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鋼鉄戦記メタリックソルジャー  作者: 燃えてる仮面
本編
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49/53

第48話「叶う願い、迫る絶望」

 メタリックソルジャー8人の武器や技を研究し尽くした最強獣バトルレンス。

東郷博士が遺したサイボーグの身体を乗っ取ったサイボーグミーヤス。


2体の強敵の出現によってメタリックソルジャーは苦戦を強いられていた。



街に現れたバトルレンスと戦う8人のメタリックソルジャーだったが、技が効かなく苦戦している状況に今度はサイボーグミーヤスが出現。

2体に挟まれたメタリックソルジャー達はそれぞれ構える。



ミーヤス「さぁて、今度こそ覚悟してもらおう!」


ブラストアクア「来たぞ…!」


ホープシャイン「みんな、二手に分かれて戦いましょう!」


ヒートフレイム「避けたかった状況だったが…止むを得ないか!」


ダッシュで迫って来たサイボーグミーヤスにはブラストアクア、ブレアウィンド、ビルドグランド、ホープシャインが、バトルレンスにはヒートフレイム、ロードサンダー、クールアイアン、アリスブロッサムがそれぞれ立ち向かう。









鋼鉄戦記メタリックソルジャー

第48話「叶う願い、迫る絶望」



_




雨宮博士「…はっ!ここは…!」



その頃、採石場にある小屋で目を覚ます雨宮博士。



ゴダーイ「目が覚めましたか。」


雨宮博士「ゴダーイ…!私は…気を失っていたのか。」


ゴダーイ「おっと、私は手を出しません。」


看病をしたゴダーイに気付いて起き上がるが、ゴダーイは害を加えない事を伝える。

ゴダーイにとって、ミーヤスも雨宮博士も同等に慕っているからだ。



雨宮博士「まさか、君に助けられるとはな…。」


ゴダーイ「まさか、ミーヤス様と分離されるとは思いませんでした。実は…!」


雨宮博士はゴダーイの報せでミーヤスから解放された事、麗がホープシャインになった事、そしてバトルレンスとサイボーグミーヤスがメタリックソルジャーを苦戦させている事を伝えられる。



雨宮博士「そうか…状況は大きく動いているのか。」


ゴダーイ「博士は、どうなされるおつもりですか?」


雨宮博士「ゴダーイ、君には悪いが私はメタリックソルジャー達の味方をしたい。麗に何としても、バトルレンスの攻略方法を教えたい…!」


バトルレンスの攻略方法を知っている雨宮博士はどうにかして麗達に伝えようと考え始める。



ゴダーイ「…なら、一つ策があります。」


それを見て、ゴダーイは一つ策を思いつく。






一方、バトルレンスとサイボーグミーヤスに苦戦するメタリックソルジャー達。



バトルレンス「さぁ、こんなものか?メタリックソルジャーよ!」


ミーヤス「もっと楽しませてみろ!」


ロードサンダー「ぐっ…このままじゃアカン…!」


アリスブロッサム「どうすれば…!」


ヒートフレイム「くっ…頼むぞ、フェニックス!」


グレートフェニックス「おう!」


ブラストアクア「出番だ、シャオロン!」


ハイパーシャオロン「わかっただーよ!」




電子音「Great Change Great Heat-Flame!!」

電子音「Hyper Change Hyper Blast-Aqua!!」




ヒートフレイムとブラストアクアはMSグレートヒートフレイム、MSハイパーブラストアクアに強化変身する。



グレートヒートフレイム「フレイムグレートザンバー!」


ハイパーブラストアクア「アクアハイパーバスター!」


2人はそれぞれバトルレンスとサイボーグミーヤスに攻撃。



バトルレンス「ふん、強化変身しようがそのデータもこちらにはある!」


ミーヤス「このサイボーグボディに効くと思ったか?」


ブレアウィンド「そんな、強化された攻撃も効いてないなんて…!」


だが、強化された2人の攻撃も効かなかった。



グレートヒートフレイム「こうなったら、マックスメタリッカーだ!」


ホープシャイン「待って恭一郎くん、マックスメタリッカーはダメよ!」


ビルドグランド「でも、どうして…?」


ハイパーブラストアクア「そうだな…打開策が無い今、跳ね返された場合のリスクが大きい…!」


クールアイアン「そうだな…今は使えないか…!」


グレートヒートフレイム「くそぉ、どうすれば…!」



_




大ピンチの8人の様子をMS秘密基地で見る錬堂、満里奈、雪乃、そしてナグモ。



雪乃「どうしよう、このままじゃお兄ちゃん達が危ないよ…!」


満里奈「この状況、非常にまずいですね…。」


錬堂「あぁ。せめてどちらか片方だけでも動きを封じられたら…!」


ナグモ「…そうか、そうだったんだわ!」


その中でナグモは、サイボーグミーヤスの動きの異変に気づく。



錬堂「何かあったのか?」


ナグモ「すみません、通信機借ります!恭一郎さん、みんな聞いて!」


雪乃「ナグモちゃん…?」


ナグモ「サイボーグミーヤスが使ってるサイボーグ素体、よく調べると一部の回路がまだ不完全なままなの!電撃を集中して回路に異常をきたせられれば…!」


東郷博士が遺したサイボーグの身体は、電気から回路を守るシステムが不完全だったのだ。






グレートヒートフレイム「そうか…そうなのか…!」


ホープシャイン「ありがとうナグモちゃん、試してみるわ!」


ナグモからの助言を聞いたホープシャインは、ロードサンダーに目を向ける。



ロードサンダー「任しとき、麗ちゃん!ソルジャーフック!」


何をするか気付いたロードサンダーはソルジャーフックでサイボーグミーヤスを拘束。



ミーヤス「どういうつもりだ?」


ホープシャイン「こうするのよ!サンダーパワー!」


ロードサンダー「サンダーアタック!」


そこへサンダージャベリンの電撃とホープシャインのシャインロッドによる雷エネルギーをソルジャーフックの鎖に通す。



ミーヤス「ぐあああ…こ…これは!?」


ロードサンダー「上手くいったみたいやな…!」


ミーヤス「身体が…動かないだと!?」


2人分の電撃を受けたサイボーグミーヤスは回路を停止させられ、暫くはミーヤスの意思で動かせなくなってしまった。






サタンウォーレンス「…ふむ。」


キングウォーレンス内で戦いを見ていたサタンウォーレンスは、ホープシャインが持つ力とサイボーグミーヤスの魂に興味を示す。



ギーン「父上、どちらへ?」


サタンウォーレンス「いいから待っていろ。」


ブロード「一体、どこへ行くつもりなんだろうか…?」


ギーン「…わからん。」


そして、巨大な身体で立ち上がったサタンウォーレンスは、ギーンやブロードが心配する中で、キングウォーレンスから出て行く。



サタンウォーレンス「いただくぞ、あの力…!」



_




一方、サイボーグミーヤスが動けない間にバトルレンスと戦うメタリックソルジャー達。



バトルレンス「しつこい奴らめ!」


グレートヒートフレイム「うわあああ…!」


戦いながら、採石場まで場所が移っていた。だが戦況はバトルレンスに圧倒されて苦戦したまま。



バトルレンス「いい加減に諦めな!」


8人「「「「「「「「うわああああ…!」」」」」」」」


バトルレンスのレーザー乱射をくらい、吹っ飛ぶ8人。



ブレアウィンド「強すぎます…!」


ビルドグランド「サイボーグミーヤスはどうにか止められたのに…!」


ハイパーブラストアクア「このままじゃ、本当にまずい…!」


ゴダーイ「そのようだな。」


グレートヒートフレイム「なっ、ゴダーイ…!」


大ピンチのみんなの所へ、ゴダーイが現れる。



クールアイアン「この状況で、さらに敵か…!」


アリスブロッサム「待って、何か様子がおかしい…?」


ゴダーイ「…受け取れ!」


ホープシャイン「えっ…これって、カオスダークのソルジャーカード!?」


戦闘になるかと身構えるグレートヒートフレイム達だが、ゴダーイはホープシャインに自らのソルジャーカードを渡す。



グレートヒートフレイム「どういう事だ、ゴダーイ?」


ゴダーイ「私は、雨宮博士の伝言を、伝えに来た。」


ホープシャイン「えっ、父さんの…!?」


ゴダーイ「バトルレンスを倒すには、ホープシャインに9人分のソルジャーカードを束ねた力しかない。確かに伝えたぞ。」


ホープシャインに9人分のソルジャーカードを束ねた力でバトルレンスを倒すという、雨宮博士の伝言をゴダーイは言った。



バトルレンス「どういうつもりだ、ゴダーイ?」


ゴダーイ「恩師の頼みなんでな。」


グレートヒートフレイム「だが、どうしてゴダーイがそれを…?」


ホープシャイン「きっと、父さんは無事なんだわ…!みんな、私に力を貸して…!」


ハイパーブラストアクア「麗…!」


グレートヒートフレイム「…わかった!受け取れ!」


何故ゴダーイがそれを知っているのかと疑問になるが、今はその可能性を信じる事にした。

グレートヒートフレイム達7人は変身を解除、それぞれのソルジャーカードをホープシャインに託した。



ホープシャイン「ありがとうみんな!これは…!」


幸平「何や…!?」


美琴「この光は…!」


翔「シャインロッドとソルジャーカード達が共鳴しているのか…?」


8枚のソルジャーカードはシャインロッドと共鳴して、束になると一枚のカードを生み出して、それぞれ持ち主の所に戻って来た。



結衣「ソルジャーカードが戻って来ました。」


光希「あのカードは…?」


恭一郎「麗、そのカードはまさか…?」


ホープシャイン「これが…9つの力が全て束ねられたナインエレメントカード…!」


大樹「ナインエレメントカード…?」


ゴダーイ「…!」


バトルレンス「何だ、そのカードは…!?」


ホープシャイン「これなら…!ナインエレメントカード、装填!」


新たに完成したナインエレメントカードをシャインロッドに装填したホープシャイン。



ホープシャイン「はああああああああっ!」


バトルレンス「ただの光じゃない…!他のエネルギーも混ざっているぞ…!」


ホープシャイン「ナインエレメントアルティマ!はああっ!」


9つの属性エネルギーがシャインロッドに集まり、一気に光を放出。



バトルレンス「何!?そ…そんなバカな…!無敵のこの俺が…!」


光はバトルレンスを包み込みそのまま光の粒子にしてしまった。



ホープシャイン「や…やった!」


恭一郎「バトルレンスが、光の粒子になった…!何て破壊力だ…!」


これがホープシャインの究極技「ナインエレメントアルティマ」だ。



_




バトルレンスを倒したホープシャインに駆け寄る恭一郎達。



恭一郎「やったな、麗!」


ホープシャイン「ありがとう、みんなのおかげよ!それに…!」


ゴダーイ「…博士はこの近くの小屋にいる。早く会ってあげるんだな。」


恭一郎「ゴダーイ、お前…!」


ゴダーイ「ヒートフレイム、次会う時は決着をつける時だ!」


ゴダーイは雨宮博士が近くの小屋にいる事を教えると、恭一郎と今度決着をつけると言い残して去った。



ホープシャイン「父さんが…!」


翔「とにかく、行ってみよう!」


小屋に急行した一同。



ホープシャイン「父さん!」


雨宮博士「…ホープシャイン!?その声は…麗か!」


小屋に来たホープシャインは雨宮博士を発見。



麗「父さん…本物の父さん…やっと会えた…!」


メットを外すと、雨宮博士に駆け寄って抱きしめる麗。

ついに再会する事ができたのだ。



麗「うあああああ、父さん…父さん…!」


雨宮博士「麗…今まで、苦労かけたな…!」


涙を流して喜ぶ麗を見て、恭一郎達は嬉しそうに見た。



恭一郎「良かったな…麗!」


結衣「うぅ…私達まで泣けてきます。」


幸平「あぁ、報われたんや、麗ちゃんは!」


美琴「本当に良かった…!」


ミーヤス「見つけたぞ…メタリックソルジャー…!」


だが、その小屋に動きがぎこちないサイボーグミーヤスが出現。



雨宮博士「なっ、ミーヤス…!」


光希「こんな時に…!」


ミーヤス「このサイボーグ、簡単に故障してしまうとは…やはり生身の肉体が一番だ…!」


翔「あいつ、博士の肉体をまた乗っ取るつもりか…!?」


再び雨宮博士の肉体を乗っ取ろうとしていたのだ。



麗「そうはさせない…!」


恭一郎「麗、ここは俺達に任せろ!博士を守るんだ!」


麗「う…うん!」


恭一郎「いくぞ!」



7人「「「「「「「メタリック…アァァァップ!」」」」」」」




電子音「Soldier Change Heat-Flame!!」

電子音「Soldier Change Blast-Aqua!!」

電子音「Soldier Change Road-Thunder!!」

電子音「Soldier Change Blair-Wind!!」

電子音「Soldier Change Build- Ground!!」

電子音「Soldier Change Cool-Iron!!」

電子音「Soldier Change Alice-Blossom!!」




電子音「Great Change Great Heat-Flame!!」

電子音「Hyper Change Hyper Blast-Aqua!!」




恭一郎達は再び変身。



グレートヒートフレイム「一気に決める!マックスメタリッカーだ!」


小屋から出た後、フレイムグレートザンバー、アクアハイパーバスターを合体させてマックスメタリッカーにする。



グレートヒートフレイム「マックスソルジャーアタックカード、装填!」




電子音「Metallic Soldier Max Soldier Attack!!」




7人「「「「「「「ファイナルソルジャァァァァマキシマムッ!」」」」」」」


ミーヤス「なっ…ぐあああああ…!」


7人は必殺技の「ファイナルソルジャーマキシマム」を放ち、サイボーグミーヤスの破壊に成功した。



ミーヤス「おのれ、サイボーグの素体が…!だが覚えていろ!絶対身体は乗っ取ってみせる!」


ハイパーシャオロン「魂だけになっても、意思を保てるのか…!」


ミーヤスの魂はまだ健在で、別の機会を狙って身体を乗っ取ろうとしていた。



サタンウォーレンス「いや、ここで終わりだ。」


ミーヤス「なっ…!?」


だが、そこに突如サタンウォーレンスが出現。



麗「サタンウォーレンス…!?」


グレートヒートフレイム「なんてデカさだ…!」


サタンウォーレンス「いただくぞ、その魂!」


ミーヤス「なっ…ぎゃああああああ…!」


サタンウォーレンスはミーヤスの魂を掴むと、そのまま飲み込んでしまった。



サタンウォーレンス「そう、この力が欲しかったのだ…はあああああああっ!」


グレートヒートフレイム「うわっ…!」


ハイパーブラストアクア「これは…!」


麗「みんな、サタンウォーレンスが…!」


すると、サタンウォーレンスの身体が2m程のサイズに縮み、強化された姿となる。



_




サタンウォーレンス「良い感じだ。ようやく完全体として進化できたのだ!」



強化したサタンウォーレンスは、自らが完全体になった事を宣言。



雨宮博士「まさか、ミーヤスの魂を取り込んだ事で能力を凝縮させたというのか…?」


ミーヤスの生命力を取り込む事によって、自らの潜在能力をさらに高めたのだ。



ハイパーブラストアクア「あの巨大な姿は、まだ不完全だったっていうのか!?」


麗「みんな、危ない!」


サタンウォーレンス「ほぁっ!」


7人「「「「「「「うわあああっ…!」」」」」」」


サタンウォーレンスは高速でダッシュすると、その間にグレートヒートフレイム達を攻撃。



サタンウォーレンス「くらえっ!はああっ!」


7人「「「「「「「ぐあああああ…!」」」」」」」


さらに両手から衝撃波を連射して7人を攻撃、強制変身解除させてしまう。



幸平「ぐぁっ…。」


結衣「うっ…。」


大樹「ぐっ…。」


光希「かはっ…。」


美琴「ううっ…。」


翔「くっそ…。」


恭一郎「何て…パワーだ…!」


ダメージを受けて立ち上がれない恭一郎達。



サタンウォーレンス「残るはホープシャイン、貴様さえ消えれば邪魔者はいなくなる!」


麗「なっ…!」


雨宮博士「麗…!」


ホープシャイン「っ…!ソルジャーアタックカード、装填!」




電子音「Hope-Shine Soldier Attack!!」




麗はメットを被ってホープシャインとなり、シャインロッドにソルジャーアタックカードを装填。



ホープシャイン「はああああっ!シャイニングストームッ!」


サタンウォーレンス「ごおおお…!」


恭一郎「やった…!」


雨宮博士「…いや、そんなバカな…!」


サタンウォーレンス「ふん、もうその技は効かないぞ。」


ホープシャイン「そんな…シャイニングストームが…!」


「シャイニングストーム」を放つも、サタンウォーレンスには大きなダメージを与える事ができなかった。



サタンウォーレンス「メタリックスターの血を引く者は残すわけにはいかない!くらえええええっ!」


ホープシャイン「がっ…!?」


恭一郎「れ…麗―っ!」


メタリックスター人の血が流れる麗を残すわけにはいかないと、サタンウォーレンスは目から回転レーザーを放つ。

回転レーザーはホープシャインの身体を貫いた。



麗「…み…ん…な…ぁっ…!」


倒れ崩れるホープシャインは、強制変身解除。

麗は血を流して倒れこんでしまった。



結衣「そんな…!」


美琴「麗さん…!」


翔「麗…!」


サタンウォーレンス「はーっはっはっは!これで、恐れるものは何も無い!はーっはっはっはっは!」


高笑いしてその場を去るサタンウォーレンス。



雨宮博士「麗…しっかりするんだ、麗…!」


麗に駆け寄って叫ぶ雨宮博士。



幸平「しっかりするんや、麗ちゃん!」


光希「麗!」


大樹「麗さん!」


恭一郎「麗…麗ぃぃぃぃっ!」


麗の名を呼ぶ恭一郎達。

麗の意識が戻らない中、ひび割れたシャインコマンダーが手元から落ちた…。










続く



_




次回予告


 麗の意識が戻らないまま、不穏な空気が流れるメタリックソルジャー勢…。そんな中、サタンウォーレンスは量産型怪人を作り出して総攻撃を開始。

さらに、MS秘密基地に強化されたブロードが現れて…!



次回、第49話「壊滅!MS秘密基地」

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