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鋼鉄戦記メタリックソルジャー  作者: 燃えてる仮面
本編
52/53

第51話「命を燃やす決戦」

 サタンウォーレンスはキングウォーレンスで直接破壊活動に現れる。

上空にはスカイウォーレンスにビッグウォーレンス、地上には大量のファイターレンス達がはびこる。




サタンウォーレンスを倒す事で全てを止める事ができると知ったメタリックソルジャー達は、キングウォーレンス内に突入。

サタンウォーレンスと決着をつけるために奥へと進む。



その途中、ゴダーイが現れてMSカオスダークに変身。

MSグレートヒートフレイムは6人を先に進ませて、カオスダークと最後の戦いに赴く。




グレートヒートフレイム「とああああああっ!」


カオスダーク「おおおおおおおおっ!」


2人の刃はぶつかり合い、戦いは始まった。



カオスダーク「ミーヤス様が消滅して、雨宮博士が元に戻り、私は守るものが無くなった。生き甲斐はたった一つ!ヒートフレイム、お前との決着だけだ!」


グレートヒートフレイム「そこまで戦いに人生を捧げるのか…!全力で来るのなら、俺も全力で応えよう!そして、絶対に勝つ!」


カオスダーク「来いっ、ヒートフレイム!」


グレートヒートフレイム「ゴダーイ!うおおおおおおお!」


グレートヒートフレイムとの決着のみを生き甲斐とするカオスダーク。

グレートヒートフレイムも全力で応えるように、戦いは続く。







鋼鉄戦記メタリックソルジャー

第51話「命を燃やす決戦」



_




ビッグウォーレンス、そしてスカイウォーレンスと空中で交戦するソルジャービクトライズ。



ナグモ「ここにもっ!ビクトレーザー!」


ウォーファイター「ギギーッ…!」


ナグモ操縦の元、ビクトレーザーを放ち善戦する。



雪乃「やった!きゃっ…!」


ファイターレンス「…!」


だが、地上からファイターレンス達がソルジャービクトライズに攻撃を仕掛けてきた。



満里奈「ファイターレンスが地上から…!」


ナグモ「これじゃ、集中攻撃されてしまう…!」


雨宮博士「私がソルジャージェットで出よう!ソルジャーカードを借りるぞ!」


雪乃「でも、博士…!」


雨宮博士「集中狙いをされるより、こちらも戦力を増やした方が良いだろう!なぁに心配ないさ、操縦できる!」


満里奈「博士…お願いします。」




雨宮博士「よし…!ソルジャージェット、発進!」


空中と地上からの攻撃に対抗するために、雨宮博士は一人ソルジャージェットに乗りこんで出撃。



ファイターレンス「…!」


雨宮博士「いくぞ!ジェットバルカン!」


雨宮博士はソルジャージェットを操縦して、地上のファイターレンス達を攻撃する。






戦いが繰り広げられる中、防衛省では諒がその様子を窓から見ていた。



秘書「大臣、避難されないのですか…?」


諒「ここで見守る義務がある。心配はいらないさ…翔達なら、きっと勝てる。」


翔達ならきっと勝てると信じて、諒は黙って見るだけだった。






ニュースキャスター「現在、東京ではウォーレンスの総攻撃が行われ、現場に現れたメタリックソルジャー達による戦いが繰り広げられています。」


歌織「幸平ちゃん、仲間のみんな…無事でいてや…!」


そして東京から離れた大阪で情報を知った歌織も、幸平達の無事を祈るのだった。






避難所のモニターで様子を見る拓馬、八塩、鈴菜、誠。



八塩「ここまで、ビークル同士での戦いばかりみたいね。」


拓馬「でもさっき、みんながあのでっかい機械に入って行ったのを見たよ!」


誠「おそらく、あれが敵の本拠地…一気にボスを倒そうとしているんだ。」


鈴菜「戦いも、大詰めって事ですね。」


八塩「美琴、みんな、頑張って…!」


4人はメタリックソルジャーの勝利を祈ってモニターを見るのだった。



_




ハイパーブラストアクア「もっと奥だ!」



奥へ奥へと進むハイパーブラストアクア達は、大広間に到着する。



ロードサンダー「こんなでっかい部屋があったんやな…!」


アリスブロッサム「みんな、あれ!」


そこで待っていたのは、椅子に座っているサタンウォーレンスだった。



サタンウォーレンス「よく来たな、メタリックソルジャー。」


ビルドグランド「サタンウォーレンス…!」


ブレアウィンド「あんな所にいたなんて…!」


クールアイアン「早速だが、倒させてもらう!」


ロードサンダー「そや!メタルブラスター!」


ロードサンダーとクールアイアンは率先してサタンウォーレンスにメタルブラスターで銃撃。



サタンウォーレンス「ふんっ!はああっ!」


ロードサンダー「おわああっ…!」


クールアイアン「ぐあっ…!」


だが、左手で簡単にはらわれてしまい、衝撃波による反撃を受けてしまう。



ビルドグランド「こんなに距離が離れているのに、あんな早いカウンターが…!」


ハイパーブラストアクア「だが、攻撃の手を緩められない!アクアハイパーバスター!」


ブレアウィンド「ウィンドアロー!」


ハイパーブラストアクアとブレアウィンドはアクアハイパーバスターとウィンドアローで攻撃。



ビルドグランド「今のうちに!グランドハンマー!」


アリスブロッサム「ブロッサムトンファー!やああっ!」


その間にビルドグランドとアリスブロッサムがグランドハンマーとブロッサムトンファーで近距離攻撃する。



サタンウォーレンス「ふん…その程度か?」


アリスブロッサム「そんな…確かにクリティカルヒットしたはずなのに…!」


ハイパーブラストアクア「やはり、容易くダメージは与えられないのか…!」


だがしかし、サタンウォーレンスには大きなダメージを与える事ができなかった。



サタンウォーレンス「ここが貴様達の墓場だ!地球と共に滅びよ!はああっ!」


6人「「「「「「うわああああっ…!」」」」」」


四ヶ所に構える6人に、サタンウォーレンスは衝撃波を連続で放って攻撃する。



ロードサンダー「アカン…圧倒的や…!」


ビルドグランド「だけど…負けるわけにはいかない…!」


ハイパーブラストアクア「サタンウォーレンスさえ倒せば、平和を取り戻せるんだ…!」


ハイパーシャオロン「そうだーよ!ファイトだーよ!」


ハイパーブラストアクア「よし、いくぞ!」






その頃、グレートヒートフレイムとカオスダークの戦いは一進一退の攻防となる。



グレートフェニックス『これは実力勝負だけじゃない、気持ちと気持ちのぶつかり合いだ…!』


グレートフェニックスは一言も口を出さなかったが、気持ちと気持ちのぶつかり合いに息を飲んだ。



カオスダーク「リボルバー5!」


グレートヒートフレイム「メタルブラスター!」


カオスダークはリボルバー5で銃撃。それに対してグレートヒートフレイムはメタルブラスターで対抗。



カオスダーク「おおおおおおおおあっ!」


グレートヒートフレイム「とああああああっ!」


互いの銃撃がぶつかり合った瞬間、2人は再び接近して刃をぶつけ合う。



_




グレートヒートフレイム「グレートソルジャーアタックカード!」


カオスダーク「ソルジャーアタックカード!」



2人「「装填!」」




電子音「Great Heat-Flame Great Soldier Attack!!」

電子音「Chaos-Dark Soldier Attack!!」




互いにグレートソルジャーアタックカード、ソルジャーアタックカードを装填。



グレートヒートフレイム「おおおおおおっ、フレイムダイナミックフィニィィィィッシュ!」


カオスダーク「ダークバーストクラァァァァァッシュ!」


必殺技である「フレイムダイナミックフィニッシュ」と、「ダークバーストクラッシュ」を同時に放つ。



カオスダーク「ぐおっ…!」


グレートヒートフレイム「うあっ…しまった…!」


ぶつかり合った攻撃は互いの身体を吹き飛ばすが、グレートヒートフレイムだけがフレイムグレートザンバーを手放してしまう。



グレートフェニックス「フレイムグレートザンバーが…!」


グレートヒートフレイム「くそっ…はっ!」


カオスダーク「どうやら、思わぬ決着というわけか。」


拾いに行こうにも距離があり、向かおうとする前にカオスダークが追いついて、グレートヒートフレイムの首元にゴダーイスペシャル改の刃を向ける。



グレートフェニックス「これはヤバい…恭一郎…!」


グレートヒートフレイム「絶体絶命…だが、そうはいかないぜ!」


絶体絶命のグレートヒートフレイムだが、勝負を諦めてはいなかった。



カオスダーク「さらばだ、我が最大のライバルよ!」


グレートヒートフレイム「気が早過ぎるぜ!グレートフェザー!」


カオスダークはゴダーイスペシャル改を振り上げるが、その一瞬の隙にグレートフェザーを開いたグレートヒートフレイムは翼を自らの身体に巻くようにして防御。



カオスダーク「悪あがきを…!」


グレートヒートフレイム「勝負はこれからだ、ゴダーイ!とああああああっ!」




電子音「Soldier Weapon Flame Blade!!」

電子音「Solder Weapon Rising Sword!!」




カオスダーク「ぐああ…!」


グレートフェザーを広げた瞬間、グレートヒートフレイムはフレイムブレードとライジングソードを装備してゴダーイに攻撃。



カオスダーク「フレイムブレードに、ライジングソードか…!」


グレートヒートフレイム「俺の剣は一つだけじゃないさ…!フレイムブレードも、ライジングソードも、これまで共に戦ってきた相棒だからな!」


カオスダーク「ふん…そうでなくては困る!」


まさかの隠し玉に驚くカオスダークだが、そうでなくては困ると再びゴダーイスペシャル改を構える。



グレートヒートフレイム「いくぞ、グレートフェザー!」


カオスダーク「何っ…!?」


グレートヒートフレイム「とああああっ!」


フレイムブレードとライジングソードを装備して立ち向かうグレートヒートフレイムは、グレートフェザーによる低空飛行からの攻撃を行う。



カオスダーク「んっ…うおっ…!」


不規則な動きからの攻撃となるが、カオスダークはどんどん受け流していく。



グレートヒートフレイム「ならば、合体!フレイムツインブレイバー!」


カオスダーク「ぬおっ…!」


グレートヒートフレイム「オーバーフレェェェェイムッ!」


カオスダーク「ぐああっ…!このっ!」


グレートヒートフレイム「うわああっ…!」


グレートヒートフレイムはフレイムブレードとライジングソードを合体、フレイムツインブレイバー「オーバーフレイム」による攻撃をついにカオスダークヒットさせるが、同時にゴダーイの攻撃も当たる。



グレートヒートフレイム「ぐっ…おっ!」


カオスダーク「しまった…!」


グレートヒートフレイム「これで、どうだああああっ!」


だが、吹き飛んだ際にフレイムグレートザンバーを拾う事に成功。



グレートヒートフレイム「フレイムグレートザンバー!フレイムツインブレイバー!とああああああっ!」


カオスダーク「がっ…ぐおっ…!」


フレイムツインブレイバーとフレイムグレートザンバーの二刀流でカオスダークに連続斬撃。



グレートヒートフレイム「おあああああああああああっ!らああああっ!」


カオスダーク「がっ…!」


猛攻の中、カオスダークの手からゴダーイスペシャル改を弾いた。



カオスダーク「なっ…!」


グレートヒートフレイム「おおおおおおおおおおおおおおっ、ゴダァァァァァイッ!」


そのままグレートヒートフレイムは、フレイムツインブレイバーとフレイムグレートザンバーで渾身の一撃をカオスダークに命中させた。



_




カオスダーク「が…っ…!」



攻撃を受けたカオスダークは崩れ落ちるように倒れる。



グレートヒートフレイム「はぁ…はぁ…!」


カオスダーク「ぐ…っ…!」


カオスダークは残った力で変身解除をする。



グレートヒートフレイム「ゴダーイ…!」


ゴダーイの元に駆け寄るグレートヒートフレイム。



ゴダーイ「見事だ…、ヒートフレイムよ…!私の…負け…だ…!」


グレートヒートフレイム「ゴダーイ…最後まで強敵…いや、最高のライバルだったぜ。」


ゴダーイ「ふっ…この星に来て良かった…!ここまで、戦いが楽しみになるとは思わなかったからな…!戦士として…悔いは…無い…!だが、最後に一つだけ…!」


グレートヒートフレイム「一つ…?」


ゴダーイ「博士を…雨宮博士を…私の代わりに守ってほしい…!たとえミーヤス様ではなくても、あの方は…私の大切な人だ…!」


グレートヒートフレイム「それは、カオスダークのソルジャーカード…!わかった、博士は絶対守ってみせる、俺達の手で…!」


ゴダーイは自分の代わりに雨宮博士の事を守ってほしいと頼み、カオスダークのソルジャーカードをグレートヒートフレイムに託す。

その願いを聞いて、了承したグレートヒートフレイム。



ゴダーイ「最高の戦いだったぞ…さぁ、先を急げ…!ヒートフレイム…いや、暁恭一郎…!」


最高の戦いができた事に満足したゴダーイは、グレートヒートフレイムに先を急ぐように言う。



グレートフェニックス「…恭一郎。」


グレートヒートフレイム「わかっている…っ!」


グレートヒートフレイムはゴダーイの気持ちを汲んで、何も言わずに先へ進む。



ゴダーイ「戦士は…ただ一人…死ぬ…我が人生…悔い無し…!」


一人になり、自らの行いに後悔する事無く、ゴダーイは静かに息を引き取った。






6人「「「「「「うわああああ…!」」」」」」


サタンウォーレンスと戦うハイパーブラストアクア達6人は大苦戦。



サタンウォーレンス「無駄だ、これ以上はな!」


クールアイアン「攻撃は当たっているんだが…!」


ハイパーブラストアクア「全然…ダメージを与えられない…!」


攻撃が当たっても大きなダメージを与える事ができないまま、衝撃波や肉弾による攻撃にダメージを負っていた。



サタンウォーレンス「ただ倒してもつまらん。貴様達が苦しみ、死んでいく姿を地球人達に見せてやろう!はあっ!」


サタンウォーレンスはメタリックソルジャー達が苦しんで死にゆく姿を見せつけてやろうと、キングウォーレンスのいる上空に戦いの映像を流し出す。






雪乃「見て、あれ!」


ナグモ「あれはみんな…それに…!」




雨宮博士「サタンウォーレンス…!」


ソルジャービクトライズにいるナグモや満里奈、雪乃、ソルジャージェットにいる雨宮博士、さらに避難所の人々も映像に驚愕する。



一般人A「メタリックソルジャーだ…!」


一般人B「あれが、ウォーレンスの…?」


一般人C「どうなってしまうの…!?」






サタンウォーレンス「おろかな地球人達よ、貴様たちの希望であるメタリックソルジャー達が倒され、息絶える姿を見よ!そして、滅ぶ事に絶望するがいい!」



ハイパーシャオロン「そうは…いかないだーよ!」


サタンウォーレンス「何だと…?」


ハイパーブラストアクア「シャオロンの言う通りだ!俺達は…負けるわけにはいかない!」


ブレアウィンド「あなたの自分勝手な事のために…この星を守るんです!」


アリスブロッサム「あたし達、まだまだ戦えるもんね!」


ロードサンダー「そや!ネバーギブアップや!」


ビルドグランド「俺達がいる限り…絶対にこの星は渡さない!」


クールアイアン「この星に住む多くの人達のためにもな!」


サタンウォーレンス「そうか…なら、今この一撃で葬ってやろう!」


サタンウォーレンスは立ち上がった6人に、さらに衝撃波を放とうとする。



_




グレートヒートフレイム「いや、葬られるのはお前の方だっ!」



だが、そこにグレートヒートフレイムがグレートフェザーで飛んで登場。



サタンウォーレンス「何っ…!?」


グレートヒートフレイム「とああああああっ!」


サタンウォーレンス「ごあっ…!」


グレートヒートフレイムは、サタンウォーレンスの不意をついてキックで吹き飛ばした。



ハイパーブラストアクア「恭一郎!」


グレートヒートフレイム「待たせたな、みんな!」


ロードサンダー「待ってたで!」


グレートヒートフレイムの合流に、ハイパーブラストアクア達は集まる。



サタンウォーレンス「おのれ、メタリックソルジャー…!」


グレートヒートフレイム「メタリックソルジャー、7人集合だ!」


サタンウォーレンスの前に7人のメタリックソルジャーが集合。



サタンウォーレンス「どこまでも、悪あがきをおおおおおおおおっ!」


グレートヒートフレイム「サタンウォーレンス!俺は…俺達はここで決着をつける!そして、お前を倒して平和を取り戻す!」


サタンウォーレンス「できるものかああああああっ!」


グレートヒートフレイム「やってやる!みんな、俺達の今までの全てをぶつける時だ!」


グレートフェニックス「あぁ!」


ハイパーシャオロン「だーよ!」


ハイパーブラストアクア「おぉ!」


ロードサンダー「おっしゃ!」


ブレアウィンド「はいっ!」


ビルドグランド「おうっ!」


クールアイアン「よしっ!」


アリスブロッサム「オッケー!」


立ち上がったサタンウォーレンスに対して、7人のメタリックソルジャーは気合いを入れて構える。






麗「…っ!」


そして、ソルジャービクトライズで眠ったままの麗の指が少し動き始めた…。













続く



_




次回予告


 7人のメタリックソルジャーとサタンウォーレンスによる、地球の命運を賭けた最終決戦!

互いの全力がぶつかり合い、勝負の行方は…!?そして、恭一郎達の運命は…?



次回、最終話「決着」

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