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鋼鉄戦記メタリックソルジャー  作者: 燃えてる仮面
本編
21/53

第21話「格闘アイドル戦士」

 ある日のMS秘密基地、雪乃が恭一郎にお願い事をしていた。




雪乃「え~、行こうよーっ。野崎美琴のイベント!」


恭一郎「他に誰か誘えなかったのかよ?」


雪乃が大ファンの人気アイドル野崎美琴のざき みことのトーク&ライブイベントチケットが2枚あるので、一緒に着いてきてほしいという。



雪乃「だって…お兄ちゃんと一緒に見たかったんだもの…!」


恭一郎「うっ…!」


雪乃は目をウルウルさせて、恭一郎と行きたい事をアピール。



麗「せっかくなんだし、着いて行ってあげたら?」


恭一郎「うえっ、雨宮まで…!」


麗「たまには雪乃ちゃんと気分転換するのも悪くないわよ。」


恭一郎「ぬぅ、しょうがないな…。」


雪乃「ありがとーっお兄ちゃーん!」


恭一郎はしぶしぶと了承すると、雪乃は抱きついて喜んだ。



恭一郎「やれやれ…。」


恭一郎は、雪乃にタジタジになっていた。








鋼鉄戦記メタリックソルジャー

第21話「格闘アイドル戦士」



_



イベント当日、会場の前ではたくさんのファンが集まっていた。



恭一郎「へ~、男性だけじゃなく女性や小さい子達も多いんだな。」


雪乃「何たって人気アイドルだからね、みんなに好かれる魅力があるんだよ。」


恭一郎「なるほどね。」


恭一郎はこの人の数に、本当に人気のアイドルなのだなと実感した。



大樹「おや、恭一郎さんと雪乃ちゃんじゃないですか?」


恭一郎「へっ…大樹!?」


そんな恭一郎と雪乃に声をかけてきた一人の男、何と大樹だった。



雪乃「あれっ、何で大樹さんがここに…?」


大樹「いやぁ偶然このイベントに当選したもんだからね。思い切って来ちゃったのだ。」


恭一郎「へぇ、大樹にも意外な一面が…!」


実は大樹も美琴のファンで、偶然今回のイベントに当選していたのだ。



大樹「せっかくだし、一緒に行動しましょうよ。」


雪乃「そうしましょう、ねぇお兄ちゃん!」


恭一郎「あぁ。やれやれ…。」


大樹と雪乃の勢いに、恭一郎は着いて行くのがやっとだった。






翔「ふーん、それであいつ着いて行ってるのか。」


その頃MS秘密基地では、翔と麗、満里奈と錬堂がお茶をしていた。



満里奈「雪乃ちゃんには敵わなかったみたいね。」


錬堂「仲の良い兄妹で良いじゃないか。」


翔「それにしても野崎美琴といえば最近人気上昇中のアイドルじゃないか。イベントチケットも競争率激しいって聞いてたが…。」


麗「凄いわね、雪乃ちゃん…!」


麗と翔は、競争率の激しいイベントチケットをゲットした雪乃に驚いていた。




麗「…ん、これは…!」


そうこうしていると、麗のカード探知機に反応が出た。



麗「カード探知機が…!」


翔「ソルジャーカードが見つかったのか?」


麗「誰かが拾ったみたいね。最後のソルジャーカードだわ。」


翔「よし、早速行こう!」


麗は翔と共に探索を開始した。






一方、イベント会場では美琴のイベントが開始。



美琴「みんなーっ、今日は集まってくれてありがとーっ!」


観客「「「うおおおおおおおおおおお!」」」


ライブが始まると、会場の盛り上がりは最高潮に。



雪乃「美琴ちゃーーーーん!」


大樹「うおおおおおおおっ!」


恭一郎『うおっ、凄い盛り上がりだ…!』


雪乃と大樹だけでなく、多くのファン達の盛り上がりに恭一郎は必死に着いて行こうとする。



恭一郎『だがあの踊って歌う姿、情熱を感じるな。』




トークとライブに満足した観客は、ライブ終了まで最高の気分だった。



ライブ終了後、観客が会場を出る通路に美琴が待っており、一人一人と握手をして帰る仕組みになっている。



大樹「今日は楽しかったです!」


美琴「こちらこそ、ありがとうございます~!」


雪乃「感激しましたっ!」


美琴「ありがとうございます~!」


大樹が、そして雪乃が美琴と握手をして、いよいよ恭一郎の番。



恭一郎「初めてこういうイベント来たが、楽しかったよ。」


美琴「ありがとうございます!これからもお願いします!」


恭一郎は美琴と握手をして、今日は楽しかったとお礼を言った。



_



雪乃「楽しかったね~。」


大樹「大満足!」


恭一郎「ははは…あれ、ブラストスコード?」


イベントが終わって会場を出た恭一郎達は、近くでブラストスコードを見かける。



雪乃「麗さんと翔さんがいますね。」


恭一郎「行ってみよう。」


麗と翔を見つけて駆け寄る3人。



麗「あ、暁くん。」


翔「そうか、イベントってここでやっていたのか。」


恭一郎「何かあったのか、一体?」


麗「最後のソルジャーカードの反応が出たの。それがこの近くにあるみたいなんだけど…。」


恭一郎「最後のソルジャーカードが…!?」






その頃、美琴は楽屋で2公演目のための準備をしていた。



八塩「1公演目、良かったわよ美琴。」


マネージャーの八塩由美香は美琴の身の回りの世話も受け持つ。



美琴「ありがとう八塩さん。次も頑張っちゃうよーっ!」


そんな中、美琴は不思議な魅力を放つ桃色のカードを眺める。



八塩「どうしたの、そのカード?」


美琴「この前偶然拾ったんだけど、どこか惹かれるというか…不思議なのよね。」


八塩「ふーん…ん?」


そんな中、突然外が騒がしくなる。



八塩「何かしら?外が騒がしいような…。」


何かと気になって八塩が扉を開けると、そこには大勢のファンが詰め寄って来た。



ファンA「美琴ちゃ~ん…!」


ファンB「美琴ちゃ~ん…!」


八塩「目が…!正気じゃない!」


目が虚ろな所から、何かに操られているとわかった八塩は、美琴を逃がすために裏口へ誘導した。



美琴「八塩さん!?」


八塩「何が起こっているかわからないけど、今は避難しなさい!」


美琴「でも八塩さんが…!」


八塩「私は大丈夫!早く行きなさい!」


八塩の言葉から、裏口から逃げて出口に辿り着いた美琴。



美琴「あっ!」


恭一郎「んっ!?」


偶然にもカード探知機の反応を調査していた恭一郎達に出くわす。



大樹「あれっ、美琴ちゃん!?」


雪乃「どうしてここにっ!?」


美琴が近くにいる事を驚く大樹と雪乃。



美琴「あなた達、さっきの…!」


恭一郎「何かあったのか…?」


恭一郎達は、美琴の顔を見て緊急事態があった事に気づく。



美琴「八塩さんが…あたしのマネージャーが大変なの!力を貸して…!」


美琴は八塩を助けるためにも、恭一郎達に助けを求める。



_



メリッサ「ふーん、こうまで上手くいくのねぇ。」



一方、イベント会場内ではメリッサが幻術魔力獣ネッキョウレンスと共にいた。



ネッキョウレンス「盛り上がり最高!」


メリッサ「ネッキョウレンスが感知した盛り上がりから、特有の熱狂オーラを奪い取って洗脳。人間の感情って様々ね。」


会場にはネッキョウレンスに熱狂オーラを奪われて操られた人々がうろついていた。



八塩「痛っ!」


そこに縄で縛られて捕まった八塩が連れて来られる。



八塩「あなた達は…!」


メリッサ「あなた、あのアイドルのマネージャーでしょ?どこ連れて行ったの?」


八塩「美琴を…どうするつもり?」


メリッサ「あの子…美琴ちゃんの歌、私も好きなのよ。で、もっと歌ってもらってネッキョウレンスに熱狂オーラを奪ってもらわなきゃね。」


八塩『リストバンド…この子も美琴のファン?』


メリッサは八塩を人質に美琴を誘い、歌わせてさらにネッキョウレンスの餌食にしようと考える。

そして密かにメリッサも美琴のファンだったのか、今回のイベントで発売されたリストバンドを付けていた。



恭一郎「ここか!」


翔「あ、メリッサ!」


そこへ到着する恭一郎達。



美琴「八塩さん!」


八塩「美琴!?この人達は…?」


メリッサ「げっ、もう嗅ぎつけたの?せっかくテレビ見て面白いなと思ってやったのに。」


雪乃「何それ…?」


恭一郎「メリッサお前、興味持った事ができたら出て来るなぁ…。」


メリッサ「ただの破壊活動なんて面白くないもん。さぁファンのみなさん、奴らから美琴ちゃんを奪い返しちゃって!」


ファンC「美琴ちゃーん!」

ファンD「美琴ちゃーん!」



メリッサはネッキョウレンスに、操ったファン達を使って美琴を捕まえるように指示する。



美琴「まだ操られている人達が…!」


恭一郎「翔、大樹、一人ずつ気絶させよう。操られているとはいえ、人間に攻撃できない。」


翔「おう!」


大樹「わかりました!」


恭一郎「とあっ!」


翔「ほっ!」


大樹「りゃっ!」


恭一郎と翔、大樹は何とか一人一人気絶させていって、操られたファン達を大人しくさせる。



美琴「ごめんなさい皆さん、せっかく観に来てくれたのに…!」


雪乃「美琴ちゃん…。」


美琴はファンのみんなに謝りながら、恭一郎達と共に前に進む。



メリッサ「あっさり来たわね。でもあなた達ではネッキョウレンスには勝てないわよ。」


ネッキョウレンス「その通り!」


恭一郎「やってみなきゃわからんぜ!いくぞ!」


翔「おう!」


大樹「はい!」



恭一郎・翔・大樹「「「メタリック…アァァァップ!」」」




電子音「Soldier Change Heat-Flame!!」

電子音「Soldier Change Blast-Aqua!!」

電子音「Soldier Change Build- Ground!!」




恭一郎、翔、大樹はMSヒートフレイム、MSブラストアクア、MSビルドグランドに変身。



ヒートフレイム「真っ赤に滾る正義の炎!メタリックソルジャー!ヒィィィトフレイムッ!」


ブラストアクア「深海のスナイパー!メタリックソルジャー!ブラストアクア!」


ビルドグランド「轟く大地の咆哮!メタリックソルジャー!ビルドォォグランドッ!」



_



八塩「あれは…メタリックソルジャー!?」


美琴「この人達が…!?」


恭一郎達が変身した事に美琴と八塩は驚く。



ヒートフレイム「いくぞ!フレイムブレード!」


ビルドグランド「グランドハンマー!」


ヒートフレイムとビルドグランドがネッキョウレンスに立ち向かう。



ネッキョウレンス「くらえ!熱狂音波!」


ヒートフレイム「ぐっ…!」


ビルドグランド「うおっ…動けない…!」


ネッキョウレンスが放つ熱狂音波を前に、ネッキョウレンスに近づけない。



ブラストアクア「これならどうだ!アクアスナイパー!」


ヒートフレイム「うわっ…!」


ビルドグランド「ぐああっ…!」


アクアスナイパーの銃弾が熱狂音波に触れて、ヒートフレイムとビルドグランドの方向に曲がった。



ブラストアクア「何っ!?あの音波で銃弾の軌道を変えられたのか…!?」


ネッキョウレンス「そういう事!攻撃は通らないぜ!くらえ!」


3人「「「うわああああああああああ…!」」」


ネッキョウレンスの熱狂音波を前に、苦戦を強いられてしまう。



美琴「うぅ…見ているだけだなんて…!」


戦いを見て、居ても立っても居られない美琴。



メリッサ「今のうちに…いけ、ウォーファイター!」


ウォーファイター「ギギーッ!」


隙を見たメリッサは、麗達へウォーファイター達を向かわせる。



麗「ウォーファイターが…!」


雪乃「きゃあああ…!」


麗達の危機かと思われたその時…。



美琴「やああっ!」


ウォーファイター「ギギギッ…!」


美琴がウォーファイターに蹴りをくらわせた。



麗「えっ…?」


雪乃「美琴ちゃん!?」


美琴「えいっ!やああっ!」


ウォーファイター「ギギーッ…!」


素人とは思えない動きで、美琴は次々とウォーファイター達を蹴散らしていく。



メリッサ「嘘でしょ…!?」


ヒートフレイム「まさか…!」


その光景にメリッサやヒートフレイム達は驚く。



美琴「ふっ…!」


さらにそんな動きをしていると、美琴のポケットから桃色のカードが落ちる。



麗「このカードは…ソルジャーカード!」


雪乃「えっ!?」


麗「あなたが最後のソルジャーカードを…!」


麗はそのカードが最後のソルジャーカードだと確認。



美琴「知っているのですか、これを…?」


麗「それはソルジャーカード。メタリックソルジャーに変身するためのアイテムよ。」


美琴「メタリックソルジャーの…?」


麗「どうやらあなたが、ソルジャーカードに選ばれたのよ。メタリックソルジャーに変身する資格を。」


美琴「あたしが…!」


八塩「美琴…!」


美琴「八塩さんにはいつも守ってもらったんだもん。あたしは守られるだけじゃなく、あたし自身が守るんだ!」


美琴は自分で戦って八塩を守ると意気込む。



麗「過酷な戦いになるわ…。」


美琴「あの人達だって戦ってるんだもの、あたしにできる事をやるだけです!」


麗「…わかったわ。このソルジャーコマンダーを使って。」


麗は美琴にソルジャーコマンダーを渡す。

すると桃色のカードはメタリックソルジャーの横顔絵柄に変わった。



美琴「絵柄が変わった…!」


麗「今こそ、変身よ!」


美琴「はいっ!」


美琴はソルジャーカードをソルジャーコマンダーに装填して変身。



美琴「メタリック…アァァァップ!」




電子音「Soldier Change Alice-Blossom!!」




雪乃「美琴ちゃんがメタリックソルジャーに…!」


麗「7人目のメタリックソルジャー、花の戦士アリスブロッサムよ!」


アリスブロッサム「アリス…ブロッサム…!」


桃色のアーマーを纏った戦士、MSアリスブロッサムとなった。



_



メリッサ「美琴ちゃんが新しいメタリックソルジャー!?」


7人目のメタリックソルジャー出現にメリッサは驚く。



ヒートフレイム「7人目か…!」


ビルドグランド「みみみみみ美琴ちゃんがっ!?」


ブラストアクア「まさか…!」


ネッキョウレンス「一人増えようが関係ない!熱狂音波!」


ネッキョウレンスは熱狂音波でアリスブロッサムを攻撃する。



アリスブロッサム「やあっ!」


ネッキョウレンス「熱狂音波が…効かない!?」


アリスブロッサム「あたしにとって、熱狂的な歓声は応援になるのよ!」


熱狂した歓声を普段から聞いているアリスブロッサムには、ダメージは無かった。



アリスブロッサム「今よ!やあああっ!」


ネッキョウレンス「ぐあっ…ぐあああ…!」


ネッキョウレンスに近づいたアリスブロッサムは、得意の格闘術で次々と攻撃をヒットさせる。



ビルドグランド「凄い…!」


ヒートフレイム「あの格闘センス、素人の動きじゃない!」


ブラストアクア「見事だ…!」


アリスブロッサム「やあっ!」


ネッキョウレンス「ぐあああ…!」


渾身のキックをくらい、ネッキョウレンスは吹っ飛ぶ。



ネッキョウレンス「ぐ…ぐ…!」


アリスブロッサム「今です!トドメを!」


攻撃を受けて怯んだネッキョウレンスを見て、アリスブロッサムはヒートフレイムにトドメを託す。



ヒートフレイム「よし、任せろ!ソルジャーアタックカード、装填!」




電子音「Heat-Flame Soldier Attack!!」




任されたヒートフレイムはソルジャーアタックカードを装填。



ヒートフレイム「うおおおおおおお、フレイムビクトリーフィニィィィッシュ!」


ネッキョウレンス「ぐあああああああああ…!」


走って下からV字を描くように斬る「フレイムビクトリーフィニッシュver.2」でネッキョウレンスを撃破。



メリッサ「ネッキョウレンス!悔しい~!」


ネッキョウレンスを倒されたメリッサは退散。



ファンE「あれっ…?」

ファンF「ここは一体…?」


操られていたファン達も元に戻った。



アリスブロッサム「良かった、みんな元に戻って。」


戦いが終わり、マスクを取る4人。



美琴「あの…改めてよろしくお願いします。」


恭一郎「あぁ、こちらこそよろしくな。」


美琴は恭一郎達3人に改めて挨拶をした。



麗「これでメタリックソルジャーが7人揃った…!」


麗はついに7人のメタリックソルジャーが揃った事を嬉しく感じた。



八塩「美琴!」


美琴「八塩さん!八塩さぁぁぁん!」


美琴は解放された八塩の無事に嬉しさを爆発させた。



大樹「一件落着ですね。」


翔「あぁ。だが大変なのはこれからかもな…。」


雪乃「どういう事?」


恭一郎「すぐにわかるさ…。」


一件落着で済んだ今回だったが、果たしてこのまま美琴は仲間になれるのだろうか…。







続く



_



次回予告


 7人目のメタリックソルジャー、アリスブロッサムになった美琴に仲間になってもらうべく、恭一郎と麗は美琴の事務所へ。だが社長はメタリックソルジャーになれる事を売りに商売しようとしていた。

事務所の方針か自らの想いか、悩む美琴は…。



次回、第22話「大事な心」

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