プロローグ
①本作品は英語的表現を大変多く含むため、英語の点数が18点未満の方の閲覧は法律で禁止されています。
また、本作品に登場するキャラクターは全て英語の点数が18点以上で、作者は19点です。
②閲覧中に吐き気・苦痛・快感などを感じた場合は直ちに閲覧を中止し、医者か医師にご相談ください。
③食品ではありませんので、口や***に入れないで下さい。万一入れてしまった場合は、速やかにダして下さい。
④大変中毒性が強いので目に入れると危険です。万一目に入った場合は、直ちに大量の他作品で洗い流し、医者か人生の先輩にご相談ください。
⑤お子様の手の届かない場所に保管して下さい。小さいお子様が閲覧しないようにご注意ください。万一飲み込んだ場合は諦めてください。
⑥本作品は電子書籍ですので、持ち運びにご注意ください。
⑦本作品はパロディですので、運営の近くに置くと変形する恐れがあります。
また、レビューや一言で寒暖の差が激しいと割れる場合もありますのでご注意ください。万一割れた場合は直ちに破棄して下さい。
⑧本作品は弾幕シーンを含みます。
⑨本作品は馬鹿にしか読めません。
死神、死という字と神という字で構成されているこの言葉に違和感を感じたことがあるだろう。彼等は単純に悪いわけではないのだ。タロット占いでは、悪魔のカードは悪の意味を持つが、死神のカードは転生の意味を持つ。元々の死神は、転生を司る神だった。しかし、他の神との関係がうまくいかなかったがために、地獄に堕とされてしまった。
「神様なんていないんだ神様なんていないんだ神様なんていないんだ神様なんていないんだ神様なんていないんだ神様なんていないんだ神様なんていないんだ神様なんていないんだ神様なんていないんだ神様なんていないんだ神様なんていないんだ神様なんていないんだ神様なんていないんだ神様なんていないんだ神様なんていないんだ神様なんていないんだ神様なんていないんだ神様なんていないんだ神様なんていないんだ」
昭和12年
一人の少年が仏壇の前で泣いている。
線香を立てるあの砂に、何度も何度も針金のようなものを突き刺していた。
涙が止まり、もうやめようとしたそのとき、少年は異変に気付いた。
(手が止まらない!)
さくさく さくさく
(なにこれ、怖い!)
さくさく さくさく
「ごめんなさいっ!」
さくさく さくさく
「もう神様の悪口言いませんっ!」
さくさく さくさく
「許して下さいっ!」
さくさく さくさく
「ごめんなさいっ!」
さくさく
(止まった…?)
その日から、彼は不思議な力を得たという。
軽い怪我や病気なら触るだけで治し、重い病気でも治療法を完全に読み取ることができた。
医療の発達が不充分だった当時、この力は大変重宝された。
彼は大勢の人の病気を治したが、幼い娘を残し結核で亡くなった。
最後まで自分自身の病気を治すことはできなかった。
現在、彼の娘には三人の息子と五人の孫がいる。
これは、五人の孫のうち一番上の少年の物語である。
世の中理不尽なことばかりだ。
何故、学校に遊ぶ物を持ってきてはいけないのか。
何故、遊戯王をしているとダメ人間なのか。
何故、部活なんてものがあるのか。
何故、六時半完全下校なのか。
何故、学生は麻雀をしてはいけないのか。
何故、学校で遊ぶ俺達は目の敵にされ、平気で他人を傷つける奴らが野放しなのか。
何故、オタクではいけないのか。
必要のない「常識」が多すぎる。
「良識」より「常識」を重んじる意味が解らない。
それが、中学のときの俺だった。
本当に悔しかった。
自分の性格が「常識」にそぐわないという理由で苦い思いをしなくてはならない。
かといって、自分の性に合わない事はしたくない。
このジレンマから解放されるために、自由になりたかった。
規則が厳しく、運動部無双のこの中高一貫校に、あと三年いたら本当に死んでしまうと思った。
中高一貫校とはいえ高校に上がる際、他の中学から受験してくる奴もいる。だから、高校入試もある。しかし、俺達のような中学からこの学校にいた勢には「どんなに点が低くても確実に受かる」というハンデがあった。
極論をいうと、中学からこの学校にいた勢にとっての入試とは、クラス分けの参考資料と、奨学金の争奪戦でしかない。
他の中学から受けた奴らも含めて、上位50名が、学費全額免除となる。
俺の家庭が貧しかったので、この奨学金をとらなくてはならなかった。まあ、この馬鹿の集まりで50位など、手を抜いても入るのだが。
学費がかかる他の高校に行くなど、論外だった。
が、しかし、政権交代による御民主党の「高校無償化」が突如採用されたことにより事情がかわった。
公立の高校に行けば、ケツで受かろうがタダだ。それどころか、私立の中高一貫のほうが、修学旅行の何某でかかる金が高いのだ。経済的に、他の高校を受験する理由ができた。
そもそも、何故、こんな中学に行く事になっかたかというと、普通に学区の中学に行くより近かったからだ。俺は、小学生の頃、他人の半分くらいしか体力が無かったので、近い中学に行った方がいいって事だった。しかし、今では、二年間テニス部をやったので、常人より少しだけ少ない程度の体力がある自信がある。つまり、もうこの学校に通い続ける理由が無いのだ。
以上の二点で母を説得し、他の高校を受験した。
俺にとって学校は勉強する場所ではない。遊ぶ場所だ。
俺は遊ぶのが大好きだ。その理由については別の機会に語るとして、とにかく遊ぶのが大好きなんだ。
勝負の無い生活など有り得ない。全てを投げてでも日々、確率に生きたい。俺みたいな奴は世間的にダメ人間と呼ばれる。
そんな俺が入学した高校は、南高校だ。
この地域のトラップクラスの高校は、東高校、南高校、西高校、北高校の四校があり、南高校はその中でも一番だ。
しかし、そんなことはどうでもいい。
南高校の良さは校風が自由な点だ。何を持ってきても、何をしていても、何も言われない。
本当に悔しかったのだ。本来、スポーツもカードゲームもボードゲームも、みんな遊びだ。みんな勝負だ。みんなスポーツだ。みんなスポーツマンシップに則りルールの範囲内でやるもんだ。
それなのに、俺は好きな種目が悪かったために、机の下に隠れてこそこそと遊ばないとならないのだ。
運動してれば上等で、確率に生きれば下等なのだ。弱い者を傷つけても運動さえしてればよいのだ。そんなわけがない。
とやかく言っても世の中は変わらない。自分が楽しく過ごすため、自由の地、南高校に赴く。
次回予告
突如光を発した英単語帳、白い頁に衝撃の文面が浮かび上がる。
舞台設定
ここは新しく出来た県、開拓県(通称フロンティア)である。開拓県は日本の東の方にあるらしい。
東高、南高、西高、北高がある開拓県の開拓市は、東区、南区、西区、北区、白亜区、撥音区、中央区に別れており、高校と地区が対応している。
簡単に高校の特徴を挙げると、
東高 正統 どこに出しても恥ずかしくない普通にできる高校
南高 自由 規則が無い自由な高校
西高 豪華 外から見ると校舎や生徒が輝いて見える高校
北高 選良 どこにでもありそうなくそ真面目な高校
がベスト4の高校で、その他の高校に
丘高 冷静 精神年齢が高い高校
青高 青春 どう考えても男女比がおかしい高校
平高 普通 とにかく普通な高校
喪高 終点 人として終わってる奴らが集まる高校、近所にある
獅高 体育 運動馬鹿どもの中高一貫校、近所にある
僚高 極悪 あまり関わりたくない怖い高校
と沢山挙げてみたが、やはり重要なのはトップ4の高校だ。