万葉集はじめました

気晴らしの山登り no.2 舒明天皇（じょめいてんのう）

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大臣の稲目（いなめ）は天皇の外戚であったので、やがてそれを利用して権威を振るい始めます。

稲目（いなめ）は、神社の代わりに寺を建造し、仏教の世を広めようと考え、巧みに欽明天皇（きんめいてんのう）に働きかけます。

そうして時代は新しい技術や知識を持つ渡来の僧侶の力を頼り、取り入れていくことになるのです。

しかし、しだいに軽んじられていく旧来の呪術や儀式……神職を司る中臣鎌子（なかとみのかまこ）はそれを恐れ、物部尾輿（もののべのおこし）と共に大反対をして、稲目（いなめ）との対立を深めていきました。