第13話「3幹部大襲撃!」
戦いを経て、改めて恭一郎達の仲間となった翔。
数日後、とある採石場にて、麗が開発した翔専用のソルジャービークルのテストが行われていた。
ブラストアクア「これが、俺のソルジャービークル…!」
麗「そう、名付けてブラストスコード!早速性能テストしましょう。」
ブラストアクア「おうっ!」
青色のパトカー型ソルジャービークル「ブラストスコード」に乗ったMSブラストアクア。
ブラストアクア「よし、ブラストスコード発進!」
近くで麗が見守る中、ブラストスコードは走り出した。
ブラストアクア「ん、あれはソルジャージェット…!」
ヒートフレイム「翔、ブラストスコードの性能テスト、俺が相手をする!」
そこにMSヒートフレイムが操縦するソルジャージェットが現れる。
ヒートフレイム「行くぞ、ジェットバルカン!」
ブラストアクア「くっ、はあっ!」
ブラストアクアは、ブラストスコードを上手く操縦して「ジェットバルカン」を軽々と回避していく。
ブラストアクア「あのバルカンにはこれだ!スコードレーザー!」
ブラストスコードの上部に装備された「スコードレーザー」でバルカンを相殺する。
ヒートフレイム「おぉ、やるな!」
ブラストアクア「あぁ、凄いぞこのビークル!何よりもしっくりくる乗り心地だ。」
麗「どうやら、性能テストは大成功みたいね。」
ソルジャービークルのテストはバッチリで、麗も一安心である。
鋼鉄戦記メタリックソルジャー
第13話「3幹部大襲撃!」
_
テスト終了後、MS秘密基地に集まった3人。
麗「翔さん、これを渡しておくわ。」
翔「これは、ソルジャーサブウェポンカード?」
麗は翔にソルジャーサブウェポンカードを渡す。
麗「これでブラストアクアの装備は一通り揃ったわ。」
翔「ありがとうな、みんな。」
錬堂「何を言ってるんだ、気にする事ではないぞ。」
満里奈「そうですよ。」
錬堂と満里奈も嬉しそうである。
満里奈「…ん、電話?受付からだわ。もしもし…。」
恭一郎「受付…本社に訪問者かな?」
錬堂「ほぉ、だが仕事の訪問者の予定はまだまだ先のはずだが…。」
恭一郎「え、じゃあ一体…?」
満里奈「…わかりました、すぐに向かいます。社長、受付に行ってきます。」
錬堂「わかった、行ってらっしゃい。」
MS秘密基地から社長室、さらに受付に降りた恭一郎、翔、麗、満里奈。
???「あ、来た。」
満里奈「拓馬?どうしたのここに?」
恭一郎「満里奈さん、この子知り合い?」
満里奈「あぁ紹介した事が無かったわね。この子、息子の拓馬です。」
恭一郎・翔「む…息子っ!?」
待っていたのは満里奈の一人息子、三田拓馬だった。
麗「満里奈さんはシングルマザーなのよ。」
恭一郎・翔「シ…シングルマザー!?」
さらに満里奈がシングルマザーである事も発覚して、驚く恭一郎たち。
拓馬「母さん、これ忘れ物。」
満里奈「あっ、私の弁当!?持ってくるの忘れていたのね。」
拓馬「もう、しっかりしてよ母さん。」
満里奈「ごめんごめん、届けてくれてありがとうね。」
拓馬「ところで、この人達は…?」
恭一郎と翔とは初対面の拓馬は、よそよそしい態度を見せる。
満里奈「この人達は同僚の人達よ。」
恭一郎「拓馬くんだったね、俺は暁恭一郎だ。」
翔「的場翔、よろしくな。」
拓馬「よ…よろしくお願いします。
とにかく、僕もう帰るね。」
麗「あ、それなら私が近くまで送っていくわ。」
拓馬は帰ろうとするが、すぐ近くまで送ると言って麗が着いて行った。
_
麗「そういえば、拓馬くんいつもと違った気がするな…。」
拓馬「えっ?」
麗「何かあったの…?」
麗は拓馬の様子がおかしかったので話を聞く。
拓馬「ちょっと最近、母さん帰りが遅いんだよね…。」
拓馬は最近帰りが遅い満里奈に対して不満を持っているという。
母親しかおらず、満里奈の仕事の都合から一人で過ごす事が多く、寂しい思いもしている。
拓馬「最近忙しそうだし、仕事大変なんだろうな…とは思ってるけど。」
しかし、満里奈も拓馬のためにと仕事を頑張っている事を知っているため、拓馬は何も言えなかったのだ。
麗「そうなのね…満里奈さん凄いな一人であれもこれも…!」
拓馬「へっ…?」
麗「ふふっ、私も負けてられないな。」
拓馬「そういえば麗姉ちゃん、メタリックソルジャーって知ってる?」
麗「メタリックソルジャー?」
拓馬「最近よくニュースになってるんだよ、ウォーレンスと戦う鎧のヒーローって。」
メタリックソルジャーは最近ニュースで話題になっているのだ。
麗「ニュースでやってたのね…。」
拓馬「僕、いつかメタリックソルジャーみたいなヒーローになりたいんだ!だから毎日鍛えるんだ。」
麗「あら、それはいいんじゃないかな?あれっ…!?」
その時、突然2人の周りにウォーファイター達が現れる。
ウォーファイター「ギギッ!」
麗「どうしてウォーファイターが…!?」
ウォーファイター「ギーッ!」
麗「なっ…っ…!」
拓馬「…!」
ウォーファイター達は麗と拓馬を睡眠薬が染み込んだハンカチで押さえて、眠らせた。
ギーン「よし、連れて行け!」
ウォーファイター「ギーッ!」
そこに現れたギーンはウォーファイターに連行するように命令した。
その頃、MS秘密基地で満里奈から話を聞いた恭一郎と翔。
恭一郎「なるほどなぁ…苦労してたんだなぁ満里奈さん。」
満里奈「まだまだ7歳だからねあの子…先は長いけど立派に育ってほしいのよね。」
翔「色々考えてるんだな。」
恭一郎「でもいいんですか?あの年頃だともう少し親と一緒にいたいんじゃない?」
満里奈「私どうにかしなきゃとは思ってるんだけどね…考えてあげなきゃね…。」
恭一郎「…ん、通信?」
そんな話をしていると、恭一郎のソルジャーコマンダーに通信が入る。
結衣「恭さんですか?」
恭一郎「結衣か!どうしたんだ?」
通信の相手は結衣だった。
結衣「大変なんです!麗さんと男の子がウォーファイターに連れて行かれたんです!」
恭一郎「はっ!?雨宮が…男の子って事は…!」
満里奈「まさか拓馬…!?」
結衣「今、追いかけている所です!恭さん、加勢をお願いします!」
恭一郎「よしわかった、すぐに追いつく!よし、行こう翔!」
翔「おうっ!」
恭一郎と翔はすぐに出動しようとする。
満里奈「待って、私も着いて行きます!」
すると満里奈も着いて行くという。
恭一郎「満里奈さん、気持ちはわかるが…。」
翔「戦闘になったら、危険な目に遭うかもしれないんだぞ?」
満里奈「わかってます!でも拓馬の事が心配なんです…!」
拓馬がさらわれた事を心配している満里奈は、気が気でないのだ。
錬堂「連れてってあげたまえ。」
恭一郎「錬堂さん!?」
それを見かねた錬堂も、満里奈を連れて行く事を頼んだ。
錬堂「ブラストスコードもあるわけだし、おそらく大丈夫だろう。それに親というのは、子供の身に何かあると黙ってられないものなんだよ。」
翔「…まぁ、確かにそうだな。」
恭一郎「じゃあ満里奈さん、危険な真似はしないでくださいね。」
満里奈「わかりました、よろしくお願いします!」
恭一郎と翔は了解して、満里奈を同伴させる事に。
恭一郎はヒートチェイサー、翔と満里奈はブラストスコードに乗り込むと、共に出動した。
_
とある採石場。
ギーン「ふん、大人しくしているようだな。」
檻に入れられた麗と拓馬の前に現れるギーン。
麗「私達をどうするつもりなの?」
ギーン「どうするって…あくまでお前らはメタリックソルジャーをおびき出すための餌さ!」
麗「メタリックソルジャーの…!?」
ブロード「そういう事だ。」
メリッサ「ふむ…。」
するとギーンの後ろに現れたブロードとメリッサ。
ウォーレンスの3幹部が揃って登場したのだ。
拓馬「…っ!」
麗「大丈夫よ、絶対メタリックソルジャーが駆けつけてくれるわ。」
怖いのを必死に抑えようとする拓馬を見かねて、麗は勇気づけようとする。
メリッサ「でも私達が直接出なきゃいけないなんてねぇ…。」
ギーン「失敗が続いたんだ、俺達でやるしかない!というかメリッサ、ここにまで来て漫画読んでるんじゃない!」
ブロード「おーい、来たぞー。」
そうこうしていると、恭一郎と結衣が乗ったヒートチェイサーが先に到着した。
恭一郎「ウォーレンス!」
ギーン「来たなメタリックソルジャー!」
ギーン達は恭一郎と結衣の前に立ちはだかる。
ブロード「あれっ、2人だけ?」
ギーン「確かに…ブラストアクアはどうした!?」
翔「俺はここだっ!」
その隙をついてブラストスコードが到着。
翔「スコードレーザー!」
「スコードレーザー」を檻の鍵にピンポイントで命中させる。
麗「鍵が壊れた…今よ拓馬くん!」
拓馬「うんっ!」
麗は拓馬を連れて檻から脱出、恭一郎達の所へ辿り着いた。
そしてブラストスコードから降りた翔と満里奈。
満里奈「拓馬!」
拓馬「母さ~ん…!」
満里奈「良かった…無事で良かった…!」
満里奈はすぐに拓馬の元へ行って、無事を喜んだ。
恭一郎「雨宮、満里奈さんと拓馬くんを頼む!」
麗「わかったわ!2人とも、こちらへ!」
麗は満里奈と拓馬をブラストスコードの中へ避難させる。
ギーン「やっと来たな、メタリックソルジャー!」
結衣「幹部の人達ばかりですね…!」
恭一郎「まさか直接出て来るとはな…!」
ブロード「俺達が出てきたからには、覚悟してもらうぜ!」
メリッサ「パパ上に怒られるのも面倒だしねぇ。」
翔「これは相当苦労しそうだ…!」
恭一郎「よし、いくぜ翔!結衣!」
翔「おうっ!」
結衣「はいっ!」
恭一郎「メタリック…アァァップ!」
翔「メタリック…アァァップ!」
結衣「メタリック…アァァップ!」
電子音「Soldier Change Heat-Flame!!」
電子音「Soldier Change Blast-Aqua!!」
電子音「Soldier Change Blair-Wind!!」
ヒートフレイム「真っ赤に滾る正義の炎!メタリックソルジャー!ヒィィィトフレイムッ!」
ブラストアクア「深海のスナイパー!メタリックソルジャー!ブラストアクア!」
ブレアウィンド「吹きゆく緑の烈風!メタリックソルジャー!ブレアウィンド!」
恭一郎、翔、結衣の3人はMSヒートフレイム、MSブラストアクア、MSブレアウィンドに変身して戦闘体勢に入った。
_
ヒートフレイムはブロードと、ブラストアクアはギーンと、ブレアウィンドはメリッサと、それぞれ戦いが展開される。
ヒートフレイム「お前と直接戦うのは初めてだな…!」
ブロード「このブロードのパワーを受けてみよ!」
ヒートフレイム「くらえ、フレイムブレード!」
ブロードと初戦闘になるヒートフレイムはフレイムブレードで戦う。
だが…。
ヒートフレイム「ぐっ…!」
ブロード「ふんっ、痛くもかゆくもない!」
頑丈なボディのブロードに大きなダメージを与えられない。
ヒートフレイム「何て硬い装甲だ…!」
ブロード「今度はこっちからいくぞ!ブロードスティック!」
ヒートフレイム「うおあっ…!」
逆にブロードの専用棍棒「ブロードスティック」の攻撃を受けてしまうヒートフレイム。
ブレアウィンド「ウィンドアロー!」
ブレアウィンドはウィンドアローを使って遠距離戦をしようとする。
メリッサ「そんな逃げ腰じゃ勝てないわよ!」
ブレアウィンド「ぐっ…!」
メリッサの専用鞭「メリッサウィップ」に首を絞められ、距離を縮められる。
メリッサ「くらいなっ!」
ブレアウィンド「きゃああっ…!」
距離を縮められた所で、集中攻撃をされるブレアウィンド。
ブラストアクア「くらえっ!」
ギーン「何のっ!」
そしてアクアスナイパーとメタルブラスターを持って戦うブラストアクアはギーンと互角の戦いを繰り広げる。
ギーン「そこだ!ギーンスラッシャー!」
ブラストアクア「なっ…!?」
だが一瞬の隙をつかれてギーンにアクアスナイパーとメタルブラスターをはらわれてしまう。
ギーン「ガラ空きだぞ!おらぁ!」
ブラストアクア「ぐあっ…!」
武器が無く丸腰になったブラストアクアにギーンはギーンスラッシャーで攻撃、倒れるブラストアクア。
ブラストアクア「このままじゃ…そうだ!あれなら!」
何とか形勢を逆転しようと考えると、何かを思い出した。
ブラストアクア「こいつだ…!ソルジャーサブウェポンカード、装填!」
電子音「Soldier Sub Weapon Soldier Dagger!!」
ソルジャーサブウェポンカードを出したブラストアクアはソルジャーコマンダーに装填する。
すると2本のダガー「ソルジャーダガー」が出現。
ブラストアクア「これが…!ソルジャーダガー!」
ギーン「そんな刃物で勝てるとでも思ったか!?」
ブラストアクア「行くぞ!」
両手でソルジャーダガーを装備したブラストアクアはギーンに接近戦を挑む。
ブラストアクア「ほあっ!とおっ!」
ギーン「なっ、ちょこまかと…ぐあっ!」
無駄の少ない攻撃で、ギーンにダメージをくらわしていく。
ヒートフレイム「ソルジャードリル!とああっ!」
ブロード「そんな攻撃が…ぐあああああ!」
ヒートフレイムもソルジャードリルを装備してブロードのボディにじわりじわりとダメージを与えていく。
ブレアウィンド「展開、ウィンドウイング!」
メリッサ「くっ、空に…!?」
ブレアウィンド「ソルジャーブーメラン!」
メリッサ「くっ、ちょ…離れない…!」
ブレアウィンドもウィンドウイングを展開して、空中からソルジャーブーメランでメリッサのメリッサウィップをけん制。
ブレアウィンド「今です!ウィンドアロー乱れ撃ち!」
メリッサ「ぐっ、あああああ…!」
その隙にウィンドアローの攻撃をメリッサに当てていく。
ブラストアクア「せいっ!」
ギーン「うわっ…!」
ブラストアクアはジャンプして、ソルジャーダガーをギーンに投げると、距離をとった隙にアクアスナイパーとメタルブラスターを拾う。
ブラストアクア「合体!スナイパーブラスター!」
アクアスナイパーの後部にメタルブラスターを合体させて、スナイパーブラスターにする。
ヒートフレイム「ブレードブラスター!」
ブレアウィンド「アローブラスター!」
ヒートフレイムとブレアウィンドもそれぞれブレードブラスター、アローブラスターに合体させる。
ヒートフレイム「よし、一斉攻撃だ!」
ブレアウィンド「はいっ!」
ブラストアクア「くらええええっ!」
3人は3幹部に一斉に銃撃。
ギーン「ぐわああああ…!」
ブロード「おわああああ…!」
メリッサ「あぁあああああ…!」
通常のメタルブラスターよりも強力な攻撃が命中する。
ブロード「ぐっ…くそ…!」
メリッサ「ケホ…ケホ…!」
ギーン「おのれ、覚えていろよ…!」
ダメージを受けたギーン、ブロード、メリッサは退却していった。
_
3幹部を退ける事に成功した3人はメットを取る。
恭一郎「何とかなったな…!」
結衣「はい、でもやっぱり手強かったです。」
翔「これからも多く戦う事になりそうだしな…こっちがリードした状態で終わったのは大きい。」
麗「ありがとう、みんな。」
恭一郎「いやいや、無事で一安心だよ。満里奈さんも一安心みたいだな。」
満里奈「はい、本当にありがとうございます…!」
麗と拓馬を救出できて、満里奈も無事で一安心だ。
拓馬「お兄ちゃん達がメタリックソルジャーだったんだね!」
恭一郎「あぁ、そうだな。」
拓馬「凄いや!僕、大きくなったらお兄ちゃん達みたいに強くなって、母さんを守るんだ!」
満里奈「拓馬…!」
思わず涙する満里奈。
恭一郎「そうか、ならこれからも頑張らなきゃな。」
拓馬「はいっ!」
恭一郎達は、そんな拓馬を応援した。
サタンウォーレンス「おのれバカどもがあああああああああああああああああ!」
一方、キングウォーレンスでは敗走した3幹部にサタンウォーレンスはご立腹。
Dr.ミーヤス「サタンウォーレンス様。」
サタンウォーレンス「何だミーヤス!今虫の居所が悪いんだが…!」
Dr.ミーヤス「実は私の知人から連絡がありまして、地球に向かっているそうでして…。」
サタンウォーレンス「知人とは…まさか…!」
Dr.ミーヤス「はい、宇宙用心棒のあいつです…!」
Dr.ミーヤスが言うその知人の正体とは…。
続く
_
次回予告
宇宙からDr.ミーヤスの知人である用心棒、ゴダーイが地球にやって来た。その実力を前にヒートフレイム、ブラストアクアは苦戦を強いられる。
果たしてメタリックソルジャーに勝機はあるのか…!?
次回、第14話「宇宙の悪しき用心棒」




