソルジャーダガー!」
ブレアウィンド「はあっ!ソルジャーブーメラン!」
アリスブロッサム「ソルジャートマホーク!やあああっ!」
さらに三方向からハイパーブラストアクアがソルジャーダガー、ブレアウィンドがソルジャーブーメラン、アリスブロッサムがソルジャートマホークを投げつける。
サタンウォーレンス「ぐおおお…!」
グレートヒートフレイム「おおおおおっ!フレイムブレード!ライジングソード!」
サタンウォーレンス「ぐおああああ…!」
すると今度はグレートヒートフレイムがフレイムブレードとライジングソードの二刀流でサタンウォーレンスに連続斬撃。
グレートフェニックス「恭一郎、上昇だ!」
グレートヒートフレイム「おぉ!頼んだぞみんな!グレートフェザー!」
ハイパーシャオロン「一気に撃つんだーよ!」
ハイパーブラストアクア「おし!アクアハイパーバスター!」
ロードサンダー「ジャベリンブラスター!」
ブレアウィンド「アローブラスター!」
ビルドグランド「ハンマーブラスター!」
クールアイアン「シールドブラスター!」
アリスブロッサム「トンファーブラスター!」
一旦グレートヒートフレイムが離れた所へ、ハイパーブラストアクアがアクアハイパーバスターを、ロードサンダー達はそれぞれジャベリンブラスター、アローブラスター、ハンマーブラスター、シールドブラスター、トンファーブラスターで一斉銃撃。
サタンウォーレンス「ぐぬぅ…!」
グレートヒートフレイム「フレイムツインブレイバー!オーバーフレイムッ!」
一瞬怯んだサタンウォーレンスを見て、グレートヒートフレイムが2つの武器をフレイムツインブレイバーに合体させて攻撃。
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サタンウォーレンス「…ふん、そこまでだな!」
グレートヒートフレイム「なっ…離れない…!」
しかしサタンウォーレンスは身体に刃を食い込ませて、両手でグレートヒートフレイムを捕まえてしまった。
ハイパーブラストアクア「恭一郎…!」
サタンウォーレンス「邪魔だ!」
6人「「「「「「うわあああああ…!」」」」」」
ハイパーブラストアクア達は助けようとするが、サタンウォーレンスが目から放つレーザーをくらってしまう。
グレートヒートフレイム「みんな…!」
サタンウォーレンス「握り潰してくれるっ!」
グレートヒートフレイム「ぐああああ…っ!」
サタンウォーレンスに捕まったグレートヒートフレイムは、どうにかして左手で1枚のソルジャーカードを掴み、ソルジャーコマンダーに装填しようとしていた。
サタンウォーレンス「まずは貴様から始末してくれる…!」
サタンウォーレンスはこのままグレートヒートフレイムから始末しようと企み、口から衝撃波を放とうとスタンバイする。
グレートヒートフレイム「ぐああああ…っ…装填!」
そして、グレートヒートフレイムは間一髪ソルジャーカードをソルジャーコマンダーに装填成功する。
電子音「Soldier Weapon Shine Rod!!」
そこから現れたのは、ホープシャインのソルジャーウェポンであるシャインロッドだった。
ロードサンダー「あれは…麗ちゃんのシャインロッド…!」
サタンウォーレンス「シャインロッドだと…!?」
グレートヒートフレイム「うおおおおおおおおおおらあっ!」
サタンウォーレンス「ぐあああ…!」
グレートヒートフレイムはシャインロッドをサタンウォーレンスの腹部を貫くように突き立てた。
サタンウォーレンス「何故だ…ホープシャインは始末した…はずなのに!」
苦しむサタンウォーレンスは、天敵であるホープシャインの武器が現れた事に動揺していた。
グレートヒートフレイム「お前が恐れるメタリックスターの力…そして、俺達地球人の力で倒すために必要だったんだ!」
サタンウォーレンスの力が一瞬緩んだところで身体が自由になったグレートヒートフレイムは、さらにナインエレメントカードを取り出す。
キングウォーレンス突入前にみんなに見せていた2枚のカード、それは麗が持っていたシャインロッドのソルジャーウェポンカードと、ナインエレメントカードだったのだ。
雨宮博士「ナインエレメントカード…麗以外にも使えるのか…?」
ハイパーブラストアクア「頼むぞ…恭一郎!」
麗以外で使えるのかと、中継を見る雨宮博士も危惧するが、ハイパーブラストアクア達はグレートヒートフレイムの可能性に賭けた。
グレートヒートフレイム「ナインエレメントカード、装填!」
電子音「Nine-Elements Soldier Attack!!」
グレートヒートフレイムはナインエレメントカードをシャインロッドに装填。
グレートヒートフレイム「ぐっ…あああああああっ!」
必殺技を放とうとするが、予想以上のエネルギー量にグレートヒートフレイムのメタリックアーマーに負担がかかり始めていた。
グレートフェニックス「これは…想像以上の負荷が…!」
ハイパーシャオロン「あのままだと、アーマーだけじゃなく身体にまで負担がかかるだーよ…!」
ハイパーブラストアクア「何だと…!?」
グレートヒートフレイム「うおおおおおおおおおお…!」
麗「…みんな…!」
そのエネルギーを感じ取ったのか、ソルジャービクトライズにいた麗がついに目を覚ます。
雪乃「麗さん…!みんな、麗さんが…!」
満里奈「麗ちゃん…!」
ナグモ「麗さん!あれ…?」
同時にひび割れたシャインコマンダーが光りだして麗を包み、その光はキングウォーレンスへと向かった。
雪乃「麗さんに、一体何が…?」
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グレートヒートフレイム「この光は…!」
ホープシャイン「…!」
そして光はグレートヒートフレイムの隣に着くと、MSホープシャインの姿で具現化。
ホープシャイン「恭一郎くん…!」
グレートヒートフレイム「麗…なのか…!?」
ホープシャイン「私も…戦う!」
サタンウォーレンス「貴様ぁぁぁぁぁっ!」
ホープシャインは、グレートヒートフレイムが持つシャインロッドを支えるように持った。
グレートヒートフレイム「…!負荷が無くなった…!」
ホープシャイン「今よ!」
グレートヒートフレイム・ホープシャイン「「ナインエレメント…アルティマァァァッ!」」
エネルギー量の負担が無くなったグレートヒートフレイムはホープシャインと共に「ナインエレメントアルティマ」をサタンウォーレンスの至近距離から放った。
サタンウォーレンス「がああああああ…っ…!」
攻撃を受けたサタンウォーレンスは、腹部に風穴を空けて不安定な状態に。
ホープシャイン「今がチャンスよ、みんな!」
グレートヒートフレイム「よし、マックスメタリッカーだ!」
最大のチャンスにフレイムグレートザンバーとアクアハイパーバスターを合体、マックスメタリッカーにして7人はV字に連なる。
グレートヒートフレイム「マックスソルジャーアタックカード、装填!」
電子音「Metallic Soldier Max Soldier Attack!!」
ホープシャイン「みんなの力を一つに…!」
8人「「「「「「「「ファイナルソルジャァァァァマキシマムッ!」」」」」」」」
7人、そしてホープシャインがエネルギーを込めて、「ファイナルソルジャーマキシマム」を放つ。
サタンウォーレンス「がっ…まだだ…!この星を…全宇宙を我がものにするのだああああっ!」
まともにくらったサタンウォーレンスだが、未だ残る侵略への執念で立ち上がり、回転レーザーを目から放つ。
ビルドグランド「…様子が変だ…!」
ブレアウィンド「これまでのダメージが、ようやく効果が出たんですね…!」
だがこれまでのダメージによる負担か、照準が全て外れて周りの壁が破壊されるだけだった。
グレートヒートフレイム「よし…うおおおおおおっ!」
ハイパーブラストアクア「…っ、恭一郎!」
電子音「Heat-Flame Soldier Attack!!」
マックスメタリッカーからフレイムグレートザンバーを取り出したグレートヒートフレイムはサタンウォーレンスに近づきながらソルジャーアタックカードを装填。
サタンウォーレンス「くらえ!くらえ!くらえ!くらえ!くらえ!」
グレートヒートフレイム「最後だ、サタンウォーレンス!フレイムビクトリーフィニィィィィッシュ!」
照準の合わない衝撃波を撃ち続けるサタンウォーレンスに、フレイムグレートザンバーによる「フレイムビクトリーフィニッシュ」を放つ。
サタンウォーレンス「ぐ…あっ…!」
攻撃が命中して、ついにサタンウォーレンスの動きが止まる。
グレートヒートフレイム「はぁ…はぁ…!」
サタンウォーレンス「おのれ…メタリック…ソルジャー…!このサタンウォーレンス…滅びても…ウォーレンスは…永遠に…不滅だぁぁぁぁっ!」
サタンウォーレンスは言葉を残して爆発。
ついにサタンウォーレンスを倒したのだった。
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ファイターレンス「…!」
サタンウォーレンスの消滅により、東京中にいたファイターレンス、空にいたスカイウォーレンス達は一斉消滅。
雨宮博士「これは…そうか!」
ナグモ「やったんだわ…!」
満里奈「サタンウォーレンスを倒したのね、みんな…!」
雪乃「でっ…でも、あれ…!キングウォーレンスが…!」
そしてキングウォーレンスも今にも爆発しようとしていた。
ハイパーブラストアクア「キングウォーレンスは、爆発しようとしているのか…!」
クールアイアン「急いで脱出を!」
アリスブロッサム「うん…だけど…!」
グレートヒートフレイム「しまった…出入り口が全て瓦礫と爆発で防がれている…!」
ビルドグランド「ここまで来て…!」
ロードサンダー「どうすればいいんや…!」
メタリックソルジャー達は脱出しようとするも、既に出入り口や周りは爆発に巻き込まれていた。
ホープシャイン「ここは、私が…!」
ブレアウィンド「麗さん…?」
最大のピンチにホープシャインはシャインロッドを持つと、光のエネルギーを込める。
ホープシャイン「きっと、私がここに来れたのは…このために!」
ハイパーブラストアクア「これは…!」
グレートヒートフレイム「俺達の身体が…光に…!」
すると8人の身体を光が包み、そのままキングウォーレンスの外へ流れるように移動した。
空高くで爆発するキングウォーレンス。
そして地上に戻って来たメタリックソルジャー達。
グレートヒートフレイム「地上に戻ったのか…!」
雪乃「やったぁ、お兄ちゃん!」
ナグモ「やった、やった!」
拓馬「勝ったんだ!メタリックソルジャーが勝ったんだ!」
八塩「美琴…みんな!」
雨宮博士やナグモ、雪乃、満里奈、そして避難所にいる拓馬、八塩、鈴菜、誠、多くの人々達が歓喜した。
ついにウォーレンスを倒して平和を手にしたのだ。
雨宮博士「みんな!」
雨宮博士達がメットを取った7人に駆け寄る。
ホープシャイン「父さん…あれっ…?」
恭一郎「麗…!?」
だがホープシャインのアーマーは光の粒子に変わり、麗の姿に戻る。
そしてシャインコマンダーは光の粒子となって消えた。
翔「シャインコマンダーが…!」
恭一郎「どうして、シャインコマンダーだけが…?」
麗「きっと、限界を迎えたシャインコマンダーが、最後の変身を可能にしてくれたんだわ。そして、全ての力を使い果たした…!」
雨宮博士「そうか…役目を果たしたというわけか。」
ナグモ「もう、ホープシャインには変身できないんですね…。」
麗「きっと、もう力は必要ない…これからは、このカードが大事な証よ。」
麗の手にはソルジャーカードだけが残った。
雪乃「お兄ちゃあああああんっ!」
恭一郎「うおっ!?雪乃…!」
無事に戻って来た恭一郎に泣きながら抱きつく雪乃。
拓馬「母さん!」
八塩「美琴!」
鈴菜「皆さん!」
誠「翔さん!」
避難所からも人々が外に出始めて、拓馬、八塩、鈴菜、誠が恭一郎達の所へ駆け寄る。
満里奈「拓馬、無事だったのね!」
拓馬「母さんこそ!」
幸平「拓馬、随分たくましくなったんやな。」
美琴「来てくれてありがとう、八塩さん、鈴菜ちゃん。」
鈴菜「ついにやったんだね、美琴ちゃん!」
結衣「本当に、美琴ちゃんは頑張りましたよ。」
美琴「ちょっと、結衣さん…。」
八塩「お疲れ様、美琴。」
誠「姉ちゃんの願い、ついに叶えたんだな。」
翔「あぁ…ようやくな。」
大樹「やりましたね、翔さん!」
光希「良い顔だ、翔よ。」
翔「サンキューな、2人共。」
それぞれが会話を重ねる中、一人の男が歩み寄る。
錬堂「やったな、諸君。」
恭一郎「れ…錬堂さん!?」
それは右腕に包帯をしている錬堂だった。
雨宮博士「無事だったのか、錬堂!」
錬堂「あの時…、基地爆発寸前でブロードに吹き飛ばされた際、運良く社長室に通じる出入り口にぶつかって、通路の中で気を失っていたんだ。」
満里奈「そうだったんですね…無事で良かったです、社長!」
雨宮博士「よく戻った、錬堂!」
錬堂「駿平…!」
雨宮博士は錬堂に駆け寄り、左手で握手を交わす。
麗「これで…みんな揃ったのね。」
恭一郎「あぁ…全員揃って、この世界を…地球を…宇宙を守り抜いたんだ!」
グレートフェニックス「やったな、恭一郎!」
ハイパーシャオロン「やっただーよ!」
そして恭一郎達は戦いに勝利した事を喜び、拳を突き上げた。
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最終決戦から3ヶ月後、メタリックソルジャー達はそれぞれの日常に戻っていた。
満里奈「社長、そろそろお時間です。」
錬堂「そうか、行こうか。そういえば、駿平はまた研究所に戻ったみたいだな。」
満里奈「えぇ、今まで通りみたいですよ。」
錬堂「たまには、顔を出さなきゃな…。」
元通りになったハリーズコーポレーション本社でいつも通り仕事をこなす錬堂と満里奈。
雨宮博士「遅れを取り戻さないとな。また忙しくなるぞ…!」
元々いた研究所に戻って研究する日々を送る雨宮博士。
幸平「ふぅ…今日も快調や!さてと、弁当弁当…。」
幸平は大阪で今まで通りハリーズコーポレーションで働く。
昼休憩には、歌織が作ってくれた弁当を嬉しそうに食べていた。
女学生「結衣―、行こう!」
結衣「はい、今行きますー。」
結衣は横浜の大学で、勉強をする日々。
友達も増えてきたようだ。
おじいちゃん「気合いが入っているな、大樹。」
大樹「あぁ、もっと美味い野菜を作るんだ!」
おばあちゃん「頑張ってね、大樹。」
大樹は宮城の村で畑仕事に力を入れていた。
光希「さて、次の仕事は…そろそろ移動するか。」
光希もソムリエの仕事でクールフォーミュラに乗って各地を転々としていた。
八塩「準備は良いかしら、美琴?」
美琴「もちろん、今日もみんなに笑顔を!」
美琴はさらにアイドルとしての芸能活動に力を入れていた。
美琴「みんなーっ、ありがとーっ!」
八塩「…うん。」
ミニライブの様子を見て、八塩も安心していた。
ハイパーシャオロン「翔さん、次の調査は何だーよ?」
翔「横須賀で数件…だな。特殊捜査官ってのも、わからん仕事だよ。」
ハイパーシャオロン「でも、充実しているだーよ。」
翔「やっぱり、普通じゃないのが一番だな。さて、行くか。」
翔は警視庁特殊捜査官として、常識ではわからない怪事件に挑む仕事に就く。
ハイパーシャオロンと共に、今日も事件を追う。
雪乃「お兄ちゃん。」
ナグモ「お邪魔します。」
ある日、雪乃と高校生になったナグモは、学校帰りにある場所へと向かう。
恭一郎「よぉ、よく来たな。」
その場所は新たにオープンした料理店「赤炎」。
この店の店主こそ、恭一郎だったのだ。
恭一郎「いい所に来たな、新メニュー候補のサラダができたんだよ。食べる?」
雪乃「うん、いただきます!」
ナグモ「あむっ…美味しい!」
恭一郎が作った料理を食べる雪乃とナグモ。
店には、みんなで撮った記念写真が飾られていた。
グレートフェニックス「そういえば、ナグモは科学者になるんだって?」
ナグモ「うん、麗さんや雨宮博士を見て思ったんだ。東郷博士は悪い方向になっちゃったけど、その分私が正しい科学で貢献したいから。」
雪乃「素敵な夢だね。私はパティシエになって、絶対お兄ちゃんみたいにお店出すんだから。」
恭一郎「そのために、専門学校目指すんだったな。」
グレートフェニックス「頑張れよ、雪乃。」
雪乃「うん、もちろん!」
ナグモはこれから科学者を目指して、雪乃はパティシエになるために専門学校を目指すそうだ。
麗「あら、雪乃ちゃんにナグモちゃん、来てたのね。」
話をしていると、奥の部屋から白衣を着た麗がやって来る。
雪乃「あっ、麗さん。」
ナグモ「そういえば、ルートがここにあるんでしたっけ?」
恭一郎「あぁ、まだ新しい基地は未完成だがな…。」
実は赤炎には、新たに完成した新秘密基地に繋がるルートが存在していたのだ。
麗「それよりも恭一郎くん、宇宙から謎の生命体が来ようとしているわ。」
グレートフェニックス「ウォーレンスの残党か?」
ウォーレンスの脅威は去ったものの、宇宙に散らばる残党が時折戦いに現れるのだ。
恭一郎「またか…よし、行って来る!」
麗「気を付けてね。」
恭一郎「おう!」
恭一郎は奥の部屋に行くと秘密ルートで新秘密基地へ。
恭一郎「さぁ、いくぜ。メタリック…アァァァップ!」
電子音「Soldier Change Heat-Flame!!」
ヒートチェイサーに乗るとMSヒートフレイムに変身。
ヒートフレイム「この地球は…メタリックソルジャーが守る!」
ヒートチェイサーを走らせて地上に出ると、敵に向かって走って行った。
Fin.




